ファイザー日本法人は3月1日、2009年度(08年12月―09年11月)の売り上げが、前年度比2.6%増の4512億円となったと発表した。後発品の影響により、カルシウム拮抗薬(高血圧症治療薬)ノルバスクが減少した一方、アステラス製薬と共同販促している高脂血症治療薬リピトールと非ステロイド性消炎・鎮痛剤セレコックス、エーザイと共同販促しているアルツハイマー病治療薬アリセプトなどの主力製品が伸長したとしている。

 05年度からの売り上げ推移を見ると、4082億円、4150億円、4361億円、4395億円、4512億円と一貫して増加してきた。10年度は、薬価改定があるものの、年半ばにワイス日本法人との統合を控えており、増収が続く見通し。


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