終わりました。
1日目は国立競技場の北側アリーナD18ブロック9列9番で、
2日目はTOHOシネマズ海老名のO列35番で、
見届けさせて頂きました。
書きたいことはいろいろあります。
僕には5年分のももいろクローバーへの思いと、
7年半分の有安杏果への思いと、
8年半分の佐々木彩夏への思いがあります。
(そして根底には11年分のおはキッズへの思いがあります)
それらを絡めて国立の感想を1つの記事に書くのは無理があります。
きっと本当の僕の思いを伝えることはできないでしょう。
なので(できるだけ昔の僕のブログを知らなくてもわかりやすいように)要点だけかいつまんで記事にします。
【セトリについて】
前半はももいろパンチから順番にシングル曲を歌っていき、
その後に5月発売の新曲を披露するという構成。
僕は4年前の怪盗ツアー初日1回目公演以来の参戦なので、
インディーズ時代の曲は熟知しているけど怪盗以降は1回聞いたことがあるかどうかです。
最初の2曲はももパンと未来です。
まさに僕がももクロに通っていた時代の曲なので最高に楽しめました。
次の3曲はいわゆる無印時代、僕がももクロから他界した直後の曲です。
ほとんど知らないので全然楽しくなかった。
6曲目からはZ時代の曲です。
これらもほとんど知らない曲でしたが面白かったです。
曲を知らなくても楽しいのがももいろクローバーZなのです。
特にGOUNNの合成映像演出には感動してしまいました。
楽しいライブは観客とももクロが一緒に作るもの。
あっと驚く楽しい演出を常に追求する。
ももクロの本質は貧乏インディーズだった5年前と変わっていません。
見たか5万人!
これが5年前に俺が惚れた「ももクロ」だ!
【5万5千人のハッピーバースデー】
15日は有安杏果さんのお誕生日でした。
ライブ中に巨大バースデーケーキ(中身はともみん)が登場し、
観客全員で緑のペンライトを灯しながらハッピーバースデーを合唱しました。
泣きました。
僕は5年前、11人の有安杏果生誕祭に参加させて頂きました。
今回の国立競技場の観客は約5万5千人です。
5万倍だぞ5万倍。
こんな日って来るもんなんだ…
あの子たちが「モノノフさんが好き」だとか「世界のモノノフNo.1!」とか言ってる気持ちがわかる気がします。
2日目の最後の挨拶であーりんが「モノノフさんは優しい。今も私推しじゃない人がピンクのペンライトを点けてくれている」と言っていました。
まさにその通りです。
皆さんありがとうございました。
世界のモノノフNo.1!
【5万5千人のペンライト】
5年前、有料ライブに来るようなももクロのファンが20人程度だった頃から、
僕はももクロが何万人もの人を楽しませるユニットになれると信じていました。
そして、握手会などで少数の人に何百枚ものCDを買わせるユニットではなく、
ライブパフォーマンスで何万もの人を楽しませるユニットになって欲しいと願っていました。
国立の初日、日が落ちてから後ろを見ると、スタンド席で5色のペンライトが無数の星のように輝いていました。
このペンライトの灯り一つ一つが、ももクロのライブを楽しんでいる一人一人なのです。
夢が叶いました。
最高の景色でした。
【4年7か月ぶりの答え】
2009年8月29日。俗に言う「熱海事件」がありました。
この日ももクロは熱海市の花火大会の野外ステージに呼ばれていました。
このイベントは椅子が並べられた座りスペースとその周囲の立ちスペースに分かれていました。
オープンスペースの無料ライブなので早い者勝ちで好きなところに陣取れます。
座って見たければ前の方の座りスペースに、立ってはしゃぎたければ周囲の立ちスペースに行けばいいわけです。
日が暮れて夜の部、ももクロが登場するとどういうわけか椅子最前列の人たちがいきなり立ち上がってしまいました。
「なにこいつらバカなの?立って見たいなら最初から立ちスペースに行けよw」
ぐらいにしか初めは思いませんでした。
しかし曲が始まり、オールスタンディング状態でヲタがはしゃぎ始めた頃、僕はももクロ現場で一番見たくないものを見てしまいました。
椅子席の人たちがちゃんと座っていればステージが見えるはずの場所にいる小学生くらいの女の子が、視界を塞がれつまらなそうにうつむいてしまっているのです。
彼女はももクロを楽しむことをあきらめてしまっていました。
ステージ上のメンバーは、杏果ちゃんこそ少し困ったように「後ろの人見えてますかー?」と呼びかけたりしていましたが、
他の5人はそのようなことをせず、客席のどこからどのように自分たちが見えるか気にもせず、ただ目の前だけを見て踊っていました。
それがとても悲しくて、僕もその日はももクロを楽しめませんでした。
帰宅後、いつものように当時やっていたブログにレポート記事を書きました。
その最後にこう問いかけました。
「みんな何のためにももクロやってるの?」
これはその場に居たヲタとスタッフとメンバー、特にリーダーの夏菜子に対する問いかけでした。
なんのためにももクロやってるの?
紅白歌合戦に出場して何がしたいの?
自己満足のために紅白に出たいの?
ももいろクローバーの意味って何?
そんなことを聞きたかったのです。
その答えが国立2日目の最後に返って来ました。
「私たちは大きな会場でやりたいから『大きな会場でやりたい』と言っているんじゃないんです」
それは、まさにあの時僕が聞きたかった答えでした。
「私たちは天下を取りに来ました。でもそれはアイドルの天下ではありません。芸能界の天下でもありません」
それは、まさに僕がずっと聞きたかった言葉でした。
「人を笑顔にすることにゴールはないんです」
それは、まさに僕がずっと言いたかった言葉でした。
まさか夏菜子に先に言われるとは…
でも当たり前ですね。
あの時の夏菜子は中学3年生の15歳、今は高校を卒業した19歳。
その間ずっとももクロのリーダーをやってきたんです。
人を楽しませるとはどういうことか、ももクロの存在意義は何か。
一般ぴーぽーの僕なんかよりずっと深く考えているはずです。
夏菜子は大人になりました。
これからは昔のような手出し口出しはせず、黙ってあの子たちに、
いや、黙ってあの大人たちについていこうと思います。
もちろん協力すべきところは協力しますけどね。
まずはどこが誰のパートか把握してちゃんとペンライト振れるように、
Z以降の曲の研究をしようと思います。
話はそれからだな!