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Barnacle Wifi Tetherの導入にあたっての注意事項

Barnacle Wifi Tetherを導入するに当たっては、ご利用のスマートフォンがroot化されている必要があります。
自身のスマホをroot化する方法については、別途確認ください。

本記事は、
エクスペリアをwifiルータにしてipadをDoCoMo回線でインターネットに接続する
の続編記事です。

ここに私のエクスペリアをroot化したときのroot化手順メモへのリンクを張っているので、エクスペリア(SO-01B)をご利用の方は、必要に応じて記事を参考にしてください。

root化手順は機種依存とバージョン依存が激しいので、エクスペリア以外の機種のroot化手順の参考にはならないと思います。
ご注意ください。

また、上記root化手順を参考にする場合は、エクスペリアのファームウェアのバージョンを2011年1月より更新のはじまった「2.1-update1」にあげてください。
それ以前のファームウェアバージョンのエクスペリアをroot化する場合は、root化の実施手順が異なる可能性があります(筆者未確認です)。
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下に記載する本記事のメモは、エクスペリアにBarnacle Wifi Tetherを導入し、エクスペリアをwifiルータとして利用できるようにする手順について書いています。

以下の手順は、エクスペリアが既にroot化されていることを前提に説明します。

1.androidマーケットからBarnacleをインストール
 他のアプリと同じように、androidマーケットからBarnacle wifi tetherを検索し、直接インストールします。インストール方法は他のアプリと同じです。

2.barnacleの設定
無事、インストールが完了したら、barnacle wifi tetherのアイコンをタップしてアプリを起動します。
パパ先生のブログ-01.tap_bncl


アプリが起動したら、startボタンをタップします。
パパ先生のブログ-02.tap_start


startボタンをタップすると、barnacle wifi tetherがosにsuperuser権限(=root権限)での実行を要求してきます。そうすると、エクスペリアをroot化したときにインストールされたsuperuserが起動し、barnacle wifi tetherにsuperuser権限(=root権限)で動作することを許可して良いか聞いてきます。
allow(許可)ボタンをタップしてbarnacle wifi tetherにsuperuser権限での動作を許可します。
「記憶する」にチェックを入れておくと、次回以降barnacle wifi tetherを起動するときにはこの確認は発生しません。
パパ先生のブログ-03.give_su


SO-01Bの場合、下図のようにwpa supplicantの起動でトラブルが発生した旨のエラーが表示されます。私が想像するに、wpaの認証にエクスペリアが対応していないので、barnacle wifi tetherでエラーになったのではないかと・・。
いずれにせよ、無線LANの接続認証でwpaは使いませんので、Do it nowボタンをタップしてここをスキップし、先へ進んでください。
ちなみに、無線LANへの接続認証はwepで行いますが、wepの設定は後で行います。
パパ先生のブログ-04.skip_wpa


エクスペリアでbarnacle wifi tetherが無事起動し、wifiルータとして動作し始めました。
しかし、このままでは電波さえ届けば誰でもエクスペリアをwifiルータとして利用できてしまう状態であるので、上でも書いたとおり、wep認証の設定を行います。
パパ先生のブログ-05.running


barnacle wifi tetherを起動して画面表示した状態で、エクスペリアの左下の設定ボタンを押下します。下図のように、画面に「Settings」ボタンが表示されますので、これをタップします。
パパ先生のブログ-06.tap_settings


続いてwepの設定をします。
wepというのは、無線LAN区間の通信をパスワードで認証すると同時に、認証パスワードをキーにして暗号化して通信することで無線通信のセキュリティを確保する方法です。
Wireless Encryptionをタップしてください。
パパ先生のブログ-07.tap_enc


WEP設定画面が表示されます。
「WEP Enabled」にチェックし、WEP Keyにパスワードをセットしてください。
ちなみに、パスワードはなぜか5文字か、または13文字で設定することになっています。「5文字から13文字」ではないので、注意してください。
パパ先生のブログ-08.wepsettings


これですべての設定は終わりです。
念のため一度barnacle wifi tetherをstop/startしてましょう。

下の画面はmacbook proからbarnacle wifi tetherを起動したエクスペリアが見えているか確認してみたときの様子です。
ご自分の無線LAN端末からbarnacleが見えているか確認してみましょう。

下図を見るとわかるように、「barnacle」という無線LAN基地局が見えているのがわかります。
最初の1回はwepパスワードを要求されるので、wepで設定したパスワードで認証して無線LANに接続します。
パスワードは一度記憶させると次回以降は入力する必要はありません。
パパ先生のブログ-09.search_bncl


我家は電波がイマイチでアンテナは3本/4本中の状態ですが、スピードテストをしてみました。結果は1.2Mbps弱。よくがんばっているのではないでしょうか。
パパ先生のブログ-10.speed_test


本文ここまで
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充電グッズのご紹介

1.ipadも充電できるポータブルusbバッテリ

  アマゾンで見てみる→KBC-L2BS

三洋電機エネループブランドの大容量ポータブルバッテリ。
バッテリ本体は家庭用電源から充電することで何度でも利用可。
エクスペリアなら2回、ipadなら1回は空の状態からフル充電できるとのこと。
ヘビーモバイラーはカバンに1つほしいアイテムです。
充電器本体にはエクスペリアとipadの充電ケーブルは付属されません。

2.充電ケーブル
(1)ipad用充電ケーブル

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KBC-L2BSと使うipad用充電&データ転送ケーブル

(2)エクスペリア用充電ケーブル

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KBC-L2BSと使うリール式充電・通信切替スイッチ付きケーブル(microUSBケーブル)

3.その他の充電ソリューション
是非「スマートフォン/モバイル機器の充電器アラカルト」の記事も参考にしてください。

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