先日、北アルプスの山奥にある湖に行ったときのことです。


夕方、湖の周りをドライブしていると子グマに遭遇しました。


動物園ではクマはよく見ていますが
野生となるとひときわ新鮮。
しかも全くの偶然なので家族全員驚きつつも大喜びです。



ちーパパの子育て徒然ブログ-__.JPG


どうやら子グマは道端で石をひっくり返して
餌を探しているようです。


滅多にない機会なので
そのまま車を止めて窓を閉め

車の窓越しに静かに見ていると
道の反対側を餌を探しながら徐々に近づいてきます。


人が乗っているのに気がつかないのか
或いは車が動いていないので安心しているのか

餌を探したり、ペタンとすわったり
顔の周りの虫を手で払ったりしています。


一瞬ですが座った時に胸に白い線が見えたので
ツキノワグマの子供だとわかりました。


やがて数メートル先の車の横を通り過ぎ
子グマはのそのそと森の中に消えていきました。


その間、約数分。


数メートル先にいるクマの可愛い仕草の一部始終を
息を殺してじっと食い入るように見つめながら
まるで夢を見ているような気分に浸っていました。


この湖は、ダムの建設によりできた人造湖です。
周囲は深い森と山に囲まれ、冬場は雪に閉ざされるため
何か神秘的な感じさえする場所です。


国立公園内にあるためアクセスできる交通手段が限られ
来訪者も比較的少なく観光地化されていないので
いわば手付かずに近い形で自然が残されています。


管理している方々の努力と熱意により自然が守られ
また、各種企画やアドバイスを通じて体験もできるため
自然の素晴らしさや厳しさを味わうことができます。


我が家の家族は、昨年夏のワクワク自然体験という
イベントに東京から参加し、他の数家族の方々と一緒に
地元の先生方のガイドのもと貴重な体験をしました。


森林の遊歩道を動植物を観察しながら歩いたり
夜のうちに仕掛けを置いて野ネズミを捕まえて観察したり
足がちぎれそうに冷たい水の中で川遊びをしたり
満天の星空観察をしたり


どれも家族全員の心に素晴らしい体験として残っています。


今回また訪れたのも、澄み切って冷んやりした空気の中で
もう一度あの感動を味わいたいという思いからでした。


子グマとの出会いのあとには、実はおサルの群れや
道路を横切るカモシカとの出会いが待っていました。


今回家族だけでも充分楽しめることがわかったので
機会があればぜひまた来たいという気持ちが
ますます強くなるのを家族全員が感じたようでした。




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