お式は誰のため？ ～結婚式のもうひとつの意味
結婚式は誰のためにするんでしょうか？
もちろん、新しい人生のスタートをきる新郎新婦自身のため。
人によっては、親や自分の仕事関係のしがらみのためにする人もいるでしょう。。
でも、でもね、姉の結婚式を終えた時、結婚式のもうひとつの意味を感じたんです。
妻ねこの姉は、割と早く結婚しました。２４歳。普通に適齢期ともいえますが、姉は卒業して２ヶ月で彼氏が結婚挨拶に来たです。
全国の娘のいるお父さんお母さん。どうですか？手塩にかけた娘がやっと学生を卒業して就職した途端、じゃぁ結婚しますーって言われたら。寂しくないですか？
（私達姉妹は家で一切恋愛話をしないタイプだったので、親にしたら結婚の時初めて彼氏がいると知るパターン）
大人になると実年齢より経験年数（就職して何年とか、結婚して何年とか、親になって何年とか）の方が与える影響が大きいから、親も「え？もう？」って感じたようで、
「婚約はいいけど、結婚式はそんなに急がなくてもいいんじゃない？」と言ってました。
姉は「先に延ばす理由がない」とさっさと進めて、その年の秋には婚約、翌春には挙式して家を出ました。
国内ホテルで神前挙式、披露宴、その後２次会、翌日ハネムーン出発のスタンダードパターン。親もやる事が多くて、挙式前は姉（←仕事多忙）の引越準備や親戚の旅券や宿手配、挙式当日は美容院だ来賓に挨拶だホテルとやりとりだと忙しく、挙式後は大勢の親戚（関西と九州から）を東京観光にご案内で、挙式前後数日間父母は走り回ってました。
やっと親戚も帰って、落ち着いた日の夕方、いつものように夕食の支度をしていた母が、ニンジンを切りながら「うっ（；；）」と口を押さえて涙をこぼしながらたたたっと別室に去りました。
母はとても気丈で凛としたタイプなので、家族の前で泣いた事はそれまで一度もありませんでした。。。
挙式前後の忙しさにごまかされ紛れてた寂しさがここにきてこみ上げたみたい。
その場にいた父と私。(..ゞええっと・・と、料理の続きを代わってやっていると、
しばらくして、キっとした顔で何事もなかったかのように母が戻ってきて「私やるから」とどつかれましたがｗ。
実家は埼玉、東京へ通勤通学できるので娘達はずっと自宅住まいでした。そこにきて、想像以上に早かった姉の結婚。家から家族がひとり減りました。
子供が進学や就職で離れて暮らした上での結婚だと、親も日常にあまり変化がないし、離れて暮らす免疫もあるから、さびしさはこれほどではないかもしれませんが。
でも、ずっと自宅住まいだった場合、去る方より、残される方が、あるべきものがなくなる喪失感を強く感じます。
新郎新婦は、目新しい事の連続で忙しさと幸せにまぎれて毎日がすぎていくけど、実家に残った家族は。。
この時、
「そっか、結婚式って、残された家族が一番寂しい時にそれが紛れるようにお祭り騒ぎの世話役で忙しくさせてるのか・・。結婚式にはそういう役割があるんだ。。」と知りました。
（たぶん、お葬式も同じ事だと思います。とり乱しそうな喪失感のピークに、大切な故人のために他人の前でしゃんとしていなければならない状況を作る。。そうこうして数日間をなんとか、しのがせる。。
（昔の人が意図してそうしたのか、結果的にそうなったのかしらないけど）
え？妻ねこも泣きましたょ。
それこそ姉の旦那が家にいわゆる「挨拶」に来た時、玄関のおおきな靴を見て全てを悟って、くるっと踵を返して幼なじみの家に逃げて泣いたし（まだ学生だったし）ｗ、
挙式中もナイアガラの滝のようにだーだー涙が止まりませんでした。
大勢のお客のいる披露宴ではさすがに泣かなかったけど、キャンドルサービスの時泣きそうな顔の写真が残ってましたｗ。
でも、先に親に泣かれちゃうとねぇ。
これから結婚するそこのあなた！特に実家住まいのあなた！
新婚生活を初めてわくどきの裏で、残された家族は寂しがってます。
時々は顔出したり、電話したり、メールしたってにゃ。
姉の結婚後、親は「あかねこは後２年は家にいていいからね♪（←２年たったら後２年自動更新されてたｗ）」と言われるようになり、ただでさえ末っ子で甘やかされていたのに、赤ちゃん扱いになってきました。
「まだこの子がいるから私たちは親でいられる」オーラがどしどしと。。学生時代はまだしも、さすがに社会人になると危機感を覚え、
「このままじゃ私一人で家事全部できるのか不安だ（←家だと母に拒否られて手伝いしかさせてもらえない）。それに、これじゃ私が結婚でいなくなる時は親倒れるね・・。まだ両親とも若くて健康なんだから“親であること”に固執しすぎないで、夫婦の時間を楽しんでくれればいいのに。。」
と、非情にも「自立」を理由に実家を出て一人暮らしをはじめました。
（ま、東京と埼玉だから帰りたい時にいつでもふらっと実家に帰れるけど）
そこから結婚するまでが長い歳月になろうとは・・(^^ゞ。
結婚式＝寂しさを紛らわすお祭りだったりもする
ぽち♪
※↑絵日記ランキングの投票ボタン↑です。
更新のはげみになります♪いつもありがとうございます（∩.∩）/
Ｐ．Ｓ．
↓ウェディングや結婚に関する絵日記の目次を作ってみました。
海外挙式・２次会（他人様のですが）の参考とか、他にも、結婚をめぐるいろいろな想いのつまった記事を集めてみました。よかったらちょっとのそいてってちょ。
ウェディング関連記事の目次
もちろん、新しい人生のスタートをきる新郎新婦自身のため。
人によっては、親や自分の仕事関係のしがらみのためにする人もいるでしょう。。
でも、でもね、姉の結婚式を終えた時、結婚式のもうひとつの意味を感じたんです。
妻ねこの姉は、割と早く結婚しました。２４歳。普通に適齢期ともいえますが、姉は卒業して２ヶ月で彼氏が結婚挨拶に来たです。
全国の娘のいるお父さんお母さん。どうですか？手塩にかけた娘がやっと学生を卒業して就職した途端、じゃぁ結婚しますーって言われたら。寂しくないですか？
（私達姉妹は家で一切恋愛話をしないタイプだったので、親にしたら結婚の時初めて彼氏がいると知るパターン）
大人になると実年齢より経験年数（就職して何年とか、結婚して何年とか、親になって何年とか）の方が与える影響が大きいから、親も「え？もう？」って感じたようで、
「婚約はいいけど、結婚式はそんなに急がなくてもいいんじゃない？」と言ってました。
姉は「先に延ばす理由がない」とさっさと進めて、その年の秋には婚約、翌春には挙式して家を出ました。
国内ホテルで神前挙式、披露宴、その後２次会、翌日ハネムーン出発のスタンダードパターン。親もやる事が多くて、挙式前は姉（←仕事多忙）の引越準備や親戚の旅券や宿手配、挙式当日は美容院だ来賓に挨拶だホテルとやりとりだと忙しく、挙式後は大勢の親戚（関西と九州から）を東京観光にご案内で、挙式前後数日間父母は走り回ってました。
やっと親戚も帰って、落ち着いた日の夕方、いつものように夕食の支度をしていた母が、ニンジンを切りながら「うっ（；；）」と口を押さえて涙をこぼしながらたたたっと別室に去りました。
母はとても気丈で凛としたタイプなので、家族の前で泣いた事はそれまで一度もありませんでした。。。
挙式前後の忙しさにごまかされ紛れてた寂しさがここにきてこみ上げたみたい。
その場にいた父と私。(..ゞええっと・・と、料理の続きを代わってやっていると、
しばらくして、キっとした顔で何事もなかったかのように母が戻ってきて「私やるから」とどつかれましたがｗ。
実家は埼玉、東京へ通勤通学できるので娘達はずっと自宅住まいでした。そこにきて、想像以上に早かった姉の結婚。家から家族がひとり減りました。
子供が進学や就職で離れて暮らした上での結婚だと、親も日常にあまり変化がないし、離れて暮らす免疫もあるから、さびしさはこれほどではないかもしれませんが。
でも、ずっと自宅住まいだった場合、去る方より、残される方が、あるべきものがなくなる喪失感を強く感じます。
新郎新婦は、目新しい事の連続で忙しさと幸せにまぎれて毎日がすぎていくけど、実家に残った家族は。。
この時、
「そっか、結婚式って、残された家族が一番寂しい時にそれが紛れるようにお祭り騒ぎの世話役で忙しくさせてるのか・・。結婚式にはそういう役割があるんだ。。」と知りました。
（たぶん、お葬式も同じ事だと思います。とり乱しそうな喪失感のピークに、大切な故人のために他人の前でしゃんとしていなければならない状況を作る。。そうこうして数日間をなんとか、しのがせる。。
（昔の人が意図してそうしたのか、結果的にそうなったのかしらないけど）
え？妻ねこも泣きましたょ。
それこそ姉の旦那が家にいわゆる「挨拶」に来た時、玄関のおおきな靴を見て全てを悟って、くるっと踵を返して幼なじみの家に逃げて泣いたし（まだ学生だったし）ｗ、
挙式中もナイアガラの滝のようにだーだー涙が止まりませんでした。
大勢のお客のいる披露宴ではさすがに泣かなかったけど、キャンドルサービスの時泣きそうな顔の写真が残ってましたｗ。
でも、先に親に泣かれちゃうとねぇ。
これから結婚するそこのあなた！特に実家住まいのあなた！
新婚生活を初めてわくどきの裏で、残された家族は寂しがってます。
時々は顔出したり、電話したり、メールしたってにゃ。
姉の結婚後、親は「あかねこは後２年は家にいていいからね♪（←２年たったら後２年自動更新されてたｗ）」と言われるようになり、ただでさえ末っ子で甘やかされていたのに、赤ちゃん扱いになってきました。
「まだこの子がいるから私たちは親でいられる」オーラがどしどしと。。学生時代はまだしも、さすがに社会人になると危機感を覚え、
「このままじゃ私一人で家事全部できるのか不安だ（←家だと母に拒否られて手伝いしかさせてもらえない）。それに、これじゃ私が結婚でいなくなる時は親倒れるね・・。まだ両親とも若くて健康なんだから“親であること”に固執しすぎないで、夫婦の時間を楽しんでくれればいいのに。。」
と、非情にも「自立」を理由に実家を出て一人暮らしをはじめました。
（ま、東京と埼玉だから帰りたい時にいつでもふらっと実家に帰れるけど）
そこから結婚するまでが長い歳月になろうとは・・(^^ゞ。
結婚式＝寂しさを紛らわすお祭りだったりもする
ぽち♪
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更新のはげみになります♪いつもありがとうございます（∩.∩）/
Ｐ．Ｓ．
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海外挙式・２次会（他人様のですが）の参考とか、他にも、結婚をめぐるいろいろな想いのつまった記事を集めてみました。よかったらちょっとのそいてってちょ。
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