研究者ら学会設立

8月24日 12時16分 livedoor
貧困やいじめ、障害などにより十分な教育を受けられなかった人たちを支援しようと、研究者らが21日、「基礎教育保障学会」を立ち上げた。

 

国立国語研究所(東京都立川市)で開かれた設立総会には、約150人が出席。参加者は「全ての人が学べる場をつくり、貧困や格差を乗り越えよう」と声を上げた。

 

学会は、教育や福祉などの研究者と夜間中学の元教員ら33人が呼び掛けて設立。研究と実践を連携させ、教育を受けたいと思う人の受け入れ体制や教育内容の充実を図ることで、憲法に明記された学習権の保障を目指す。

 

会長に就任した上杉孝実京都大名誉教授(80)は「多くの人に関わってもらい、政策にも意見を反映させたい」と語った。