2012ロンドンオリンピック バレーボール世界最終予選|TBSテレビ

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「2012ロンドンオリンピック バレーボール世界最終予選
番組公式サイト。


日本 VS チャイニーズタイペイ5月20日(日)


日本jpn 3 { 25-16
25-13
25-14
} 0 tpeチャイニーズタイペイ

戦評

 予選2日目の対戦相手は、世界ランキング28位と格下のチャイニーズタイペイ(日本は3位)。

しかし、監督は日本人の坂口氏(元嘉悦大監督)、4年前のアジア大会には1-3で敗れているとあって、

侮れない相手だった。

 日本は第1セット序盤だけでサーブを3本(第1セットで5本ミス)ミス。

先にチャイニーズタイペイにテクニカルタイムアウトを取られる苦しい展開とな る。

しかし、直後にエース木村が2本のバックアタックとサービスエースで3連続得点を奪うと逆転。

対角の江畑の活躍もあって、まずセットを先取する。

「1、2セットともに立ち上がりが悪かった」。

試合後、眞鍋監督が振り返ったとおり、第2セット序盤もチャイニーズタイペイのオウ、

チンらに連続失点を許 し、またもリードされてしまう。

しかし、ここからまたも日本の集中力がアップ。

木村が得点に、ブロックに活躍すると、東レのチームメイト荒木も2本ブロックするなど、

攻防にいいリズムとなり25-13でセットを連取した。

 続く第3セットは、開始から新鍋を投入。試合後、「緊張していました」と語った新鍋だが、

持ち味のディフェンスだけでなく、アタックも4本決める活躍を見せた。

また迫田も江畑に代わって途中出場すると、サイドからの攻撃で存在感を示している。

6連続得点をはじめ、次々と連続得点を決めた日本は、最後、木村がセンターから

強烈なアタックを決めて勝負あり。

今日の試合は、メンバー全員が出場。

最終予選をコートで味わったことは、激戦が予想される大会後半につ ながるはずだ。

 3連勝を目指す次戦は、22日(火)のタイ戦。今日の試合で、強豪セルビアにストレート勝ちし、

波に乗っているだけに厳しい戦いとなりそうだ。

インタビュー

木村沙織
「しっかり1勝できてよかったです。まだまだもったいないミスもあるなと思いました。
次は、苦しい試合になると思うので、サーブで攻めたいと思います」

荒木絵里香
「チームとしていい形で勝ちきることができました。メンバー全員がコートに立って、
いい感触をつかめたと思います」

平井香菜子
「前半、サーブレシーブがしっかり返って、速い日本の展開が作れていたので、
途中出場でしたが、力を抜いてプレーすることができました」

写真館

Back Number


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まだ本調子ではない眞鍋全日本女子バレー。


今日は、センター攻撃を適時に活かしサイド攻撃を有効に使う戦術が効果的な

試合内容だった。

キャプテンの荒木選手のブロックが決まりだすと、途端にセットの流れをつかんでいた。


バレーボールは技術よりもセット内の雰囲気で得点も失点もする展開の激しい競技だ。

サッカーのマンチェスターCの最終戦を視たが、絶望的な試合の流れをロスタイムからの

試合の流れで、見事に劇的な勝利を勝ち取っていた場面がとても印象的だった。


ベースボールの試合でもそうだが、試合の流れは守備陣のファインプレーから

繋がる次の回の攻撃に試合展開の鍵がある場合がかなりの確立で高いと思う。


世界のトップチームやトップ選手たちの凄さは、多分、持てる技術力を試合の

流れの中で常に効果的に出せるところだと思う。

そこが凄いから「一流選手」と呼ばれるんだと思う。

男子サッカーだと「FW 香川真司」と言う選手などは、その典型的な例だ。

日本人はお人好しが非常に多い民族。

確かに世界平和の視点では、日本人のお人好しや親切心は評価が高いと思う。

五輪競技はその世界平和が成り立つ上での、国別対抗戦だと思う。

水泳の日本代表チームの練習の際に、このお人好しなところを克服するために、

泳ぎきった後に電光掲示板に自分のタイムが表示されるまでが競泳の競技中なんだと

言う意識で泳ぐように指導していたんだそうだ。


最後の一踏ん張りができない多くの日本人競技者。


敵国に与える点は仕方がない。

しかし、

得点を奪い取る意欲が常にみなぎっている精神状態を維持できなければ、

国際大会では簡単に敗退する。


プールの隅にタッチしたらゴールではない。

すぐさま振り返り、電光掲示板の一番最初に自分の名前が書き出され、

しかも「WR」が赤く点灯されるくらいでなければ世界大会の表彰台の一番高い

ところには立てはしない。


台湾チームにセット内の得点をリードされる場面を許していては、電光掲示板の

一番上には「JAPAN」と掲示されない可能性が非常に高い。


フギュアスケート男女混合国別対抗戦や4大陸選手権大会での日本人選手たちの

パフォーマンスは、他国を圧倒していたはずだ。

だからこそ、表彰台の一番高いところに立てるのだ。


歴代大会結果

開催地
2009 日本の旗 東京 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カナダの旗 カナダ 日本の旗 日本
2011 日本の旗 横浜 東日本大震災 の影響で中止
2012 日本の旗 東京 日本の旗 日本 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カナダの旗 カナダ

 



そして、ロス五輪の時代の全日本チームの精神を見習ってもらいたい。




1984 ロサンゼルス五輪 銅メダル
3位決定戦 日本vsペルー

順位 国・地域・地域
中国 中国
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国
日本 日本
4 ペルー ペルー
5 韓国 韓国
6 西ドイツ 西ドイツ
7 ブラジル ブラジル
8 カナダ カナダ