道程
夏の暑さが長く続いたせいで、2ヶ月くらいお犬様の散歩は早朝か夜遅くに行っていた。ちょっと涼しくなったので、意を決してお犬様をある場所に連れて行くことにした。
家を出てから、20分くらいは暴れまくった。最初の10分くらいは家の周りから離れることを拒否し、後の20分も隙あらば家に帰ろうと抵抗を試みる。だが、ある程度家から離れてしまうと何もかも諦めたように、しおしお歩いてくれるようになった。ただ単に暴れすぎで疲れて抵抗する気力がなくなっただけかもしれないけど(;´▽`A``
「んふふふ、今日は良い所に行くんだよぉ。サクサク歩かないと日が沈んじゃうから頑張ろうね。」
暫くテクテク歩いては不安げに後ろを振り返るお犬様。きっと私には判らない色んな音や匂いを察知して確認せずにはいられないんだろうけど、お犬様と一緒に振り返っても何もないことが多い。
「うんうん、後ろからは誰も来てないから大丈夫だよ。ホレ、前向いて歩かないと危ないよ。」
かーちゃんの声とリード捌きでまた前進するが、暫くするとまた振り返る。
「だから、後ろからは何も来てない・・・って車が来たよΣ(・ω・ノ)ノ!おー!イイコだね、危ないから端っこ寄って通り過ぎるのを待とうね。」
たまに本当に車やバイクや自転車が来るので、お犬様の振り返る行為もなかなか侮れない(;´▽`A``
こんな風に何度も振り返りながら休憩地点の公園にたどり着いた。
「あー、そうだね。お犬様があんなに引っ張らなきゃかーちゃんもお犬様も、HPがもっと残ってたと思うけどね(-"-;」
プチパニックを起こす時は、こちらも全力で構えなくてはならないので写真には収めていないが、何かとすれ違う度にプチパニになるお犬様。
お犬様はしつけ用のカラーを付けていてお犬様がぐいぐい引っ張った分だけ首が絞まる様になっている。そのせいか、この首輪にしてからお犬様の疲れ具合が格段に酷くなった。
そろそろ、自分が引っ張らなければこんなに疲れないという事実に気づいて、始めからしおしお歩いてくれるようになってくれれば良いのだけど、ビビリのお犬様にはまだまだ無理なようだ( ̄ー ̄;
「もう少しで目的地に着くから、頑張ろうね。」
「ここが目的地のわけないでしょう?ほら、行くよ。」
「はいはい、抵抗しても無駄ですよ。大人しく着いて来なさい。」
何とか目的地の方向に歩き出すも、まだ抵抗を試みるお犬様。
「嫌だよ、もう目的地の方が近いもん。そこで休むよぉ。」
「そうそう、最初からそうやってスタスタ歩いてくれればいいのよ。もうちょっとだからね、頑張れお犬様(そして、かーちゃん)。」
目的地近くになってお犬様がようやくスタスタ歩いてくれるようになった。
2ヶ月ぶりに来たのだが場所はしっかり覚えているらしく、どんどん早歩きから小走りになる。お犬様はその場所でたっぷり休憩できることがわかっているのだ。全くゲンキンな奴である(;´▽`A``
記事が長くなってしまったので、お犬様がドコに行ったのかは明日の記事に続きます。
たいした場所じゃないんですけどね。でもお楽しみに~(*^▽^*)
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