…続き
診察の病棟とは違う建物へ。本院と呼ばれる場所に「外来化学療法室」がある。
入室前に血圧を測り室内へ。
初めて見る場所にはカーテンで仕切られたベットとリクライニングシートが置いてあった。
私はベットへ案内された。
照明が間接照明なっていて木目調の室内は落ち着いた感じの部屋になっていた。
煌々と蛍光灯が光る冷たい感じの場所より気分的にリラックスできる感じだ。
リラックスして治療できるように病院が作っているんだな、と思った。
さて、私がやるTC療法とは、ドセタキセルとシクロホスファミドという抗がん剤を2種類投与する。
私はHER2タイプなのでこれプラス、ハーセプチンという分子標的薬。
3種類の抗がん剤投与なので時間が掛かると言われた。
初回は様子を見ながらゆっくり投与していくので約4時間。
アレルギー反応とかが無ければ次回から時間が短縮するらしい。
人生3回目の点滴ラインを入れてもらう。
抗がん剤は毒みたいなもんだから血管以外に漏れないように注意が必要で、看護師さんは慎重に刺す場所を探してくれた。
最初に入れるのはハーセプチン。これを1時間半かけて落とすそうだ。
この前に吐き気止めの点滴、飲み薬も飲んだ。
この吐き気止めはこの後2日間飲む。
どんだけ吐き気がくるんだか…
ハーセプチンの副作用は殆どないそうで、初回のみ微熱が出る位だそうだ。
ハーセプチンの次はいよいよTCの出番。
抗がん剤の量は身体の大きさにより違う。私は身長があり身体もガッチリしているので投与量は多いと思う。
点滴が始まって1時間 「と、トイレ…」
どうやっていくのかと思っていたら点滴のお供を連れて身障者用のトイレへ。
化学療法室の目の前にあった。
はぁ、スッキリした。いきなり行きたくなるんだもん、と看護師さんに言うと
「生食」とかも入れてるから水分が過多になるそうだ。
そっか、トイレ行きたくなるのは普通なんだな。
安心して1時間…「と、トイレ…」
またかい⁉︎って感じ(笑)自分でも変な感じ。
だって飲み物とか飲んでないのにいきなりトイレ行きたくなるんだもの。
で、お供連れてトイレへ。はぁ、スッキリした。
こんな事をもう一回して約4時間。点滴は終わった。
旦那がいてくれたので暇つぶしになったし、テレビも無料で見れるので結構早く感じた。
帰りの運転もしなくていいし、ホント旦那には感謝しかない。
優しい人で良かった。
帰り道は1時間半は掛かる。この間少し微熱が出てきた。
ハーセプチンの初回の副作用かな?
途中で夕飯を食べて帰宅。
その頃には熱っぽさは軽くなってきていた。
…続く
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