サワークラウト | ドゥーラのりこ

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オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

Sauerkraut(サワークラウト)ってご存知でしょうか??

もともとはドイツの伝統的な漬物なのですが、ヨーロッパのいろんな国でも昔から食べられていました。

さすがお肉料理の多い国、ドイツで生まれただけあって、お肉との相性メチャ良しです。

お肉や乳製品って、体を酸性にしてしまいますが、サワークラウトのような発酵物と一緒に食べると中性化されます。
体が酸性になり過ぎないように、昔から上手にお肉(酸性)とサワークラウト(アルカリ性)一緒に食べるようになっていたんですね。
もちろん、その時代は酸性やアルカリ性など、という情報はなかったのでしょうが…

最近は、お肉と発酵物を一緒に食べる、という習慣は消えつつあるのではないでしょうか?

お肉とパスタ… 酸性!
お肉とパン… 酸性!
お肉とチーズ… 酸性!
お肉とポテト… 酸性!
お肉と豆… 酸性!

体が酸性になり過ぎたら、ありとあらゆる健康への被害が出てきます。

お肉と野菜の相性はいいのですが、野菜は体の中でアルカリ性になるまで時間がかかります。

一方、発酵ものは体内をアルカリ性にする性質がものすごく強いので、お肉や乳製品にはもってこい!なのです。

伝統的なサワークラウトはキャベツを使いますが、野菜ならどれでもサワークラウトが出来ちゃいます。

サワークラウトは常に発酵し続けるので、長ければ長いほど美味しいんです!生のままなので、酵素はもちろん、ビタミンもそのまま!(特にビタミンC)良い菌も沢山なので、胃腸にもよろし~。
現代では忘れ去れつつある健康食です。

サワークラウトについて面白い記事を見つけました。目

その昔、英国の冒険家キャプテンクック(Captain James Cook 1728-1779)が27ヶ月間に渡る船旅をした時、60たる(Barrels)ものサワークラウトを船に積んだそう。
27ヶ月間、サワークラウトを食べ続けた船員達は風邪や病気になることもなかった。
そして最後に開けたたるの中のサワークラウトは27ヶ月もの間発酵していたので最高の味だったそうです。
冷蔵庫もない時代に、こんだけ長い間キープ出来たんですね。


サワークラウトは作るのが簡単~

材料

ガラス瓶 小さいものだと7個ぐらい。中だと5個程度かな。
キャベツ 1玉
天然塩 大さじ2 (乳清を持っている人は天然塩大さじ1に乳清大さじ4)
キャラウェーシード(Caraway seeds) 大さじ1 キャラウェーシードがない場合は、他のお好みの乾燥ハーブでもいいですが、伝統的にはキャラウェーを使います。ハーブ全くなしでも出来ますよ。

作り方

ガラス瓶を熱湯消毒かオーブン消毒しておきます。
私はオーブン消毒のほうが簡単なので、好き。180度のオーブンで5分間消毒。蓋は2~3分程度。
もったいないので、他のいろんな瓶も一緒に消毒~。
$マイペースでEco&Organicライフ in シドニー


キャベツを細~く切ります。私は手っ取り早くスライサーで。

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そこへ全ての材料を入れて、叩く!
私はクッキングハンマーみたいなものを持っていないので、小さめのガラス瓶でボコボコッ!!

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10分ほど叩いていると、キャベツの汁が沢山出てきて、キャベツの体積もだいぶ小さくなりました。
キャベツの汁が出れば出るほどいいです!
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それを消毒されたガラス瓶(冷ましておくこと)に入れる。
キャベツをギューギューとスプーンで押しつぶすような感じで入れ、液体がキャベツを覆う感じが一番良いのですが、あまり液体がない場合はそれでも大丈夫。上は2センチほど空間を空けておきます。発酵するにつれてキャベツが膨らんできます。
蓋をしっかり閉めて、室温で3日間程度置いておきます。

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寒~い冬なら4~5日間ぐらいは室温においておいたほうがいいです。

後は、冷蔵庫へ。
すぐに食べれますが、最低でも更に1週間待ったほうが美味しいですよ~。
数ヵ月後にはもっと美味しくなっています。

お肉やお魚との相性はもちろんいいのですが、サラダやスープに入れても美味しいです。

キャベツと一緒に、他の野菜を入れて発酵させても美味しいですよ。玉ねぎやニンニク、生姜、唐辛子、ニンジン等… アイデア次第です。


ちなみに体内が酸性ではなく、常にアルカリ性である場合、病気予防はもちろん、がん予防にもなるって聞いたことありますか?
ガン細胞はアルカリ性の環境では育たないんです。興味深いですよね~。