思い通りにいかないこと | Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun! (ジャム タン)とは、プル族の言葉で「平和だけ」ってこと。
あらゆる挨拶をされてもこの「Jam Tun!」って答えればオッケー!
セネガルの大地で青年海外協力隊員として、どっぷりプル族と向き合いながら生きた日々の記録。

どっぷりセネガル生活してると、感動するほどうれしいこともあるけど、「なんでやねん!」って怒りたくなるようなことも結構ある。


その代表例が、セネガル人の時間感覚。

まあ簡単に言うと、絶対に時間を守らない。(絶対の使い方を間違えてる気もするが、絶対。。。)

先日、セネガル人3人と8時に待ち合わせした。7時57分頃行くともちろん誰もいない。しばらく待ってると1人が8時15分頃に来て、2人目が8時40分頃に来る。最後の1人は9時過ぎになって、偉そうにのんびり歩いてやってくる。謝りもしないし、誰も怒りもしない。それが当然な感じ。そして、全員揃ったから出発しようって感じになる。俺はかなりあきれるが。。。


新しく畑を作ろうとしている村で「来週ヨースケが来るまでに柵作っとくから」と誇らしげに言う村人。翌週に訪問すると当然のごとくやってない。そんなことが3週くらい平気で続く。彼らに悪気はない。ただ、時間や期限に関する意識は完全に欠落してる。やってない理由聞いても、「ピーナッツの収穫で忙しかった」とか、「タバスキが近いから」とか、悪びれる様子もなく言う。

Jam Tun!  Jam Tun!

活動の計画立てても予定通りに進まないし、イライラすることもある。でもそれがセネガル人のペース。イスラムの人たちは、未来の話しをしたり、将来の約束をした最後に「インシャーラー(神さまの意志があれば)」って言葉をつける。これが、約束をあやふやなもににしてしまう。これが彼らの文化であり風習だから、仕方ないのかな。がみがみ怒って何かが変わるものでもないし。


彼らの自然な流れに身を任せる生き方に慣れながら、うまく合わせながら、その中で彼らに外の風を送り込んでいくことができれば。