村人と種まき | Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun! (ジャム タン)とは、プル族の言葉で「平和だけ」ってこと。
あらゆる挨拶をされてもこの「Jam Tun!」って答えればオッケー!
セネガルの大地で青年海外協力隊員として、どっぷりプル族と向き合いながら生きた日々の記録。

今年、初めて畑を作ってみて、野菜栽培を始めたJ村とG村。

この2つの村で野菜の種まきをやった。


おくら、トマト、キャベツ、レタス、にんじん。

野菜栽培は初体験、しかも誰もフランス語をしゃべれずプラール語だけしか通じない、そんな村に俺一人で行って、説明しながら種植えをする。これを果たしてやり遂げられるのか。何度か訪問して、その日に種植えをすることは決めていたし、野菜隊員にいろいろ教えてもらってやり方は分かっていたものの、前夜や当日朝はすごい不安で、かなり気持ちが億劫になってた。

でも村人は楽しみにしてくれてるし、誰にも頼ることができないから腹決めて、バイクを飛ばして村へ。。。


女性グループを中心に6~7人くらい村人が集まってくれて、畑を耕し、種を植える。俺が少し見本を見せて、あとは村人にやってもらう。みんな初めてのことだから興味深々。言葉は全然わからんけど、俺の超片言のプラール語を、彼らなりに理解してみんなにわかるプラール語で説明してくれる人もあらわれ、なんとか進行。わかってるのかわかってないのかわからんけど、俺が教えた通りになんとか5種類の種を少しずつ植えることができた。1つの村で約1時間半。2つの村で約3時間、炎天下の中、なんとかやり遂げた。

Jam Tun!  Jam Tun!

「残った種は自分たちで今日教えたとおりに植えるんやでー」って言って村を後に。果たして伝わってるのやら。

でも野菜栽培で大変なのはこれから。村人が毎日ちゃんと水汲みをして水をやってくれるか?虫やその他いろんな被害は大丈夫か?2週間後にこの2村を再度訪れる予定だけど、その時に、ちゃんと芽を出してくれるのか。俺にできるのは今日はここまで。祈るような気持ちで2週間後にまた訪問だ。


ただ、今日はすごい不安で村に行ったけどなんとか種まきをやり終えてとにかくホッと一息。当初は「こいつ何もんだ?」って目で見てたであろう村人も少しずつ受け入れ初めてくれている。すごい自己満足だけど今日をやり遂げたことに満足して、村からのバイクでの帰り道が気持ちよかった!!