今年3月今とは別の病院でのがん摘出手術
右顎を切り取りそこにチタンプレートを入れた時やはり気管切開で声も出せず、その切開の役割は「タンを吸い取るための首の所の穴」で
タンが詰まると息が出来ずそのまま帰らぬ人になりかねない。肺に入って行かないようにもしなくてはいけないし

この吸引がまた苦しい
一番痛いのは鼻から吸引される時
鼻からグイグイ喉の方まで痛い!
勿論気管からのも痛いし苦しけどね
痛い!って声もみんな出せない訳です

前回これでタンが一気に喉を詰まらせいきなり息が出来なくなった事があった

偶然そこに看護士さんがいたから良かったものの、居なかったらナースコールさえ押せない事態だった。張り付いた乾いたタンはなかなか吸引出来ず本当に死ぬ思いだった
固まったタンが一気に吸えた時の安堵感
1分計るとすごい長いけどその位若干の隙間からの息継ぎで繋がったんだな

今回千葉県が台風で大被害を受け停電して吸引途中の患者さんが吸引ストップで亡くなる悲惨な出来事があった 苦しかったろうな


なので前回の2倍以上の手術と聞いていたので耐えられるかそればかり不安だった。

なのでいつもラグビーボールのようなナースコールをずっと握り締めていた。
片時も離さずに、
声が出ない ナースコールは命の綱



HCUから病棟に上がって来てからも同じ
いつもラグビーボール状のコールを握ってないと安心出来ない

ところが、
病棟のナースコールはサイドにもボタンが着いてて何でも無くても呼んでしまう
やっかいだなぁ、
ってそこまで気にしなくなったら命の綱もそんなに出番は無くなった

退院後
命の綱をハンドルに変え しっかり握り締め
自転車を乗る夢を観ましょうね

余談ですがラグビーワールドカップ今日から始まりますね
頑張れ日本!