私の右胸に見つかった石灰化はエコーでは写らず、マンモグラフィーでしか確認することが出来ないので、ステレオガイド下マンモトーム生検の適応ということなのですが…通常のマンモグラフィーを受けるほんの数十秒でも痛くて苦しいのに、30~40分も挟まれながらの生検に耐えられるか自信がなく…胸の膨らみがない私は冗談抜きで、窒息するかもしれないと本気で心配していました。
そんな理由から、不安や怖さで組織診を受ける決心がつかないまま3週間ほどが過ぎた11月のある日。伯母の言葉に背中を押され再び乳腺外科を訪れた私は、診察室で先生にこれらの不安な気持ちをぶつけていました。

すると先生から、実際の体勢や挟まれ具合を体験して自信がついたら検査の予約をして帰ればいいよと言って頂きました。まだ今は受けられなかったとしても、どこかのタイミングで一度は検査したほうがいい、とのこと。
良性か悪性かまだハッキリしていなかったこの時の私は、こう言われるともしかしたら先生は良性の可能性が高いと考えているかもしれない!と、自分に都合の良い方向へ考えてみたり…逆に、この前の診察では悪性だとしてもごく初期のものだから手術すれば大丈夫、なんて言われたし…と、先生の発する言葉一つひとつにかなり敏感になってしまっていました。

診察室を後にし、検査の練習(?)をさせてもらうため検査室へ。驚くことに、この日の挟まれ具合は全くと言っていいほど痛くありませんでした!ベッドに横になって挟んでいること以外は、普段のマンモグラフィーと何ら変わらないのに…なんで(;゚д゚)!?
⇨まぁこの数週間後、実際に検査を受けた日は、やっぱりいつもの痛みがあったのですが…(^◇^;)

とにかく、この体験がなければ生検を受ける気持ちになんて決してならなかっただろうし、まだ検査を終えて結果を聞いたわけでもないのに、この日病院から帰る時は自分でもビックリするくらいスッキリした気持ちでした。今思えばそれくらい私にとっては30~40分挟まれ続けることが不安だったんだなぁ…と。他にも色々不安や怖さはあるはずなのに、まずそこかい!ってツッコミたくなりますね(^o^;

検査を受けるにあたっての説明と採血を済ませ、予約を入れてもらったところ、検査日は1ヶ月以上先になってしまいましたが、「検査を受ける決心がつく」という第一段階をクリアして、私にとっては大きな一歩前進だったので良しとしましょう(ゝω・)

検査当日まで、まだだいぶ日にちがあるなぁと思っていたら…月日が経つのは早いもので、あっという間にその日がやってきました。

つづく