風邪やアレルギー(花粉やカビ、ハウスダスト、動物など)になると、鼻腔に炎症が起こります。
この症状が長引くと、鼻の奥の副鼻腔にも炎症が起こってきます。
そして副鼻腔の炎症が長引くと炎症部分に膿が溜まるようになります。この状態が蓄膿症(慢性副鼻腔炎)です。
蓄膿症の患者さんです。
年齢:20代
性別:女性
症状:鼻づまり、頭重感、嫌な臭い、味覚がない、肩こり、便秘など
治療日:H27.11.10
ハウスダスト、花粉、猫などにアレルギーをお持ちですが、猫を飼っていらっしゃいます。
慢性的な蓄膿症ですが、耳鼻科が苦手で内科で処方された薬(抗生物質や抗アレルギー薬、点鼻薬など)で症状を抑えてこられました。
鼻は肺経に属します。まず肺経の経絡に気=エネルギーを入れ、炎症部分の細胞再生を促すとともに、鼻の周囲のツボを刺激し気血水の流れ全般を改善していきました。
施術後三日目にお電話をいただき、当日の夜から黄色や緑色の鼻水が大量に出たとのことでした。
この鼻水は粘度が高く、指でつまんで引っ張るといくらでも出てくると驚かれていました。
今日は鼻水もほとんどなく、嫌な臭いがしなくなったこと、食べ物の味がわかるようになったことなどをご報告下さいました。
アレルギーだからと言って猫を手放すことはできない状況です。ハウスダストや花粉もまたどこにでもあるものですから、完全に遮断して生活していくことは困難です。
お体の気のバランスを整え、傷ついて過敏になった細胞を再生させていくことでアレルギーを起さないお体作りをしていくことができます。
(担当:王)