運動会に来てくれなかった母の話 | おひるねアート.com(日本おひるねアート協会公式ブログ)

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こんにちは♪

おひるねアート®作家の青木水理(みのり)です。

先月、娘の運動会がありました!
今年はペンギンさんのお弁当を作りました♪



娘は白組。
ダンスも、かけっこも一生懸命で。
皆でいっぱい頑張って、白組優勝しました!
楽しい思い出ができてよかったね。

娘の運動会には、毎年私の両親も来てくれます。
可愛い孫のため、いつも駆けつけて応援してくれる両親。
子供たちはおじいちゃんとおばあちゃんが大好きです。






運動会で、いつも思い出すことがあります。
今は孫の運動会に駆けつけてくれる両親ですが・・

私が小学生だった頃、母は運動会に一度も来たことがありませんでした。

母も、小学校の先生だったため、運動会はその学校といつも同じ日・・
そのため、いつも父だけが応援に来てくれていました。
でも、小学校同士は近かったので、お弁当の時だけは母は駆けつけて、一緒に食べてくれました。

子供の記憶は曖昧なもので、実は大人になって初めてその事実を知りびっくりしました(笑)
まぁ、「どうしてお母さんは私じゃなくて他の子の運動会を見に行ってるんだろう」と
思ったことはあったかもしれませんが。

私は忘れているのだけれど・・
母は、私が当時母に言った言葉のひとつひとつを覚えていて、その度に自分の仕事を続けていくことに悩んだり、傷ついたり、していたのだそうです。


「お母さんは自分の子供の前でも学校の先生みたいだ!」
と、言ったこともあったのだそうです。


それを言われた母の気持ちを思うと本当に申し訳ないことを言ってしまったな・・と思うのですが

でも・・・

大人になって思うのは
私はそんな母を見て育ってきたから
母のように、子供たちのために役に立つ仕事がしたいと思えるのだと
母自身もきっと悩んだことはあったかもしれないけど(私に当時の罪悪感を話してくれますので・・)
働く母の背中を見てたくさんのことを学び、良いことも悪いことも全てひっくるめて私の今を作っているのだと


母に感謝こそすれ恨んだことはありませんし、今もいきいきと楽しそうに働く母の姿は私の自慢です。


そして、たぶん、それは母が「働いているお母さん」でも「専業主婦のお母さん」であったとしてもどっちでもいいことで。
私は私を育ててくれた母に感謝して、いまの自分を見つめていくのだろうと思います。




私は、赤ちゃんと一緒に働ける環境を作りたい、という思いを持っています。
そういうことを話していると、保育園に預けることはいけませんか?という声を聞くことがあります。

いけなくなんてちっとも無いし、それをいけないなんて言ったら、私は自分の母と自分の人生を否定することになります。
いま、保育園にあずけていることで罪悪感を感じているお母さんがいるとしたら。
私は昔小さい子供だった頃の自分から代弁して、お母さん大丈夫だよって言ってあげたいと思います。




私は生後6ヶ月の時から保育園っ子でした。
母以外にも、たくさんの人に愛されて育ちました。
それは今でも良かったな、と感じているし、
お母さん頑張ってたな、好きな仕事を続けられるのは素敵だな
と思っているのです。


子供は、血が繋がってなくてもいい、誰かひとりでもその子を愛してくれる大人がいたら大丈夫、ということを聞いたことがあります。
お母さんだけが全てを負う必要はないと思うのです。
お父さんだって、おじいちゃんやおばあちゃんだって、保育士さんやいつも声をかけてくれる近所の人だって・・
皆で育てていくのが子供だと思うのです。




お母さん、は子供の人生に多大な影響を与えるかも知れない。
でも、お母さんは絶対ではない。
たくさんの人とかかわり合う中で自分のアイデンティティは確立されていきます。
お母さんがその機会を子供から奪ってしまったら、それこそ大変です。
子供は大人になって、母を一人の人間として見たとき、その時から自分の足で本当に自立していくのだと思います。


そして、矛盾しているようですが・・
そんな風に思っていても、今、小学2年生の娘は私の背中を見て何を思うのだろう。と、いつも不安は耐えません。
自分を良い母親だと思ったことは一度もないし、毎日悩みながら、迷いながら、子育てしています。
それが母親なんでしょうね。


余談ですが、私の父も、息子(私の弟)の結婚式の時に泣きながら本音を語ってくれました。
自分が小さい時に父親を亡くしたから、自分が父親らしく振る舞えていたのかわからなかったと・・
そうか、お父さんも初めから父ではなく、悩みながら私たちを育ててきたんだなと
その時初めて父の気持ちに気がついたのでした。

子育ては、お母さんだけのものではなく、お父さんも試行錯誤なのですよね。


愛しているからこそ、愛し方を否定されると傷つきます。
でも、愛し方に正解なんてありませんし、ジャッジされる必要もありません。

良い母親にはなれなくても、お母さんみたいに楽しく生きたいな、と娘が思ってくれたらいいなと思います。


私の協会理念に関する記事でもそんなことをお話しているので、よかったら合わせて読んでみてくださいね。






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