もう~い~くつ、寝ると~…♪
みなさん、おはようございます 世界バレーに夢中みっちょんです
昨日のロシア戦は負けてしまったけど…全日本女子、ベスト4決定ですよー
オリンピックに出られなかった時もあったのに…よく頑張りましたよねぇ
なんて。バレーの話をし出すと止まらなくなるので、この辺でやめておきますか
本日は昨日の荒れ模様の天気とは打って変わって…まではいかないか
曇り空で寒いは寒いですが、風がない分穏やかな感じがします。
さてさて。もうすぐやってくる雪の季節
津軽には雪の季節に持ってこいの遊びがあります
それは……
津軽凧
実は、五所川原津軽凧の会 会長である
一戸 幸雄さん と
五所川原津軽凧連合会 副会長である
外崎 勝博さん にお話を伺う機会がありました
ということで。
今日は津軽の伝統【津軽凧】についてちょっとばかしお話しますね。
この形に組まれるのが基本だそうですヨ。
サイズは1尺6寸×1尺1寸(半紙2枚分)が基本になり、
このサイズ(半紙2枚分)が1枚凧、倍の大きさになると2枚凧…というそう
大きいものだと200枚凧などもあるそうですヨ
大きいサイズになると、強度を出すために紙を重ね貼りするとのこと。
左の凧、和紙の下に別の紙を重ね貼りしているのがわかりますか
紙は特別なものをお取り寄せしているそうですよ。
そして津軽凧の
特徴 その1
骨組みに青森ヒバを使用しているのです
(ちなみに他の凧は骨組みには竹を使用)
県内では昔からヒバが豊富にあったことからヒバを凧の骨として使うようになったとのこと。
柾目(まさめ)が良くないと骨が折れたりするそうで、柾目がまっすぐで良いものだと
1本何十万円もするんですって
特徴 その2
津軽凧はたいこでアル
揚げるとブンブン音がするのです
凧の裏側・上の部分に【グング】と呼ばれる紙を糸で張っています。
揚げた時に、このグングが震えて音が鳴るのですヨ
小学校の時、図工の授業で津軽凧をつくったのだけど…
実際に凧揚げ大会で揚げたりもしたけれど…
ひとっつも鳴らなかった、だけでなく空でクルクル回っているばかりの
みっちょんの津軽凧ちゃんでした
特徴 その3
色遣いが鮮やか
原色7色を薄めたりして使う
その7色とは…
赤・黄・紫・緑・青・茶・肌色
色は染料を使っていて、水には弱いが光をよく通すので綺麗
面の色には一番気を使うそうで、つくる人それぞれの特徴が出るそう
紙質によっても出る色みが違うので色を混ぜて自分だけの色をつくるんだと
おっしゃっていました
奥が深い…
特徴 その4
題材は葛飾北斎の「武者絵」を流用
女の一人絵が多い(揚げると絵が映える)
鬼神のお松(きじんのおまつ)という題材が有名で地域によって顔が違うんですって
何と…題材は800種類ほどもあるそう
ちなみに…青森や南部は歌舞伎調の絵だそうです
(骨は竹を使用)
作成には一枚つくるのに2日かかります。
作業の手順を聞いてみました
骨を組む(骨組みした後接着部分が乾くをを待って…)
墨入れをした紙を骨組みに貼る
色つけ
良い音を鳴らす為に、しっかりと骨を組むんだそう。
そうすることで、色付けをして濡れた紙が乾いた時にバンと張る
⇒結果、良い太鼓になる
こちらがその津軽凧をつくっているお二人です。
右が一戸 幸雄さん です。
いろんな方から注文があるそうです
最近は凧を揚げる人よりも飾る人の方が多いために、
「までぇに描ぐ(丁寧に描く)」んだそう
お客さんの好みによって大きさや絵も様々なので凧は
注文を受けてからつくります
≪お問合せ≫
五所川原津軽凧の会 会長
一戸 幸雄さん
電話:0173-36-2791
料金:1枚版 3500円~
外崎さんの凧は立佞武多の館でも購入可能です
いろんなサイズのものがありますヨ
「津軽凧は雪の中で揚げでこそ絵も綺麗に見えで、音もよぐ鳴る。
冬だからこその津軽の遊びだんだ。
飾るのもいいばって(いいけど)外で凧揚げで遊んで欲しい」
お話を聞いていて、本当に津軽凧が好きでたまらないんだなぁ…と
感じました。
話している間中、お二人はとっても生き生きしていました
お正月には凧揚げて~
という歌もあることだし、もうすぐやってくるお正月には
津軽凧を揚げてみますか みなさん