漢方には「食養生」と
いうことばがあります。
食養生とは、毎日の食事によって
健康をつくりあげること
そのためには、食べものの性質を知って
自分の体質や体調に合う食べものを
選ぶことが大切です。
「性質」なんて、出てきましたが
むずかしいことではないんです
それは、食べものの「食性」と「五味」
「食性」とは食べもののカラダを温める、
カラダを冷やすはたらきのこと。
「五味」とは酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味
それぞれの味に、はたらきがあります。
食性には・・・
熱性、温性、涼性、寒性、平性
といった性質があり、
体を温める、冷やす、どちらでもない
の3つに分けると活用しやすいですね。
温めて、新陳代謝を高める
・温熱性の食べもの
長ねぎ、生姜、ニンニク、しそ、唐辛子、羊肉、牛肉、鶏肉、まぐろなど
冷やし、炎症、興奮を抑える
・寒涼性の食べもの
トマト、レタス、白菜、大根、豆腐、すいか、バナナ、夏野菜、海藻類など
どちらでもない(温めも冷やしもしない)
・平性の食べもの
ニンジン、キャベツ、いも類、白米、ぶどう、卵、豚肉、イカ、ホタテなど
食性を活かすことは、いたってシンプル
たとえば・・・
体が冷えていたり、寒い季節は
体を温めるものを
体が熱い、イライラ、暑い季節は
体を冷やすものを
食事にとり入れるといった感じです。
平性のものは、性質がおだやかで
どんな体質の方でも合います。
また、体質に合った食べ方も食養生。
体を冷やす食べものは加熱することで
冷えなくすることができるので
冷え症の方は加熱するといいですね
生姜とナスというように温と冷を
組み合わせて、バランスをとるのも
よい食べ方です。
「五味」については、来週に
お話をさせていただきたいと思います
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