パフォーマンスの宣伝です! | ネオ・ビジョンかわら板

パフォーマンスの宣伝です!

大橋パフォーマンス


さて、久しぶりの更新ですが、今回はちょっと宣伝です。

あまりブログの場で、本名などさらすのは、忍びないのですが・・・

またさらすほど、たいしたことやってないし。

ま、いいか。



大橋可也&ダンサーズ新作公演

「明晰さは目の前の1点に過ぎない」


【上演日時】
2006年8月27日(日)
15:30
19:00
(開場は開演の30分前)

【会場】
吉祥寺シアター
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
0422-22-0911

【料金】
前売:3000円、当日:3500円
(全席自由)

【チケット取り扱い】
チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード369-942)
0570-02-9988(オペレーター対応)

JCDNダンスリザーブ (ダンスオンライン予約サービス



という公演の舞台映像を担当します。


このダンスの振り付け・演出をしているダンサー・大橋可也氏とは、ある映像作品に出演していただいたのをきっかけに

ダンス+映像のコラボレーション作品「ミヅチ」を、数作ともに作り上げた友人です。


99年の公演を最後にしばらく彼とはご無沙汰だったのですが、仕事にかまけて、自分の作品作りに遠ざかっていたこともあり、久しぶりにお手伝いすることになりました。


ちなみに今回は共作、ではなくあくまでサポート的な形での参加になっています。


というわけで大本のコンセプトは、その大橋氏が請け負うことですが、それをサポートする自分として、思うことを勝手につらつらと。あくまで、自分の考えですので、軽めに流して欲しいです。



今回の舞台では6人の男女が舞台上に登場します。が、その6人は、お互いがお互いへの強いコミュニケーションへの欲求みたいなものを抱えながらも、決して交わることなく舞台上をさまよい続ける存在として描かれています。


たとえば、それは演出上・舞台上で、お互いの肉体が接触している場合も、本当の意味での「接触」=コミュニケーションではない、とされてるように思います。


以下ネタバレですが・・この5人が、舞台上で、他者の口唇に指を入れるというカタチも、茶番に近い抱擁も、ある人物の衝動を阻害するタックルも、自分で自分の肉体を殴りつけ、ねじれる肉体を顕すのも、すべてコミュニケーションの不全を表現しているよう感じます。


そして、大橋氏は、そのコミュニケーションの不全感を、上記振り付けに代表される、自傷・他傷は問わない、不明の「暴力」として描き出そうとしているように感じます。



様々な世界で、コミュニケーションの不全が、いたるところで「暴力」として発露している・・・


近年ニュース沙汰の多い幼児虐待。または親殺し。例のアイドル願望女子に代表される、ナルシズム的な快楽を伴う放火事件。2チャンネルなどでの必要以上の誹謗中傷。イスラエル・ヒズボラなどのいかんともしがたい民族的断絶。それとも関係する、他者の痛みに鈍感な大国のエゴ。それに基づく、暴力的なコミュニケーション(=戦争)のありかた。


コミュニケーションの不全が、有形・無形、肉体的・精神的な「暴力」として、発露しているのは、今に限ったことではないかもですが、どうにもヤな時代を生きている感触。


それを見るものに実感させようとしているのが、今回のパフォーマンスなんではなかろうか、と。


自分の中では、そういう風に今回のパフォーマンスは解釈しています。


演出家の意図は、また別のところにあるかもしれませんが。というか、あるでしょ、きっと。


演題ともなっている「明晰さ」とは、逆にいえば、錯覚にもとづくコミュニケーションの全能感、であったり、暴力的・権力的なものも含め、わかりやすい支配被支配といった関係性を求めるもの、だったりするように思います。


そういう関係性の「明晰さ」を、人は、えてして求めてしまいがちであるけど、それは、広い意味での「暴力的な何か」に、つながっていくものではないか・・・


お互いを求めあう意志があったとしても、決してその想いが、完全に理解し合える瞬間はない。


「明晰」の対義語は、自分の中では「曖昧」と言い換えることができるように思うけど、コミュニケーションで大切なのは、理解しあえることはない、その曖昧さ、いわば不全感の中で、どうお互いが個として尊重し合えるコミュニケーションを構築するか・・・


大切なのは、そういうことに自覚的に生きること、ののような気がしています。



とまぁ、適当なことも書きましたが、いろいろがんばっておりますので、お暇な方は是非、観に来てくださいねー。

またチケットご希望の方は、こちらのメールからもどうぞ。予約受付いたします。

よろしくです!


PS:でも、正直、わかりやすさや後味いい作品を期待して、またはいわゆる「美しい」モダンダンスをご所望な場合は、オススメできません・・・



あと、動画UPにチャレンジ!うまくいくのか?

作品に使うかも>なワンシーンです。いやーな感じす。かな?