ゴルフ珍事件 ~第3話~
~私が直接体験したわけではないが、私の目の前で起きたゴルフの珍事件です。~
<第3話>
あるゴルフコンペがあった。
A局長は最近ゴルフを始めたばかりで、やっとゴルフにのってきたところだ。
B部長は、普段はおだやかな人だが、
ゴルフになると急に人が変わってシビアになる。
それになんといってもゴルフが大変うまくて、
いつもコンペで優勝争いをするほどの腕前だ。
ニアピン賞のかかったショートホールにやってきた。
まずは、A局長の番。
ティーショットを打った。
なんとピンそば1mくらいのところへピタッとつけた。
これはすごい。
「局長やりましたね」
「ニアピン賞いけますね」
「いつの間にこんな上手になられたんですか」
そばにいた人達は皆、拍手と共に素直にA局長をほめたたえた。
続いてB部長の番だ。
ティーショットを打った。
皆、「少しは手を抜いてやれよ」と、
心で願っていたのもむなしく、ボールは見事ピンそばなんと30cm、
つまりA局長より内側につけてしまったのだ。
アー!最悪のケースが起きてしまった。
シラーッ!
誰も拍手をしない。
なんともビミョーな空気が最後まで流れていた。
その後、B部長の人事にも影響したという噂だ。
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