なぜサイバーエージェントに転職したんですか? | おいぬま日報 アメーバ出張所

おいぬま日報 アメーバ出張所

渋谷区で働くWebエンジニアの日記


最近ウチの会社から内定が出て、他社からも内定をもらってどうしようか悩んでいる学生の方に会って話をする機会がよくあります。そこで必ずといっていいほど聞かれるのが「なぜサイバーエージェントに転職したんですか?」という質問。会社を選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、自分の場合はこうでした。

まず前提として、自分はインターネットサービスを運営している企業で、かつ多くのサービスを抱えている会社に転職したいと考えていました。理由はシンプルで、運営しているメディアがたくさんあれば、何かのサービスの開発に従事していて仮に飽きてしまっても、他のサービスに携わることができるから。(飽きっぽい性格なのです)

その中で何社か内定をもらったのですが、最終的にサイバーエージェントに決めたのは、最近発売された社長の「起業家」という本に書いてある「メディアを収益の中心とした企業に変える」という決意・宣言と、それに対する実行力が純粋にすごいなと思ったからです。(「変わるんだ」と宣言しても実際はあまり変わっていない会社を多々見てきました)

自分は、2005年にもインターネットメディア企業で働きたくて転職活動をしていたのですが、ぶっちゃけその頃はサイバーエージェントなんてまったく検討の候補にすら上がらない感じでしたw (当時はまだ広告代理店のイメージが強かった) ところが2006年に社長が「アメーバを中心としたインターネットメディア企業になる」と宣言し、約4年後の2009年後半になると、アメブロやアメーバピグを中心とした「アメーバ」が本当に事業の柱になってきており、その変化力・有言実行力がすごいと思ったのです。というのも、自分は2005年にからミクシィでインターネットメディアの仕事に4年以上ついていたのですが、インターネット業界はドッグ・イヤーという言葉の通り、技術や取り巻く環境の流れが早すぎるので変化に柔軟に対応していかないと生き残れない、ということを痛感していたからです。

じゃあ実際に入ってみてどうよ?というところなんですが、その有限実行力、やると決めたらトコトンやる部分を日々目の当たりにしています。わかりやすいところだと2012年11月の30億円を投資したビッグプロモーションでしょうか。1年の営業益が吹き飛ぶレベルのプロモーションをあのタイミングでやるなんて、アカギレベルのギャンブラーだとしか思えません。

そんなわけで、日々外的環境の変化やそれに合わせるための社内の変化についていくのに必死なのですが、サイバーエージェントで働いてきたこの3年間で「会社選びを間違えた」と後悔することは一度もなかったです。自分は2010年入社なので、アメーバが黒字化した後の甘い汁をすすっている立場の人間なのですが、つい昨日この起業家という本を読んで、改めてまた明日から頑張ろうと思いました。

起業家/幻冬舎
¥1,575
Amazon.co.jp