料理研究家が、毎日の晩ご飯を公開。
和・洋・中・エスニックなど、メニューは盛りだくさん。
でも、仕事が忙しいから、超簡単にできるものばかり。
沢山の写真付きで、レシピ紹介もします!
サバイバルご飯&省エネご飯
未だに水が出ない地域も多く、ガスの復旧にも相当の時間がかかるようです。
不自由な生活が続きますが、少しでも温かいものを食べて元気を出していただきたく、少しの水とエネルギーでできる料理をご紹介していきます。
ご参考になさってください。
サバイバルご飯&省エネご飯造り
カセットコンロの巻き(下にレンジで作るレシピがあります)
「たまごぞうすい」
材料
レトルトご飯 1パック
(またはおにぎり1~2コ)
卵 1コ
かつおぶし 3~6g(適量でよい。無ければいれなくてもよい)
春菊・ネギ・キノコ などあれば適宜
水 300ml
塩 少々
道具 フライパン(なるべく薄めの安物が熱効率がよい)
カセットコンロ・IHクッキングヒーター・七輪などの熱源
箸、あればゴムべら、
1,フライパンに水とご飯(またはおにぎり)を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にしてご飯がふっくらと軟らかくなれば、2㎝長さに切るかちぎった春菊を加え、ネギなら斜め切りにして入れる。このときはシメジがあったのでいれました。
2,塩で味付けをして、好みで醤油を加え、かつおぶしをいれてまぜる。
3,卵を割り入れて手早くかきまぜる。器に分けて、残りの汁はゴムべらでしっかり器に分けいれる。
熱いうちにどうぞ。
ポイント:
A:カセットコンロの火力は中火以下で使いましょう。強火にするとすぐガスが無くなってしまいます。煮える時間は変わらないのでなるべく弱めの火で煮ます。
B:水が出ないところでは、使ったフライパンは洗わずに、そのままつぎの料理に使います。少し付着物があっても、乾くので、気温が低いうちは腐る心配もありません。
次のお料理のいい「だし」になることも多いのです。
C:かつおぶしはいいおだしが出る上、タンパク質源にもなります。だしを取って捨てるのではなく、最後に入れて食べちゃいます。
D:卵を器で割りほぐすと、洗い物が出るので、卵はそのままフライパンに割り入れます。
E:ストレスで血圧が高めになっているはずなので、くれぐれも薄味に作ってね。
電子レンジの巻き
材料は同じ。
道具:耐熱容器や大きめのどんぶり、箸、
1,耐熱容器や、大きめのどんぶりに水か湯とご飯を入れて、レンジに2~3分かける。(ワット数により変わるので、沸騰するまで見ながら時間を調節してね。
2,野菜を入れてもう一度沸騰するまでレンジにかけて、塩・醤油などで薄めに味付けする。
3,鰹節と卵を入れてまぜる。このままで食べられるけど好みで10~20秒くらいレンジでチンしても。卵の煮え具合が好みになるまでかけてね。
マルセイユのブイヤベース
3月2日
マルセイユのブイヤベース
9ヶ月ほど前のことになりますが、パリからリヨンの友人宅へ行き、一緒に南仏プロヴァンスをドライブ旅行。
久しぶりの旅日記、続きです。
ますは、「マルセイユ」から。
マルセイユにきたら「ブイヤベース」でしょう。
というわけで、晩御飯は、Chez LOURY シェ・ルーリーというレストランでブイヤベース。
マルセイユに行った人が全員、「ブイヤベースが美味しくなかった。」 と言うのは本当なのだろうか?
これで一人前。 45ユーロ(¥5,000くらい)だったと思う。
結論から言うと、本当でした。
スープには甲殻類のコクと甘みが全然ない。
舌触りがざらざらしている。
生きのいい魚を使っているのはわかるけど、美味しさを引き出しているとは言いがたい。
でも、居心地のいいお店で、デザートのハーブのソルベ4種、ハーブ当てクイズが楽しかったし、あっさりして美味しかった。全部当たりましたよ。
だって、わかりやすいんです。
ローズマリー、バジル、ラベンダー、エルブ・ド・プロバンスの4種。
魚を料理するのは、日本が一番上手かも。
あ、今のところ、私にとって世界一美味しいブイヤベースは、コルドンブルーがアリアンス・フランセーズ・仙台と合同で行っていた講習会で、当時の主任教授ギロタン氏が作ってくれたそれです。
お手伝いをしていたのですが、材料手配でとんでもなく手間がかかり、材料費が飛びっきり高くなったのを思い出しました。その写真もご紹介。
パリ サンジェルマンデプレ ラデュレでお茶
5月31日 ラデュレでお茶
ル・コントワールでデジュネのあとは、サンジェルマンデプレでショッピング三昧。
そのあとは、ラデュレでお茶。
なかなか注文を聞きに来てくれないのよね。
本当に、ちっともこないよ、
のどが渇いているんだってばぁぁぁ・・ぁ。
エスプレッソ・・・ふつうにおいしかった。
イチゴのジュース・・・超ぬるいよ。「氷もってこ~い」って丁寧にたのみました。
アイスマカロン・・・アイスクリームの上にマカロンがのっている、だけ。(アイスをはさんだのを期待していたので、なんか、残念)
と、なんだか、ステキな店内で、つまらない思いをしたお茶でした。
前回、2階でデジュネしたときはよかっただけに、残念度高し。
パリ ル・コントワールでデジュネ
パリ 5月31日 「ル・コンロワール」でランチ
ラスパイユのビオマルシェでたんまり買い物をした私たちは、
ローストチキンや、青豆やタマネギやハーブやサラダ野菜をもったまま、
ランチに「ル・コンロワール」へ。 ローストチキンにおうんですけど、、、
年中無休(これ重要)の上、ランチタイムは予約を取っていないので、12時ちょうど、とかにいけば、絶対に美味しいものにありつける貴重なお店です。
オデオンのルレ・サンジェルマンというホテルの一階にあります。
1時半くらいの半端な時間だったので、行列覚悟でいくと、ちょうど、テーブルが一つ空いたところで、奇跡的に並ばずに席にありつけました。
ここはやっぱり、おいしいわぁ。
鶏肉のファルシー(今日一のメイン賞! なかに超美味なフォアグラ、ソースが軽くてとってもいいでき。これが)
シュー・ファルシー(ロールキャベツのことだけど、サボワキャベツと肉がミルフィーユになっていた)
ガトー・ド・リ(米のプディング)
モモのタルト(これが、今日一のデザート賞!)
後、もう一品はわすれた、、、あ、プリンだった。
でも、やっぱり、ここは味が変わらずというか、ますますおいしいわぁ!
また、こようっと
3人でそれぞれ、メインとデザートをとって、生ビールを1敗ずつ飲んで、一人30ユーロくらいだったかな。
お勧めです。
パリ ラスパイユのビオマルシェ 子豚の頭
パリ 6月1日 ラスパイユの市場
朝ご飯は、Verletの紅茶と、昨日の夕方買ったフランソワ・プラリュの赤いマカロン入りのパン。
朝から幸せ。
朝一番に行ったのは、ラスパイユのビオマルシェ。
アパルトマンの近くからバス一本でいけるのを発見。
パリの市内地図「パリジャン」。
区ごとの地図、メトロ、バスの路線が載っているのでとっても便利です。
もちろん、バスを降りてからは人に聞く。
ラスパイユ通りの真ん中の並木道に、お店がずらりと並び、にぎわっています。
目が釘付けになったのは、
1、ノリナード・・・ノリの佃煮フランス版。本当に海苔だったよ、オリーブオイルで練った「ごはんですよ」みたいなもの
ちなみにこのお店は、、
「WAKAME」の横に、
「Dulse」という紅藻(トサカ海苔みたい)や
「Spaghetti de mer 海のスパゲッティ」、これはよく見なかったけど、名前からしてヒジキ?
去年ブルターニュで若布のクレープ(ガレット)を食べたけど、海藻のお店があるなんて、いかにもビオのマルシェっぽい。
もちろん、ゲランドの海藻入り塩や海藻入りバターもありました。
2、鳥やさん・・・
みごとな手さばきで、鶏の内臓を次々抜いて、糸をかけてローストチキンにしています。1羽あたりの所要時間は2~3分。おもわず5羽分見入ってしまった。職人さんの手仕事は美しい。
ローストチキンが超美味しそうなので、今夜の晩御飯に1羽購入。
子豚の頭のローストが、置物のようにあったよ。
どういう風に食べるのかしら?
頬肉がおいしいのかなぁ?
横にあるのは、頭の下の部分?らしい。
3、ジャガイモのガレットのお店
・・・とりあえず行列ができていたので並ぶ。
お腹がすいていたので買って食べる。
熱々でかりっとしてて、チーズがたっぷり入っていておいしい。
これ、帰ったらつくってみたいな!
ガレットで余計お腹がすいた私たちは、それからランチに「ル・コンロワール」へ。
続く・・・
パリ5月30日 黒鯛とジゴの晩御飯
パリ 5月30日 ディナー
今夜は、マレのアパートの件で知り合いになったフランス在住のAさんを我が家に
ご招待。(もちろん、借りたアパートだけど、今は我が家)
8時に、っていったら、「夜の8時ですよね、朝ならちょっとむずかしい」とかメールが来る楽しい人です。
メニューは、
バターはとりあえずエシレ。
黒鯛の照り焼き
黒鯛はモントルグイユ通りの魚屋で調達、
三枚に下ろして皮をはいであった。なかなか生きがよかった。
照り焼きソースは、
醤油と砂糖を同量小鍋に入れて煮詰めたら、あ~ら簡単出来上がり!
この醤油はバスティーユの小さな日本食品店でキッコーマン瓶入りを購入。
ジゴを焼くのは、海外に来たときの楽しみ。
今回は肉屋で骨を抜いてもらいました。
塩・コショウをすり込んだ後、
ぺティナイフの先で肉に穴を開け、
ニンニクの細切りを一杯差し込んで,
オーブンで焼くだけ。
これが美味しいのです。
ラタトゥイユ
パプリカもナスも大きくて、素材が美味しいので出来上がりも格別。
サラダ
チーズ
アンファン・ルージュの前に出ていた屋台で購入。
デザートは、ジャック・ジュナンのケーキ
エクレア、レモンタルト、チョコレートのタルト など。
ワインは、ルー・ド・リボリのよさげなワイン屋で買ったブルゴーニュの白と赤。
名前は、わすれた。
でもとっても美味しかったよ。
トマトのマリネパリ 5月30日マレの市場と骨董市
パリ 5月30日
今日は、ご近所散策。
マレを歩き回って、ユーフォーを二つ発見。
フランスの町のあちこちに、人知れず存在するというユーフォー。
初めての遭遇です。
この通りにあったよ。
まずは、ローズベーカリーをのぞいて(のぞいただけ、あんまり食べたいものも買いたいものもなかった。朝だったから、、?)
、
注目のショコラティエ・ジャック・ジュナンへ。
ゆったりした店内で、まったりお茶。
エスプレッソに別にお湯をください、っていったらちゃんと通じたよ!
(日本語がとっても上手なフランス男性がいましたから!)
チョコもステキ、ケーキもステキ。
旬の店はちがうわぁーーー。
そのあと、アンファン・ルージュへ、
パリで一番古い屋内市場とか。
「ここで、お昼ご飯にクスクスを食べよう大作戦」 は長蛇の列にあえなく撃沈。
晩御飯にお客様を招いているので、とりあえずお買い物。
アンファン・ルージュのある通りは、本当ににぎやかで食料品店が軒を連ねています。
しかも、骨董市が立っていて歩くのも不自由なにぎやかさ。
(ヴィトンの旅行用バッグのアンティーク(古物?)なんかもうってたよ。
市場の隣のよさげな肉屋でジゴ(ラムのモモの塊)を、
市場の中のビオのお店でホワイトアスパラやたっぷりの野菜や果物を購入して、市場の前にでていた産直屋台でチーズやスーシーソンを買って山盛り荷物。
お昼を食べていないけど、荷物がいっぱい、
持ってアパルトマンに帰るしかないでしょう。
すぐ近くだし~~~。
アパルトマン、すっごくステキだけど、エレなしなのよね。部屋まで81段。
磨り減って斜めになった曲がり階段を、空腹を抱えて登る私たちでした。
昼食難民が、お昼にありついたのは3時半。
歩いて歩いて、歩いて、、ピエ・ド・コションまで行き、
フォアグラのテリーヌとタルタルステーキとビール。
タルタルステーキの横のフライドポテトがおいしかった?!
土曜日の午後はお昼ご飯にご用心。
そのあと、エティエンヌ・マルセル界隈を楽しく散策。
モントルグイユ通りでお買い物に励んだ私たちでした。
また81だんのぼるのよ、ね。。。
パリ 5月29日晩ごはん オムレツとサラダとワイン
パリ 5月29日 晩御飯
コルドン・ブルーで、朝・昼・晩分のご飯をたべたので、腹ごなしに、サンジェルマン・デ・プレとサントノーレを散歩。われら3人に、コルドンの受講生の日本人美人女性一名も一緒。
サントノーレの「コレット」の地下で水を飲み、
(地下水がわいているわけではなく、いろんな水をおいてあるウォーター・バーなのさ。ジュースとかは瓶詰めをだすのに異常に高い。だからブランドの水だけ飲んだ。それでも、いいのがフランスのすごくいいところだと思う。私だけエスプレッソを)
本命の「Café Verlet カフェ・ベルレ」でゆったりコーヒータイム。
カフェ・ベルレは、去年の「Elle a Table エル・ア・ターブル5月号 No37」で知って、娘と行って以来の強烈なファン。
ここのコーヒーもさることながら、紅茶がと~~~~ってもおいしい。
アールグレイ・アンペリアルが世界一おいしい。
今回も大人買い。
晩御飯は、おうちに帰って(借りたアパートだけどおうちです)、かる~い晩御飯。
オムレツとサラダ、買ってきたタブレ(いまいち,、クスクスがのびてた)。
オムレツは、
昨日買っておいたラルド(塩漬け豚・燻製していないベーコン)をいれて焼いたら、なかなか美味しかった。
昔のフランス映画に、「何にもないから、オムレツとパンとワイン」なんていうのがあったけど(目玉焼きだったかも)、
そんなパリっ感、いっぱいのばんごはんでしたよ。
でも、ワインはちょっといいのを、ね。
パリ 5月30日 コルドンブルー
パリ 5月29日 コルドンブルー
今日は、コルドン・ブルーのマルシェツアーに。
朝8時半につくと、美味しいクロワッサンと飲み物が用意されていて、ゆっくり朝ごはん。
その後、マルシェ見学。
「牛の心臓」というトマトがあったよ。これは古い品種をまた作り出したものでとっても美味しいんだって。
ワイルド・アスパラガス この季節だけのものです。
帰ってきてランチ。
生ハム、テリーヌ、海老のマヨネーズ和えとアボカド、チーズ、などなど、など。
市場で買ってきたタプナードやメロンもでてきました。
ワインも出て、ほんわか、いい気分、お仲間との話も弾みます。(アメリカから5人家族、スウェーデンから2人、日本の若い女性1人、私たち3人)、
そうして、午後1時からデモンストレーション。
教室のまどから真っ青な空が。
今日のメニューは、
ホワイトアスパラガスのムースリーヌソース
市場で買ってきたアスペルジュ・ソバージュも登場。
ルージェ(ヒメジという魚)のソテー・アーティチョークのクリームにのせて・赤ワインソース
アレット(カリカリに焼いたパイ)に赤い果物のソース・たっぷりの生クリーム添え
少し塩味が強かったのが残念だったけど、充実した一日でした。
パリ 5月28日
パリ 5月28日パリ初日
今回借りたのはマレのアパート、ピカソ美術館のすぐそば、という好立地です。
CDG空港からはタクシーで48ユーロ。3人いるとタクシーが便利です。
アパートはステキで快適。3ベッドルームにひろびろダイニングキッチンとリビング、バス、2トイレ。3方に窓があるので、明るく風通しもいい。
今夜は近所の「ラス・ド・ファラフェル」で全部入りのファラフェル(5ユーロくらいだったと思う)を買って、チーズや生ハム、サラダを作ってワインとビールで簡単晩御飯。
ファラフェルは、ヒヨコマメかソラマメのコロッケ(直径3cmくらいの団子状)のこと。
コリアンダーやクミンなどのスパイスがほのかに効いておいしい。
ここのは、ヒヨコマメ(だと思う)。
ピタパンでサンドイッチにしたものも、ファラフェルと呼びます。
そのファラフェルが7~8こはいっていて、レタス、トマト、揚げナス、キュウリ、紫タマネギ、などの野菜もたっぷり。
一個でお腹が一杯になるボリュームです。
(ファラフェル8個は多すぎ)
ちなみに、ラス・ドファラフェル、というお店の名前は、ファラフェルの「第一人者・エース」ということらしい。
日曜日には、長蛇の列ができていました。