新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年末は「消費税の値上げ」を巡って12月30日まで国会で激しい議論がされました。
結果ありきの会議ではありましたが、やはり消費税という国民生活に直結する課題を今後どうするのかそれぞれの意見が出されました。
最終日には野田総理が参加し「消費税は避けて通れない重要な課題だ。」として押し切りました。
私は、消費税もいずれ日本の財政を考える上では、検討し、行動に移さなければならないとは考えています。
が、今何故にこの時期に決めてしまうのか、という大きな疑問があります。
まず一つには消費税をあげるときには、「国民の真意を問う」と約束をしました。
今私たちは消費税を今後どのようにしていくのかという議論を任期中に大いにするべきときであり、任期を全うするときには、国民に真意を問うてから消費税の上げ幅そして時期を決定していくべきと思います。
二つ目は、今の日本の経済状況を見てもデフレを脱却してからでないと、国民の生活状況はさらに冷え込んでしまうと予想できるからです。
世界情勢を見てもギリシャの財政破綻からユーロ圏全体の財政不安の中で、円高の日本は今何をするべきなのか、考えるべきです。まず世界的には円高に歯止めをかけることを最優先に行う必要があると思います。
三つ目は、国民に負担を強いるときは、無駄遣いを徹底的に行ってからといってきました。
公務員改革・公益法人の見直し・天下りの廃止・議員定数削減・・・
何一つしっかりと行なっていない現状で、消費税に着手することは政治家としてどうなのかと大きな疑問を感じています。
議員定数の法案にも着手するということを総理は言っていましたが、民主党は80人の議員定数削減を訴えてきましたが、反対の多い野党との協議の中で、なし崩しになるか、民主党は提案したが野党が反対した。ということで実現できないのは目に見えている茶番を語って消費税値上げに持ち込もうとしているところは何とも許しがたいです。
とにかく新年の幕開けです。
波乱含みの永田町の空気ではありますが、信念を曲げずに誰のための政治なのかをしっかりと問うていきたいと思います。
今年は良い年にしたいですね。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。