旅の栞3ページ 太陽が昇っている間 観光は全力で行きます の巻 | おぐりん呑み旅 ひとり旅

おぐりん呑み旅 ひとり旅

一人旅…。
それは 大切な時間
切符を持って 列車に乗れば
昨日までの
自分はちょっとお休み…
そう 私は旅人…
素敵な出会いを求めて…。



温泉に散々浸かりまくり
すっかり干上がった体に
ここぞとばかり
ご馳走をつまみに
大量の酒を注ぎ込み
予定通り昨晩すっかり
ホテルで出来上がったてしまった
おじ様達
就寝後 2回目のトイレへ駆け込んで
枕元の水をゴクリとやって
再び布団に戻り高鼾…
そんな
日の出間近の白良浜

皆様
どうして 人はこうも変われるのでしょうか?
旅力は凄いですね
私の青いスニーカーは
オレンジに色を重ねる
輝く白い砂浜を
颯爽と噛み締めながら
突き抜けて行くのでした

波音とリズムを合わせる
息遣い…
汗ばむ肌に
涼しい朝の海風が
何処までも
追いかけて来ます
白い砂に映る自分の影は
黄金の光に輝いています
お天道様のご機嫌も
今日は頗る宜しい様ですね!

うん!実に気分爽快!
私…生きているんですね!
良し!20年は若返った!
まだまだイケてると思う…いや思いたい!
昨日注入したアルコールもすっかり抜けた!
此れで今日も酒が呑める!

旅の栞 三日目 
勢いつけて
さあ スタートです!


ランニング後 
心は青春ドラマ気取りで 自撮りして居ります…
面倒くさい男ですが 今回も最後まで
お付き合いくださいませ 但し今回も長いですよ。



さてさて
本日は 忙しい1日になりそうなのですよ
彼方此方飛び回って
運転距離も 凄い事になりそうなのですよ
えっ?何故かって?
私 欲張りだからですよ。

まっぷる…
皆様 あの観光本の分厚さご存知ですか?
和歌山の事だけで あの凄い情報量ですよ
旅の計画の段階で
泣く泣く取捨選択を迫られるのですよ
どうしますか?
焦りますよね?
悔しいですよね?
じっとしてられませんよね?
旅の時間は短いのです
こっちはお金と時間を払って居るのです
だから観光の方でも
お腹いっぱいにしなくてはならないのですよ
腹八分目では足りないのですよ
元は取らなくてはならないのですよ

どうせ日が沈んでしまえば
ドカンと腰据えて
ニタニタと酒煽っているのがお決まりなのですから
せめて日が昇っている間は
彼方此方 一生懸命
観光しなくてはいけません!

私のブログ 皆様既にお気づきでしょうが
観光よりも酒呑の記事に偏っていませんか…
自称 旅のブロガー(もっと更新しろ)としては
不本意じゃないですか
ですから 今回は観光も頑張りますよっと
(分かった様な 分からない様な気分ですが 次行きましょう…。)

と言う事で
午前8時 崎の湯


道後 有馬と並び 日本三大古湯の一つ
白浜温泉です
其の中でも 
予め熟読しまくった
まっぷるにて
此処は歴史ある名湯!
湯ったりしてね!
などと 旅人を頗る煽ってくれましたので
私 其れ素直に乗っかりました
私 朝一で向かいましたのです

おいおい!
此の先は海だろうって所に 
湯への入り口が
有りまして
券売機で420円を支払い
風呂に向かうと
管理のおじさんに
此の先撮影禁止ねと
旅ブロガーの心を見透かすかのように
釘を刺されるのです
(という事で写真有りませんよ)
次いで 背後から
ゆっくり入っていってね
湯加減良くしておいたよ!
の嬉しい言葉
テンション上がって来ましたね!
そうそう 温泉 温泉 絶景露天風呂っと!
旅らしくなって来ましたね!

簡易の脱衣場で服を脱ぎ
素足を一歩 岩場に踏み出すと
お〜っ 出ましたよ!現れました!


(ルールは守る 模範旅ブロガー という訳で写真お借りしました)

目を瞑れば
温泉の有難さに溜息をつき
目を開ければ
眼前の雄大な太平洋の絶景に
感嘆の声を上げる

岩礁に打ち付ける
波音が去った後の
一瞬の静寂の中
青く高く広がる空の下
切り取った絵画の中に
私自身が入り込んでしまったかの様です

美しい時は止まり そしてまた進む…

火照った首筋を
涼風が 吹き抜ける
あ〜何と言う 贅沢な時間
もう私…このまま
何処までも堕落してしまっても構いませんよ!
法に触れる事無く 堂々と
暫し真っ裸で
大自然と向かい合って居りました!

一番乗りのお湯でしたが
湯船も賑やかになって来ましたね
おっと時間ですか…
次に参りますよ!

午前9時 千畳敷 


全国には他に
千畳敷と呼ばれる名所が有りますが
デッカいデッカい太平洋が
長い長い工期を経て
コツコツと拵えてくれたのですよ
其れはもう見事な物です

太平洋に向かい 岩壁が段々と降り様は
正に 壮大なる海の舞台
岩壁へ降り 耳をすませば
遠く海の彼方から 神の声が
届くかの様です


そうそう!
私 変なスイッチが入ってしまい
ドキドキしながらも
奥へ奥へと
どんどんと岩場を飛び跳ね
海に迫る岩壁に立ってみました…
結果
お尻の◯がキュッと締まりました。
(其の報告必要ですか?)

(高波が後ろから襲いかからないか
心配で仕方ない 自撮り男
尚 夢中で 遠く岩壁の先まで来てしまい
只今 後悔中)

汗だくで
どうにかこうにか車に辿り着きましたが
水なんて飲んでる時間は有りません
次行きますよ!


午前10時
三段壁 到着


知識も要らない 色々考える必要も無い
ただ 海に向かい
目に映る物そのまま
全身で受け止めれば
心持ってかれますね
人工的な物が一切無い風景は
何時までも観ていられます
疲れません
心身が充電されて行く感じですよ


と何時までも 
荒んだ心の隙間埋めている
場合じゃ有りません
予定の時刻が過ぎてしまってます


尚 三段壁は
恋人の聖地だそうですと…
……
……
其れは 其れは
大変失礼致しました
そそくさと
自撮りして退散…
さあさあ 次の場所へ移動しますよ!


其の3時間後…


あの…
この堂々巡り
良い加減そろそろ
終わりにして下さいませんか?
狭い山道 
前傾姿勢で
対向車に神経研ぎ澄まし
ハンドルを繰り返し
左右に大きく切って
ぐんぐんともう
嫌になる程 山登って来ましたよ

海抜ゼロメートルから
何時のまにか私
紀伊山地を下に見てるじゃないですか!
全てが眼下に見えるじゃないですか!

ナビの位置情報は
奈良と和歌山 行ったり来たりを
しつこく報告中ですし…
本当このまま私
目的地へ辿りつけるのでしょうか
先程から耳の奥がキーンとしたままですし
其れに私的には そろそろ
トイレへのカウントダウンが
始まっているのですけど…

空席の助手席に向かって
愚痴が続く
そんな一人ドライブ…
何か虚しくなりかけた頃
登り道はいつの間にか
平坦な道に変わりました
そして次の刹那

突然 山深い緑が開かれ
現れましたよ
天空都市が!

約1200年前
空海が密教修行の地として選んだ
聖地 高野山

四方を見渡せば
紀伊の山々の
濃い緑がぐるりと隙間なく
人里を隔絶し

天を仰げば
雲が眼前に迫り
世情は最早届かず

正に其の様な
世間とは隔絶された地に築かれた
圧倒的な宗教都市。

午後1時 高野山到着



1200年前から延々と続く
仏教の教え
其の威厳に満ちた空気の広がりが
今も漂う街

悠久の時を経て今尚続く
空海の声を聴き
教えを
五感で感じる聖地
其れが 高野山でした。




そうそう!
精進料理 土産屋が並び
グルメも楽しめる街
其れもまた 高野山ですよね
という事で
高野山名物 やき餅 頂きましたよ
モグモグ 店先で男一人。

さてと
甘いもの食べて
頭に栄養が回って来たところで
只今午後4時
今宵の宿泊は
和歌山市内なのですが

当然登ったら降りですよね
またまた
前傾姿勢で
ハンドル左右の繰り返しが
延々と続くのですか…
レンタカー返却時間も迫ってますね
天空都市 高野山への道は
やはり 険しい道程なのでした。

と言う訳で
旅の栞 3ページ 観光編
何とか完走致しました!





次回予告
またまた 呑んでます!
(自称旅ブロガー またまた酒呑の記事に戻る様です)