昨夜は七夕でしたね!



内地では星が見れなかったようですが、小笠原は澄んだ夜空にたくさんの星が見えていました。



実は島に来て、一度も星を観察してませんでした。



島には「ウェザーステーション」という、夕焼けの眺めが抜群の見晴らし台があり、夜になると、あたりに灯りが無いため、星がきれいに見えます。



で、このウェザーステーションに行って、車のライトを消すと、真っ暗な夜空に驚くほどの星、星、星。



でも携帯が圏外になっていたのと(救急当番だったので)、あまりの暗さと静けさと、たまたま誰もいなかったのとで「怖~」と思い、すぐに引き返しました。



かなり明るい海岸でも、たくさんの星と「天の川」が見えました。





最初に島に来た時、雲ひとつないはずの夜空に、うっすらと縦長の雲がかかってました。



でもその雲はじっと見ていても、全く動かないのです。



その雲のようなのが「天の川」なんですね。





織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)が出会う、七夕の夜。



もちろん星座に詳しくないオグリンはたくさんの星の中の、どれがベガで、どれがアルタイルかは全くわかりません。



「あ~、勉強してくればよかったな~」



と、じ~っと天の川を眺めていました。



しばらくボ~っと眺めていると、天の川を挟んで輝く二つの星に目に止まりました。



「あれって、もしかしたら織姫と彦星じゃないのかな~」と、ふと思ったのが、次第に確信めいて思うようになりました。



「出会えてよかったね~」



七夕の夜ということで、ロマンチックな気分で、そう思いたかっただけなのかもしれません。



ところが、帰って調べてみると、何とその2つの星こそがベガとアルタイルだったのです。





七夕の夜の不思議な、本当のお話でした。