夏旅 2018 繋がりました 熊野編の巻 | おぐりん呑み旅 ひとり旅

おぐりん呑み旅 ひとり旅

一人旅…。
それは 大切な時間
切符を持って 列車に乗れば
昨日までの
自分はちょっとお休み…
そう 私は旅人…
素敵な出会いを求めて…。



大阪の簡素な
ビジネスホテルの洗面台
鏡に映るのは
どんより酒で浮腫んだ
哀しき男の
何時もの寝起顔
相変わらず教訓は生きていませんね

然し乍ら クックックッ…
本日の私の
目尻はグンと下がって居りますよ!

学習能力の無い男の
何時もの
辛い二日酔いでも
後悔なんて微塵も有りませんね
何と言っても
旅の始まり 魅惑の大阪
美味い肴と酒を
存分に楽しんで迎えた朝ですからね!

もう…ウキウキワクワク
浮き足立ってます
旅は始まったばかり
本日 出逢うもの全てが
未だ見ぬ
新鮮な事ばかりときたもんだ…
其れはもう 心踊りますよね
何時もの 日常の あの場所に
行かなくて良いんですね!
あー旅って最高!
よし!
取り敢えず 
からっからの喉と胃袋に
ミネラルウオーター
ゴクゴクと流し込んで
旅の栞2ページ目
スタートです!


さてさて
勿体ぶって 惚けておりましたが
漸く
皆様にお知らせする事となります
今回の
旅のテーマ…其れは
そう言えば 
まだ 半分残ってましたの巻
……
……
うーん 此れでは
皆様には サッパリわかりませんよね


この地図は
そう紀伊半島ですね
ご存知の通り
日本で一番大きな半島ですね
半島とは
三方を海などの水域に接している陸地の事
もしかすると
もう少しで 紀伊島になっちゃう所でしたが
そのおかげで 本州から
陸伝いで 大きな島気分!

太平洋に湾曲に突き出した海岸線
ずっと続く海岸線
実に魅力的ではございませんか?
紀伊半島!

ところで
(↑クリックしてね)

紀伊半島を
相変わらず 酒を求めて
旅をしていたのですね私
そして 其のルートは↓

 
うーむ
綺麗に半分残しているじゃないですか…
私の紀伊半島!

という訳で


今回 旅の2日目は こうしてみました(ザックリ)
うんうん見事に繋がりましたね
私の紀伊半島!

という訳で
早速実行実行!
大阪から和歌山駅へ
電車で移動しまして
今回の旅の重要なアイテム
レンタカーを手に入れました

うーん 東京在住の私が
和歌山ナンバーの車でドライブ!
新鮮ですね ワクワクしますね!
私 高揚感マックスに整いました
一人紀伊半島
海岸ドライブの始まりなのですよっと

ところで ↑の予定表の地図を
もう一度見返して下さいませ
ご馳走海岸線ドライブから
何を思ったのか
ぐいっと内陸に切り込んで行っていますね
私 血迷っては居りませんよ
何処へ向かうかと申しますと
前回の旅を終えて
もう一つの 宿題が残っておりましたのです

其れは聖地熊野三山を全て参る事
かつては京都の真南に位置し
現世の極楽浄土の地とされていた熊野への旅
前回は
熊野那智大社を詣でましたが

今回の旅
先ずは
熊野本宮大社へ…
和歌山駅前を出発してから
約2時間30分

カーブの続く道は
山深く私を導いていくのでしょう
車窓に飛び込む緑は
次第に濃さを増し
生き生きとした
生命力がこの地に溢れているようです


立ち止まり
心鎮め 鳥居をくぐると
世間を遮断するかの様に
杉木立が
周囲を覆い尽くします
自らの息遣いだけが
耳に届く 静けさの中

真っ直ぐに伸びた
本宮に続く階段道は
正に浄土へと
導いているかの様です


2000年前
神が降臨したと伝わられる聖域
この地へと辿りついた者が
最後に 祈りを捧げる御本殿は
古色蒼然とした趣きで
佇んで居りました





(御本殿は撮影禁止の為  写真お借りしました)

時の流れ
悠久の時を思い
厳かな気持ちが
身を引き締めます


びっしりと
色々引き締めたところで
済みませんが
腹が減ったので
めはり寿司〜
熊野名物 めはり寿司〜
突き抜ける田園風景を借りて
このタイミングで いっときましょう!


写真をアップにすると
何やら 年季の入った 
此処ぞの時に
箪笥から出して来る
母さんの
自慢の皮の緑のハンドバックに
見えなくもないぞ
めはり寿司
うーん でかい。


こんなに大きな口を開いて
食べ物を喰った事…かつて私
あったのでしょうか?
其方の作戦通り
昨夜の酒で充血した目を
張っちゃったじゃないですか
凄いぞ
めはり寿司!

漬物の塩っ気と ご飯
正に古からの 
ジャパニーズ黄金レシピ
其れは むしゃむしゃ齧り付いて
無言で全部食べ切っちゃいますよ
お腹もズシンと膨れて
何とも嬉しいじゃないの めはり寿司!

喰って 何となく血糖値が上昇したところで
即動きましょうっと


熊野本宮大社を後にすると程なく
道は下りの急カーブの連続
走る事に
グングンと視界は広がって来ました

車で走る事 約50分
どうやら
私を乗せた和歌山ナンバーは
太平洋の近くに戻って来た様ですね

道の両側に
お馴染みのチェーン店の看板が
ちょこちょこと現れると
ホット安心感を覚えますね
まだまだ 俗物の私ですね…
修行が足りないという事で
早速 熊野三山
最後の一つとなりました
熊野速玉大社へと
参りましょう


新宮市の街中
交通量の多い海岸線
国道42号線 通称熊野街道から
熊野速玉大社は
道を外れて 程なくのところに
静かに鎮座して居りました



境内に足を踏み入れると
玉砂利が奏でる音は心鎮め
周りの空気は一変します
視線の上 濃い緑と対比して
現れた
鮮やかな朱色の本殿は
神聖な輝きを放ち
心が清められていくのを感じます


熊野三山
過去 現在 未来
時を超越した 
大きな祈りの力
其の地に立ち 繋がり
心身に漲る充実感を
実感する旅となりました。



悠久の歴史の中に
暫し守られていた私ですが
俗世に戻った途端に思い出しました!
今夜のお宿が有る白浜町まで
車のナビによると 何々?
2時間も かかるではないですか…
悠長な 海岸線ドライブなんて
してられませんよ
急ぎましょう!


車窓の左に広がる
美しい海岸線
忙しなく チラ見しながら
走る走る

トイレ休憩飛ばしても
走る走る

途中気になった土産屋は
財布と相談したところで
走る走る

そして 時間に 追い詰められながら
レンタカーは
いよいよ 本州最南端 串本町へと
辿り着くので有りました


何々?ふむふむ…
るるぶによりますと
どうやら
此処は 外せない様ですね
休みなしで走りに走り
時間も稼いだ事です
車を停めましょう


橋杭岩


板についてきた自撮りですね
思い出も 見えるもので
残して置かなくてはなりませんからね
旅は お金かかってますから
こういう事も 大事なのですね
多少 強迫観念でやっている所が
残念ですが…


優秀なドライブテクニックと
有能な ナビゲーションのお陰で
(勿論 制限速度内ですよ)
夕焼けの 白良浜
迎えてくれました


波音が届く 今夜の私の居場所です…

旅の一日の終わり 荷を下ろし
疲れた身体を解放し
何時もの様に
用意された 宿のお茶菓子片手に
(未だ 買った事は有りませんが)
絵に描いたような 美しい海を見つめる私…
旅の栞 2ページ 大成功じゃないですか!
……
……
いやいや!
2ページ目 まだまだ 続きが
有りましたね 
絶対に有るはずですね この男ならば
勿論 アレです
という事で 
次回に続くのです。