芳養駅にやってきた！ ～岡畑精一伝説編～

岡畑農園(おかはたのうえん)のある『田辺市上芳養(たなべしかみはや)』に近(ちか)い駅(えき)といえば≪芳養駅(はやえき)≫という駅があるんだけど、その駅は“無人駅(むじんえき)”なんだよん♪

昨日(きのう)はその駅にお出(で)かけしてみたよん！

 

「ヒーヒー！(これが芳養駅(はやえき)かのう！)」

 

 
「こじんまりしてて、味(あじ)があるでしょ～ん」

 

 
「この駅には、ワイの忘(わす)れられない昔話(むかしばなし)があるのよねん」

「ヒー？(昔話？)」

 
「その昔(むかし)、岡畑農園の創設者(そせつしゃ)である梅岡会長(うめおかかいちょう)こと、≪岡畑精一(おかはたせいいち)≫さんは」

 
 

 
「まだまだ道路(どうろ)や宅配(たくはい)サービスの整備(せいび)がされていない昭和(しょうわ)40年代前半(ねんだいぜんはん)のころ、この芳養駅(はやえき)や田辺駅(たなべえき)から≪客車(きゃくしゃ)へ直接(ちょくせつ)、岡畑農園の『梅干(うめぼ)し』を乗(の)せ、大阪方面(おおさかほうめん)へ『梅干し』を運(はこ)び、各駅(かくえき)で、お客様(きゃくさま)に取(と)りに来(き)て頂(いただ)く≫という、今(いま)の時代(じだい)では考(かんが)えられない方法(ほうほう)で梅干しをお客様にお届(とど)けすること発明(はつめい)したのよねん( -ิω-ิ )」

「ヒ、ヒー！(な、なんと！)」

 
「これが、『梅干し』の『通信販売(つうしんはんばい)』の始(はじ)まりと言(い)われていて、当時(とうじ)は、お客様と手紙(てがみ)でやり取りをしていたそうだよん( •ิω< )☆ お支払(しはら)いも手紙のやり取りで行(おこな)っていたんだってん！」

「ヒー、ヒーヒー、ヒー！(まさか梅干し通販の起源(きげん)が、お世話(せわ)になっている岡畑農園の創設者(そうせつしゃ)、岡畑精一(おかはたせいいち)さんのアイデアじゃったとは、おどろきじゃ！)」

 
「ワイもはじめて聞(き)いた時(とき)はびっくりしたのよねん(> ิω< ิ ) それで、暫(しばら)くするといろんな会社(かいしゃ)がマネをして芳養駅(はやえき)、田辺駅(たなべえき)、南部駅(みなべえき)は、梅干し屋(や)さんで、賑(にぎ)わった時代があったらしいよん！(*•ิω•ิ*)」

「ヒ～(素晴(すば)らしいのう)」

 
「梅岡会長(うめおかかいちょう)は、当時(とうじ)、駅に行(い)って『梅干し』を乗せまくってたらしいのねん(笑(わらい))」

「ヒーヒー…ヒー、ヒー、ヒー、ヒー(電車(でんしゃ)に梅干しだけ乗せて運(はこ)んでいたなんて…今じゃ考えられないことじゃが、わしも1853年（嘉永(かえい)6年)生(う)まれ、あの時代だからこそ、できたことじゃのう)」

 
「そうだねん♪ワイも、みんなが喜(よろこ)んでくれるような楽(たの)しくて新(あたら)しいことを、岡畑農園の『自慢(じまん)の梅干し』で、梅岡会長(うめおかかいちょう)のように、みつけていきたいのよねん」

「ヒー、ヒー(おばあちゃんの梅畑(うめばた)も、その一歩(いっぽ)かもしれぬのう)」

 

 
「そうだと嬉しいのねん♪ さあ、芳養駅(はやえき)をみてまわろうなのねん☆彡」

 

「ヒーヒ～(この時刻表(じこくひょう)も、なかなかいいのう～)」
「ヒー！？(ヌヌ！？)」

  

 
「なにか気(き)が付(つ)いたかなん？」

 

「ヒーヒー“ヒー”ヒー！(コイケヤの最寄駅(もよりえき)には当(あ)たり前(まえ)のようにある“改札(かいさつ)”がないのじゃ！)」

 
「流石(さすが)ヒーヒーおばあちゃん、お目(め)が高(たか)いのねん！」

「ヒー、ヒーヒー…？(じゃが、みんなどうやってこの駅を利用(りよう)しているのじゃ…？)」


 

 
「このポストに切符(きっぷ)を入(い)れるのよねん♪ 田舎(いなか)ならではのものだけど、こういうの、なんだか懐(なつ)かしい感(かん)じするでしょん～★」

「ヒーヒー。ヒー、ヒー(なるほどのう。こういう文化(ぶんか)が残(のこ)っているのは、素晴らしいことじゃな)」

 

ベンチに座(すわ)って日(ひ)が暮(く)れるのをみていると、ちょうど電車がくるアナウンスが。





「ヒー、ヒ～(電車までみれて、わしは満足(まんぞく)じゃ～)」

 
「またまたラッキーだったねん♪」

「ヒー、≪ヒーヒー≫ヒーヒー(今日(きょう)は梅岡会長(うめおかかいちょう)こと、≪岡畑精一伝説(おかはたせいいちでんせつ)≫の一部(いちぶ)を聞くことが出来(でき)てよかったのじゃ)」

 
「ヒーヒーおばあちゃんに喜んでもらって、梅岡会長(うめおかかいちょう)も、きっとよろこんでいるのよねん」
「ヒー、ヒー。ヒー ヒー…(ああ、一番星(いちばんぼし)じゃ。お星(ほし)さま キレイじゃのう…)」


 

歩道橋(ほどうきょう)を渡(わた)って帰(かえ)ろうとしていたら、Ｕ次郎(ゆーじろう)がお迎(むか)えにきてくれていたのよねん。
Ｕ次郎が、写真左(しゃしんひだり)の、駅舎(えきしゃ)に描(えが)かれたイラストにソックリで、ちょっと笑(わら)ってしまったのねん(笑)

来週(らいしゅう)の土曜日(どようび)は、≪田辺駅(たなべえき)≫へ遊(あそ)びに行くよん！
こうご期待(きたい)なのね～ん！！