儲かるか?ではなく楽しいか?で決める | 老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

東京の下町・墨田区・両国で、糸とセーターを売っている [丸安毛糸]の3代目社長です。 経営者の視点、後継者の視点、アパレル業界人の視点・・で気づいたこと、そして、自分らしく事業承継していく方法を書いています。みんなで一緒に元気になれるようにお伝えしていきます!


こんばんは。

雨の日曜日。
最近、時代小説をずっと読んでいたので、久しぶりのビジネス書です。



会話文形式なので、さらっと読めます。
何回かお会いしたことのある、楠木先生の本です。

著名な経営者達の「好き嫌い」。(笑)

読んでいて、この人頑固者だな~って思ったり、流石だな~って思ったり、
そこまで好き嫌い言ってもいいんだ~って思ったり・・・

成功していると言う絶対的な基準があるけど、まあそれを差し引いたとしても、
そのすべてに人間味が溢れています。

共通しているのは、ダラダラと過ごしていない、周りに無理にお付き合い
したり、流されていない。
信念みたいのがあって、それに一本筋が通っていて、崩さない。
その信念の根本には、「好き嫌い」があって、それが実にわかりやすい。

私も自分はおとなしい、、、と本人的には思ってはいるけれど、
周りの人からは、「好き嫌いがかなりハッキリしている」と評されます。(笑)

また、皆さんに共通するお話は、儲かるから、とか、マーケットリサーチを
してから起こす事業は、必ず失敗をすると言うこと。

お金が先じゃなくて、自分がそれが「好き」で世の中やお客様が喜んでくれる
ストーリーや、絵が描けることが上手くいく。
それをとことん信じて実行しているんですね。

経営全体には善し悪しや、正しいか間違えているか、の議論やそう判断されて
しまうのが普通です。
結果的に成功すれば善し、正しい。失敗すれば悪し、間違っている。に
なるのですが、それだって次の展開によってはどっちにも転んでしまいます。

師匠も、よくこう言います。

新しいことを始める時、

儲かるか?ではなく楽しいか?で決める

私も、儲かるであろう、で始めて失敗したことは数多くあるし、
思い知らされたこともあります。

楽しいことは、好きなこと。
好きなことには、へこたれようが頑張れるはずです。

最後にこう書かれていました。

「経営者にとって一番重要なものを一つだけ挙げろ。」と言われたら
「人間に対する洞察」と言うのが答えです。

管理するのではなくて、統率する。極端な言葉を使えば、「経営者とは
組織の人々を「心酔」させて率いるものです。
「この人についていこう」と思わせる。それは、その経営者の人間に対する
洞察の賜物です。

その一つ奥にあるのは、そもそも人間に対しての興味が強い。
人間が好きだということでしょう、だからこそ、人間に対する洞察が深まる。
そういう経営者は、一人の人間としての自分が自然と前面に出てくるし、
それゆえに、好き嫌いが直接間接に表に出てくるのだと思います。

経営者をみれば、社風がわかる。と言いますよね。

仕事の原点は「好き嫌い」から。
そう言うことです。

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