女装小説と自叙伝

性自認男子のISです。
2年間アメリカの学校で女性として過ごしました。
その自叙伝と、創作女装小説です。

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長々、洋之助のお話を書いております。「いつお終わるんだ!」との、
お声が聞こえてきそうです。このお話は、とことん書きたいのです。
どうぞ、ご勘弁くださいませ。
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洋之助物語<第4話・③>「小次郎の身の上」


紗枝は、小次郎を女と見ていたので、
汗をかいている小次郎の体を、濡れた布巾でふいた。
その内気が付き驚いた。娘に胸がなく、下半身に男の証しがあった。

その内娘は、ぼんやりと目を開けた。
小次郎ははっとして、
「あの、私の体をご覧になりましたか。」と言った。
「ごめんなさい。知らなかったものだから。」
「いえ、構いません。家の中にまで入れてくださって、ありがとうございます。」
「お名前は?」
「それは・・。」
「娘名前でいいの。」
「夕月と名乗っています。」
「では、これからあなたを夕月と呼んでいい?」
「はい。女のときは、そう呼んでください。」
「あたしは、紗枝です。」

紗枝は、小次郎を少し抱き起し、冷たい水を飲ませた。
小次郎は、未だ会ったことのない、母の面影を紗枝に見ていた。
「あのう、今、お忙しいですか?」
「暇ですよ。」(嘘である)
「それなら、身の上話をしてもいいですか。
 紗枝さまはお若いですが、母のように思われるのです。」
 私が、いい人間か、悪い人間か、言って欲しいのです。」
「どうぞ。」紗枝はにっこりした。

「私は、3歳のとき両親を亡くし、富田勢源という武道家に引き取られました。
 師匠は、小剣使いの達人でした。弟子は、私一人でした。
 先生は、私を天才だと言ってくれました。
 ところが7歳のときです、風呂の後、先生の寝室に呼ばれました。
 そこに賄いの婆様がいて、私に化粧をし、髪を真っ直ぐにとかし、
 私に女の服を着せました。
 そして、師匠は私を布団の中に入れ、方々をなでまわし、
 最後には私の男の証しを撫でました。
 私は、嫌だ、嫌だと泣きました。

 ところが、それが毎日続き、10日も経たぬうちに、
 私は女になって、男に抱かれることに、喜びを感じるようになりました。
 とくに、化粧をされたとき、まるで女になってしまう自分に、興奮しました。

 師匠に抱かれることも、喜びになりました。
 師匠が男の証しをくわええることも、
 私が、師匠の男の証しをくわえることも、喜びになりました。

 私は、稽古の時間以外は、女として過ごしました。
 婆様が、いろんな女の所作や話し方を教えてくれました。
 こうして、3年も経つうち、私は、すっかり女になりました。

 しかし、10歳になったとき、これではいけないと思いました。
 先生は、「わしに勝ったら、自由方面にしてやる。」と言って、
 私の免許皆伝の証を、先に作りました。
 私のやる気を高めるためだったのでしょう。

 私は、ある日、短剣では、絶対勝てぬと思い、長剣で戦いました。
 すると、勝てたのです。
 私は、先生は私を(女として)手放すはずはないと思い、
 先生を縄でしばり、
 免許皆伝の証と、いくらかの先生のお金と、女の着物とをもって、飛び出しました。
 男服がなかったので、女として、逃げました。

 その内、森の中に木こり小屋があったので、そこのおじさんの世話になりました。
 おじさんは、私が男だと言うと、「なんだ、残念だな。」と言うだけで、
 私に何もしませんでした。
 女になれと言われてもいないのに、私は女の成りで、
 料理、洗濯と1日の仕事をしました。
 男としての立ち居振る舞いは、もうできなくなっていました。
 空き時間に、その森で、私は一人で修行をしました。

 私は、師の免許皆伝の証がありましたので、小倉藩の剣術指南になりましたが、
 歩いても、話しても、仕草も声もどうしても女が出てしまいます。
 このため、家臣たちにバカにされ、辛い日々を過ごしています。
 そこで、「用がある」といっては、城を抜け出し、女の身なりをして、
 羽を伸ばしています。
 私の罪は、私を愛してくれた男に、顔を知られるはまずいと思い、
 殺そうとしたことです。ですが、不思議な剣士がやってきて、
 それを止めてくれました。
 その剣士は、私にもう強くなる必要はない。女になるがいいと言いました。
 その剣士に腹を打たれていて、ここまでなんとか来ました。
 そのとき、紗枝さまに助けていただきました。」

「そう。ようく分かりました。
 夕月は、何も悪くないわ。その不思議な剣士は、
 夕月の助け神だったのかもしれない。」紗枝は言った。
「男子として生まれ、それが、まるで女のようになってしまい、
 これは、親不孝でしょうか。」
「女の子が、間違って男として生まれたの。
 その男の子が、元の女の子に戻っただけ。」

「あたしね、独身でしょ。わけがあるの。
 男が嫌いなの。夕月みたいな、まるで女の子みたいな男の子が1番好きなの。
 だからって、男の成りはしませんけどね。
 ね、夕月は、男役の女は好き?」
「あ、それは、女性の経験がありませんからわかりません。」
「そうね。後で、試してみても、悪くないかもね。」
紗枝は、うふっと笑った。


(次回は、「夕月、紗枝と結ばれる」です。)



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洋之助物語<第4部 ②>『洋之助・佐々木小次郎に勝てるか』 



洋之助は、気配を絶って女の後を追った。
女は、道を曲がって、砂浜に面した古い小屋に来た。
中に入る前に、小屋の横壁に藁で包んだものがあり、
その中の物を確かめ、中に入った。
洋之助は女が確かめたものを、探った。
そこに、刀があった。
サヤに名前が彫ってあった。
『佐々木小次郎』
「佐々木小次郎とは、今1番の剣客ではないか。」
洋之助は思った。
「それにしても、名前を彫った刀を置いていくとは。
小次郎、油断したか。」
洋之助は、屋根にあがり、穴を探して、中を見ていた。
洋之助は、殺気と同じくらい、自分の気配を絶つことができる。

中の二人は、口づけをし、二枚敷いたゴザの上で抱き合った。
「ああ、江之介さま。強く抱いて。」
「ああ、夕月ほど、可愛いものはおらぬ。」
二人は、抱き合い、その内、男の手は、夕月の裾の中に入って行った。
「ああ、江之介さま。女のあたしに、こんなものがあるのが、恥ずかしい。」
「わしは、だからこそ、夕月が好きなのだ。」
「うれしい。ああ、あたしのものが、大きくなってくる。」
「よい、それが、よいのじゃ。わしのも、ほれこのように。」
江之介は、夕月の手を取って、自分の股間に入れた。

「まあ、うれしい。江之介さま。」
夕月は、江之介の熱く大きくなっているものを口の中に入れた。
江之介は、間もなくして、体を震わせ、沙月の中に達した。

次は、夕月が、男の証しを江之介にくわえられ、女の声を上げ始めた。
夕月は、何度も、声を上げた。
「江之介さま。夕月はうれしゅうございます。」
「可愛いものよ。」
「ああ、江之介様。夕月はイきまする。ああ、もうだめ。」
夕月は、震えながら、江之介の口の中に果てた。

夕月は、江之介を立たせ、小ぼうきで着物のごみをはらった。
夕月の殺気が、どんどん高くなって行くのが分かった。
「江之介さま、少しお待ちくださいませ。」
夕月は、小屋の壁にある藁でくるんだ刀を取りに行った。
だが、ない。刀がそこにないのである。
洋之助は、いそいで江之介に、
「夕月は、今日あなたを殺す気です。
 早くお逃げください。」
江之介は驚いていた。
「問答をする時間はありませぬ。」洋之助はいうと、
江之介は、急いで逃げて行った。

刀を持たぬ小次郎が出て来た。
洋之助は、小次郎に刀を見せた。
「小次郎。名前が知れぬよう殺すとてか。
 あの人なら、一生黙っていてくれたものを。」
「なぜ、ここがわかった。そして、なぜ、私が小次郎とわかった。」
洋之助は、刀の小次郎の名を見せた。
「自分の名を書いた刀を持ってくるとは、お前は、大間抜けだ。」
「ちがう。名のある刀を見せぬと、大門を通れないのだ。通行証の代わりだ。」
「なるほど、それなら、わかった。」
洋之助は、小次郎と話しながら、若い可愛い娘と錯覚してたまらなかった。

「小次郎、殺気は人にばれることを知っているか。」
「詳しくはわからぬ。気配ならわかる。」
「気配だけでは、人は殺せぬ。小次郎、お前は、弱いな。
 そんなお前の燕返しなら、俺でもかわせる。
 今、刀をやるから、俺を燕返しで切ってみろ。
 お前を小次郎と知るオイラも始末せねばならんのだろう。
 本気でやらぬと、お前は死ぬぞ。」
洋之助は、小次郎に刀を投げた。
「名を教えろ。」と小次郎。
「洋之助だ。」

小次郎は、刀の鞘を抜いて構えた。
そして「エイ」とばかり、燕返しと思われる切り方をした。
首あたりに一度横に切り、刀を返して、また切り、縦に切って終わる。
これでダメなら、突きに行く。これを、一瞬に終える。
小次郎は、切り終わったとき、手ごたえがなく突きまで行った。
気が付くと、小次郎の右となりに肩を振れるほどに、洋之助がいた。
そして、柄を握る小次郎の指の上を、洋之助が握っていた。
小次郎は、指も女のように細いと思った。
小次郎は、燕返しでこれほど接近されたのは、初めてだった。
「お前は弱いと言ったろう。」
「どうすれば、もっと強くなれる。」
「もう強くならんでいい。剣を捨てて、女になれ。」
「剣でムサシと双璧と言われた俺に言う言葉か。」
「そうだよ。俺が、覗き見をしながら、お前のために、考え抜いたことだ。」
「燕返し、引き分けでいいか。」
「いや、お前の負けだ。じゃあな。」洋之助は、はっと思う間に消えた。

負けの理由がすぐにわかった。
小次郎の下腹が猛烈に痛み始めた。
「燕返しの隙に、下はらに蹴りを入れたのか。
 信じられぬ。」
小次郎は、完全な敗北を認め、刀の鞘を杖にして、歩き始めた。
どこともなく、坂を上って行った。
歩くたびに強烈に痛む。
角を曲がって、呉服屋の前に来て力尽きて倒れた。
女が刀を持って倒れていることで、周りの娘達は近づかなかった。
その内、呉服屋の背の高い女主人が来て、
使用人を使って、布団を敷き倒れている娘を部屋の中に入れた。
女主人は25歳、独身、紗枝と言った。
小次郎と深い縁で結ばれる。

(次回は、「小次郎の身の上」です。)



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佐々木小次郎は、女のように美しく、
男色家であったという説があります。
あくまで「説」です。
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洋之助物語<第4部 佐々木小次郎①>


熊本に行く客船の中に、欄干に片手を乗せて、
柔らかな風を額に受けている美剣士がいた。
21歳だが、15、16歳に見える。
背は、168cmほど。
色が白く、唇は紅を塗ったような桜色である。
前髪を左右に分け、コメカミの髪を左右長く房にして垂らし、
髪を頭頂で結び、結び目に蝶の形をした飾りをつけている。
長い髪は、背中の真ん中まで伸ばしている。
下は袴、上着の上に、赤い袖なしの羽織を着ている。
それには、金の飾りがあり豪華である。

小次郎


「よ、あのお侍みろよ。男に見えるかい。」
柄の悪そうな、町人姿の男が言った。4人いる。
「俺もさっきから見ていた。女なら、いい女だぜ。」
「女だよ。男の成りをしているだけだ。」
「侍でも、弱そうだ。ちょっとからかってみようぜ。」

4人は、美剣士に近づいた。
「なあ、お侍さんよ。綺麗な顔してるな。」
「そうかい。」と美剣士は言った。
「唇があんまり綺麗でさ、ちょっと触っていいかい。」
「いいよ。」4人は、美剣士の声が、女にも聞こえると思った。
「うへー、柔らけーなー。」
「頬っぺたは、もっと柔らかいよ。」今度は、美剣士が言う。
「触っていいのか?」と一人がさわった。」
「あのさあ、尻もちょっと触りてんだけど。」
美剣士は、女に見られるのが好きで、腰から下に、綿の小さい座布団をつけている。
「ああ、いいよ。」と美剣士。
「おお、まるで女の尻みてーだ。」

船の別のところで、夫婦がこっそり言っていた。
「なんだね、あのお侍は。ゲスな男にあんなことされて、
 平気なのかね。しっかりしなよ、お侍だろ?」
「じゃあ、お前、助けにいくか?」
「いやだよ。ゲス野郎でも怖いよ。」
「じゃあ、人のこと言えねえ。」
そんな会話が、船のここかしこでされていた。

4人。
「姉ちゃんよ(すでにこう呼んでいる。)背中の刀だけど、
バカ長げーな。それ、姉ちゃんでも抜けるのかい。」
ここで美剣士がいう。
「抜いてやってもいいぞ。ただし、俺をいろいろからかった駄賃だ、
 一人1両でいい。出せ。」
「何、いいやがんだ、このアマ。」
このとき、美剣士は、背中の刀をヒュンと抜いて、もう背中のサヤに収めた。
4人は、何もされなかったと思った。
しかし、4人ともマゲを切られ、周りの髪が落ち、カッパ頭になった。
ヒーと4人は、腰をぬかした。

船客は、おおおおおおと拍手した。

「さあ、一人1両だぞ。」美剣士は、しゃがんで言った。
4人は、土下座して、
「すいませんでした。許してください。本当にすいませんでした。」
とくり返した。
美剣士は、うふっと笑った。
「許してやるから、覚えておいた方がいい。
 いいか。弱そうな奴ほど強い。わかったか。」
「はい。わかりました。弱そうな奴ほど強い。」
4人は、船の反対側に行って、小さくなっていた。

夫婦の妻の方が言った。
「なるほどね。弱そうな奴ほど強い。うふっ。」

船が、熊本の港についた。
美剣士こと佐々木小次郎は、晴れた空を見て、大きく背伸びをした。

それから1カ月後。
洋之助とムサシは、熊本についた。
海岸への道は賑やかだ。
二人は、海からの上り坂を行っていた。
すると前から、色っぽい美人がくる。
赤い柄のある着物を着ている。
「ムサシどうだ。あの女はタイプか。」
「お通さん以外は、皆タイプではない。」
「あはは、ムサシは、固すぎるよ。」
そんなことを言いながら、二人は、女とすれ違った。
そのとき、洋之助は、反応した。
「ムサシ、あの女に殺気があった。これから、誰かを殺しに行く。」
「女でも、刀が使えるのか。」
「使えるなんてものではない。あの女は、ムサシほどに強い。
 ムサシは、あそこの茶屋で待っていてくれ。」
「ああ、俺がいない方がいいんだな。」ムサシは言った。

(次回は、「女の正体」です。)



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