宮間あやとホープ・ソロのちょっといい話 | OGOGOGのブログ

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「おはよう」から「おやすみ」まで、しょうもない…そんな奴が更新しているブログです。



さて、さっそくですが、前回ふざけすぎて、危うく“お蔵入り”になるところだった宮間あやとホープ・ソロのお話をしたいと思います。



といっても、誰かにインタビューしたわけではなく、ソースがあるわけでもない、あくまで自分が“感じた”ことの話です。



肩肘はらずに、いつも通り読み飛ばしていただければと思います。




アメリカの女子プロサッカーリーグ・WPSの2010年シーズン、宮間がセントルイス・アスレティカに移籍したことで、チームメートになったホープ・ソロさん。


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この世界最高のGKホープ・ソロさんを日本で有名にした動画がこちら

【宮間あやとホープ・ソロのちょっといい話】

http://www.youtube.com/watch?v=UGV-mr-xYM4



これはアメリカでもかなり権威のあるトーク番組らしく、司会を務めるのは“米製みのもんた”と称される実力と人気を持つ方だそうです。



そんな大きな番組で、ある日本人選手が示してくれた“敬う”という気持ちを熱く話してくれたソロさんの姿に感動しました。



日本人がホープ・ソロやワンバック、モーガンといったアメリカ代表の選手を今でも覚えているように、アメリカの方々も澤穂希や宮間あやを忘れることはないでしょう。



W杯史上最高の決勝戦と評された“あの試合”は本当に素晴らしかった、今あらためて思います。




さて、宮間あやとホープ・ソロがセントルイスで一緒にプレーしたのはわずか3ヶ月弱で…チームは資金難で活動休止し、直後に2人は“イングランド代表の中川理恵・アルコー”らとともに、アトランタ・ビートへ移籍します。




2人が2010年シーズンを最後まで共に闘ったチーム“アトランタ・ビート”

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堂々とセンターポジションにいる山口はすでにチームの看板選手でした。





このチームの何が凄かったかって、このメンバーを揃えて“めちゃくちゃ弱かった”ことです。笑



宮間やソロさんの“旧セントルイス組”と元々アトランタにいた選手達の溝は深かったようで、チームはバラバラでした。



「日本の女子中学生の方がはるかに上手いだろう」と思わせてくれる下手っぴなラインコントロールは簡単に突破され、練習風景のように“ホープ・ソロと相手FWの1対1”という場面が訪れる始末。



失点するたびにブチギレるソロさんは当時の日本の女子サッカーファンから“閣下”などと揶揄されていました。



人一倍負けん気の強い選手が集まる女子サッカー界の中でも、ソロさんの負けん気の強さは“頭8つ分”ぐらいは抜きん出ていますからね。



以前、有名な占い師が“女優の沢尻エリカさん”を鑑定したところ、背中に大蛇の姿を見て失神しかけた…などという都市伝説を耳にしたことがありますが。



なるほど、霊感0の自分にも“失点した直後のソロさんの後ろ姿”に大蛇が見えたような気がします。




ホープ・ソロは“女子サッカー界に甦ったヤマタノオロチ”である。



失点するたびに、ソロさんはミスをしたDFにブチギレるわ、威圧するわ、怖すぎるわけで…。



当然、味方の選手は失点した直後のソロさんには近づきたくないので、“失点して負けているのに、ゴールに入れられたボールを誰も拾いに行かない”という現象が毎回発生するわけですよ。



そんな中、どんなに遠くにいても、真っ先にボールを拾いに行っていたのが宮間あやでした。



失点するたびに、嫌な顔ひとつせずに自分のそばを横切り、ボールを拾う宮間の姿を見て、少しずつですがソロさんの心境に変化がみられます。



何て言ってるのかは分かりませんが、ボールを拾った宮間はたまにソロさんに「頑張ろう」、「取り返すから」みたいな声をかけている時もありました。



少しずつ…、でも確実に“あのホープ・ソロ”が1人の日本人選手の姿を見て変わっていくわけですよ。




ホープ・ソロにとって、宮間あやこそが“スサノオノミコト”だったのでしょう。



シーズン終盤の試合では、味方DFのクリアミスで失点してしまった後、ソロさんが“ミスをしたが最後まで体を投げ出してゴールを守ろうとした味方DF”に手を差しのべる感動的なシーンもあります。


いつの試合だったかはハッキリと思い出せないんですけど。笑




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友情、そして感動





というわけで、まぁ、今でもソロさんは失点すると激高したりしますけど。



ただ、その怒りはチームのゴールを守れなかった“ふがいない自分”へ向けられたものですよね。



後にも先にも、あれだけゴールネットが揺れる音を聞かされるホープ・ソロの姿はもう観られないでしょう。笑






アトランタ・ビートの2010年ベストゲーム

http://www.youtube.com/watch?v=sBS5ZHBtI_s&feature=channel




ゲームの見所①
【復活した山口麻美の先制ゴール】


ちょっと前の試合で相手選手と交錯して頭を怪我してしまった山口。


当時マイペースで更新していたブログでは「怪我は大丈夫です。でも、頭を治療したせいで前髪をいつもとは違う方向に流さなきゃいけないんですよ。もう違和感で、調子が上がりません」と繊細な乙女心を綴り、とりあえずは心配していたファンをひと安心させていました。


前髪がいつもと違う方向に流れていても、クロスボールが来る直前にゴール前で一瞬後ろに下がり、相手DFを手玉にとる動き直しは“さすが”のプレー。


猪突猛進に“ゴールの方向にだけ”突っ込むミキティにも研究して欲しいところ。




ゲームの見所②
【ソロさんの恐ろしすぎるリアクション】


お家芸である味方DFの凡ミスで、あっさりと逆転されてしまったアトランタ・ビート。


逆転弾はオウンゴールだったこともあり、ソロさんは失点直後に“自陣のゴールを無言で歩いて離れる”という恐怖のリアクションを披露。


男子サッカーでは誰かを罵倒したり、ダダをこねたりして“怒りのリアクション”を披露するGKは数多くいます。


でも、本気で怒った時は“女性の方がはるかに怖い”ということをオーラだけで分からせることが出来るソロさんのリアクションは何か次元が違うのです。


ちなみに、この時もボールを拾いに行く宮間の姿が一瞬ですが映っています。




ゲームの見所③
【アトランタの攻撃を盛り立てるスピードスター】


圧倒的なスピード、ガムシャラに突っ込んで行くプレースタイル、難しいシュートは決めるくせに簡単なシュートを外す…、“中川理恵の生き写しのような選手”でお馴染みのイングランド代表・アルコーが躍動し、試合終盤に怒濤の攻撃を仕掛けるアトランタ・ビート。


後半ロスタイム、アルコーがファールを受けて、アトランタは相手ゴール前でフリーキックを獲得します。


「ちくしょう、ファールのもらい方まで中川理恵にそっくりだぜ」と何度見ても笑ってしまうシーンです。笑




ゲームの見所④
【ラストチャンスのフリーキック】


“キッカー宮間とボールを隠す山口”、日本人には胸熱なトリックプレーでボールを相手ゴール前に送ると、選手達が一斉に飛び込みます。





「見間違いじゃないのか?」、「1人だけユニフォームが違うじゃん」、「ソロ閣下がゴール前に飛び込んでキター(・∀・)」




あのホープ・ソロが威圧オーラ全開で“相手ゴール前”に飛び込んでいくと、圧倒されてしまった相手DFがオウンゴール。


土壇場でアトランタ・ビートが同点に追いつきました。


ゴールした直後のソロ閣下の喜びが半端ないですね。


まさに究極のツンデレ、“ツンとデレの幅”が広すぎます。笑


一方、相手チームはアトランタと違って、オウンゴールした選手に対しても「しょうがないよね」みたいな空気が漂ってますね。


「大蛇が…いた」というような表情でうつ向く相手選手が少々気の毒にも感じるほど、ソロ閣下が飛び込んだ時の圧力はさぞかし凄かったのでしょう。






ということで、来月に行われるキリンチャレンジカップに備えて、すでにホープ・ソロやワンバックといったアメリカ代表の選手達が続々と来日している模様。




OGOGOG「See you next month!」



世界中の女子サッカー関係者が注目しているであろうキリンチャレンジカップを心から楽しみましょう。