私は派遣社員として、出版社や編集関連ではない一般企業で編集の仕事をしています。一緒に働く社員さんは、元々印刷や編集にまったく関係ないところから異動してきます。
というか、編集仕事に就く自分を想像しないで来る場合も多く 営業であったり、技術であったり、経理などのビジネス系だったり、本当にいろいろです。
先日異動してきたAさんも「本も読まないし文字と向き合うことが苦手で、何でここにいるのかわからない…」という状態でした。校正作業でずっと文字を見ていると頭がクラクラするらしい。文章を考えることも苦行に近いらしい。
でもAさんがすごいのは、真っ向からその苦手に向かって突っ込んでいくこと。
必要だと思えばどんどん書籍を自腹で買って勉強する。何を聞いていいのか整頓し切れていなくても、とにかくその人に会ってみる。名刺を渡しておく。休みの日も自分の記事について考える。
仕事の後で編集やライターの学校に通うかもしれない、という話を聞いたときは本当に感服しました。
もし自分の苦手分野、例えば簿記とかロシア語に関わる必要が出たら、私だと「効率よく触れずに済むよう」工夫をしてしまうかもしれません。
でも彼女は真っ正面から前つんのめりです。
違う先輩が「力のない小舟でも勢いよく進むと周りに波ができて、進んでいることがみんなに見えるし、良い波がみんなに影響することがある」と話してくれました。まさにそんな感じです。
後先を考えて躊躇してしまうことがありますが、考えなくても何かできるんじゃないか、と彼女を見て思うようになりました。
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