【連載閑話】桶狭間で負けた後の今川氏のその後・・・ | 奥さま聞いてよ!妻を愛す恋愛体質夫の生活      変なタイトルだけど意外にも長編私小説なのです

【連載閑話】桶狭間で負けた後の今川氏のその後・・・

  

  

もっとドロドロを読みたい&順位!  

    

 

 


奥さま・・・筆者一口メモです。

  

 

プチ歴史ネタの第2弾です。興味のない奥さまには深くお詫び致します。

私の趣味ブログですのでどうかご容赦下さい。本編はこの記事とは別で

粛々と作業を進めておりますので・・・。

 

歴史に興味がない方でも、何となく名前を知ってる戦国時代の戦い・・・

「桶狭間の戦い」は、きっと多くの方がご存知でしょう。当時はまだ弱小

勢力だと世間に見なされていた織田信長が、日本有数の巨大勢力で

あった今川義元(いまがわよしもと)との戦いに勝利したというお話です。

この戦争に奇跡的に勝利した織田信長は、その後日本のほぼすべてを

勢力化に収める大実力者にのし上がります。尾張(愛知県)の片隅で

小さな領土を守っていただけの土豪が、天皇さえも動かす政治家とな

ってくのです。すべてはこの戦いにかったからなのです。

 

今川義元とは・・・室町幕府の将軍家である足利氏(あしかがし)の分家

で吉良氏(きらし※江戸時代になって赤穂浪士に殺された吉良上野介は

この家の末裔)という由緒ある家のさらに分家である今川氏の当主でした。

当時、足利将軍家に跡継ぎが絶えた場合は関東公方家(足利氏の分家)

から将軍を迎える決まりで、さらに関東公方家も断絶してしまった場合は

吉良氏から将軍を迎えることになっていました。さらに吉良氏が跡継ぎを

出せない場合は今川氏から将軍を迎えることになっていたのです。つまり

今川氏は、江戸時代で言えば御三家のような立場にある、極めて家格の

高い強大な勢力だったのです。しかも戦国時代末期には本家筋の吉良氏

が没落していましたので、事実上は事情さえ許せば将軍を輩出できるよう

な立場にありました。それが今川義元です。

 

今川氏は駿河と遠江(合わせてほぼ静岡県)を本拠地にし、三河(愛知県)

の松平氏(のちの徳川家康)も属国として支配していました。物流の中心

を占める東海道を抑え、海運さえも自由に操っていたため、極めて裕福

な大名でした。もちろん軍事力は当時の日本でも一番と言っても過言では

ないほどです。だから今川義元が織田信長に負けるなどと、全国の大名は

誰も予想していませんでした。今川義元自身も予想外で油断していたとも

言われています。

 

桶狭間で織田家臣に殺された今川義元。既に正式な家督は息子である

氏真(うじざね)に譲っていました。氏真の「氏」の字は足利一門共通の

由緒正しい字。当時は自由にこの字を名前に使えませんでした。今川氏

はそれが許される稀な家柄だったのです。「氏」に「真(まこと)」という字

を合わせて息子の名前を考えるあたり、今川義元は自分が足利一門の

事実上の当主であることを世間に宣言していたようなものです。ちなみ

に氏真の母親は武田信玄の実の姉です。

 

今川氏真は極めて凡庸な人物だったようです。父親の義元が殺されて

しまうと、家臣たちは雪崩を打ったように逃げ始めてしまい、今川氏は

がたがたになってしまいます。この頃、のちの徳川家康になる松平元康

(まつだいらもとやす)も織田家へと鞍替えしています。

 

駿河、遠江にまたがっていた広大な領地は、小田原北条氏、甲斐武田氏、

改名した三河徳川氏などに蚕食されてしまい、事実上大名としての今川氏

は滅亡します。しかし当主だった氏真が死んだわけではありません。諸説

ありますが、当時としては極めて長命で77歳まで生きたと言われています。


駿河を脱出した今川氏真は諸国を流浪します。最終的には京都に住み、

仏門に入ったとされています。流浪している間に一時期は親の敵である

はずの織田信長の配下に加わって、武田勝頼を滅ぼすことになる長篠の

戦いに従軍したという説もありますがこれは定かではありません。

 

江戸幕府を開いた徳川家康は、自らの出自が怪しげなのを卑下したのか、

極端なほど伝統ある名家にこだわりました。そこで没落していた過去の

名家の子孫を探し出し旗本として取り立て、儀式典礼などを専門職とする

「高家(こうけ)」として将軍に仕えさせました。家柄へのコンプレックスの

裏返しだという噂もあります。

 

今川氏の本家筋だった吉良氏はこの流れで再興されます。同様に今川氏

も2つの家が再興されます。まずは京都に隠遁していた氏真が孫と一緒に

江戸に呼び出されます。息子は既に死んでいました。孫の範英(のりひで)

を当主として高家今川氏が再興されます。範英は改名して直房(なおふさ)

と名乗ります。この家は幕末まで続きますが明治時代に断絶しています。

 

続いて氏真の次男だった高久(たかひさ)も幕府に召し出されます。ただし

本家今川氏以外は「今川」を名乗ることを許されなかったため、「品川氏」

として存続します。この家は現在も続いています。氏真はこの高久の家で

息を引き取ったとされています。1614年、2代徳川秀忠が将軍の時代で

した。その2年後に徳川家康は75歳で死んでいます。長生きで有名な

家康よりも氏真は2歳長く生きたというわけです。

 

本編はまもなく完成します。


 

 

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