随分久しぶりの環境関連のブログ更新です。

今回は、僕のファームで休耕している狭いエリアをビオトープ化させて、
小動物や昆虫たちが遊びに来やすいエリアの手入れした後の様子を
画像で紹介します。


単なる雑草駆除していない場所に見えると思います

モッチー奥山 公式ブログ


ビオトープとは -

ビオトープとは?環境用語。

生物の個体あるいは個体群がすんでいる場所のことで「生息場所,すみ場所」。
明確な定義はありませんが,単に位置的な場所としてのみとらえるのではなく,
ある種の個体及び個体群が,生存できるような
環境構成 する大気 ,土等の
生物 的諸要因 と、動植物微生物生物 的諸要因 の状態を有する 特定の 場所として
考え られています。


雑草群の中で埋もれていた花が成長しやすいように環境を整えました。
撮影時には何も訪問してきませんでしたが、人の気配がなくなると、
モンシロ蝶やモンキ蝶などが花に集まってきます。

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下の画像のような小さな花にはベニシジミ蝶やミツバチなどがやってきます。


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もうそろそろ開花する予定のユリなどもこのエリアに共存しています。


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角度を変えてエリア全体を撮影しました。
これでも雑草をかなり除去した後のエリアです。

春から夏にかけては黄色や紫の花が常に開花していました。
もちろん花が開花したきれいな様子を公開するのが望ましいことかと思いますが、
ともすると、この時期にはエンジン草刈機や除草剤などを使用して
ほぼ完全に草花を消滅させてしまう場合もあるので、
あえてこの時期に、雑草に埋もれた花やこれから成長する花などが成長しやすい環境に
整えてあげることも非常に重要な作業だと僕は考えてます。


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上の画像とほぼ同じエリアですが、こちらは細長いエリアで腰丈くらいの樹木や、
皇帝ダリアなどの丈の長くなる花などが混在しているエリアです。
今の時期にはナデシコやホウセンカなどが咲いています。


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かなり前に都会から完全移住してこられたご近所さんの手作りログハウスと、
このエリアの間には、オーガニック緑茶の茶園があります。

オーガニック緑茶の栽培に欠かせないのが、茶園周辺の自然環境だと僕は考えています。
茶園の周辺が除草剤を大量に散布した「無雑草地帯」であったり、農薬や化学肥料などを
大量に使う作物などが栽培されていては、間接的にその影響を受けてしまうことになるので、
オーガニック茶園をぐるりと一周するエリアに、自然に生息する草花や樹木などが心地よく
共存できる環境作りをしています。

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過去の茶園管理作業2011年の様子はこちら


ほとんど手作業によるエリア管理なので、作業時間やその労力、肉体的疲労はハンパないです。


ビオトープは歓迎される事も多いが、反対派も存在する。
ビオトープには維持管理に多大な手間がかかる。
庭園では植物の生長に応じて間引 きや整枝などを適宜施さなければならないが、
ビオトープでこれを怠ると密な植栽が関係してたちまち藪(やぶ)のような状態になる。

また園内に池を設置する場合でも、特に環流型にする場合、水の浄化設備に通常の
庭園よりも高い能力を要求する。
よって誰が面倒な管理をするのか、あるいは予算的な問題など、ビオトープ 作庭には
諸手を挙げて賛成するわけにもいかない面もある。
公共的な空間では施工計画にあたって議論が生ずる事もある。


茶園には毎年秋にEM発酵たい肥を土壌に投入して、有機土壌化の体制も
整えています。


購入先はこちら
〒409-3305 山梨県南巨摩郡身延町下田原2548 (地図)


ペレット状に固型してあり散布しやすい肥料
http://www.kyonan-eisei.jp/special.html

特徴

醗酵促進剤としてEM菌(有効微生物群)を製品重量あたり5%使用
窒素(N)リン酸(P)加里(K)のバランスがとれた脱水汚泥と
食品残査を混合した醗酵肥料



原料

脱水汚泥・食品残査・米ヌカ・フスマ・モミガラ