最近こちらでは 毎日どしゃぶりの雨が降っています。

かくいう今も、外はざあざあ雨の音が聞こえています。

 

ただ、埃っぽいダッカの街が

雨の後だけは空気が綺麗で、深呼吸したくなります。

雨の後の街を、リキシャに乗って走るのはすごく気持ちが良いです。

 

実は昨日は、いろんなことが頭をぐるぐる巡って

あと今までのことやこれからのことを考えたりして

久しぶりに思い悩んでしまいました。

 

いろいろな立場のひとがいて 当たり前だけど

この国を好きな人も もちろん嫌いな人もいること。

 

わたしの友人でも、来たばかりのころは大好き!と無邪気に言っていたのに、住んでいくうちにこの国を嫌いになってしまった子もいます。

渋滞や住み難さに加えて、政府の未熟さ、賄賂の横行、マイノリティへの弾圧…

悲しいけれど、嫌いになってしまう理由が確かにあることも事実です。

 

私がいま毎日を一緒に過ごしているバングラデシュ人は

きらきら輝く瞳を持つ子どもたちと

そんな子どもたちの未来を守ろうと奮闘する志ある若者たちと

自分の人生を何とか掴みとろうとする女性たち…

環境に負けず 誰かのせいにせず 直向に頑張るひとたち

 

いろいろあっても、大変でも、嫌いには絶対なれません。

わたしは心から彼らを尊敬しているし、自分の人生の中で出会えてよかったと そう思っています。

そういう私は やはりすごくすごくラッキーなのだと思います。

 

もし自分の意思でなく仕事で無理矢理来ていたら、、、

毎日会うのが賄賂を請求してくるような政治家だったら、、、

ここで自分の大切な人が傷つけられたりしたら、、、

わたしもやはり、嫌いになっていたでしょう。

 

いろんなことを考えすぎると、がんじがらめになって

いろんなひとの想いでいっぱいになってしまうから

自分は自分の立場から 自分の役割を全うする

もう、それしかないと思うんです…。

 

私自身も、何もかもが眩しくて輝いて見えた

2012年から考えると

この国の、嫌な部分や理不尽な部分を知って

昔とは少し違う気持ちになっていると思います。

 

ただ、ひとりの人間にたとえるならば

必ずそこには良い面と悪い面があり

素晴らしい魅力や、良い部分が沢山あるのも変わらない事実で、それを伝えたい想いは来たときよりはるかに強く、深く

 

この国と結婚したような立場のわたしは、駄目な部分をどれだけ知ったとしても愛する努力をしていくのだと思います。

本当に、ひとりの人間を愛するように

 

清濁合わせて…愛憎共に…

これからも飲み込んでいくのだと思います。

 

 

今日はなぜか 夜更かししすぎて少し重い話をしてしまったので

最後に可愛いものを見て癒やされてください。

最近センターに住み着いた子猫ちゃんです。