この日は朝から生憎の雨。
時折強く振ったりで楽器や機材の搬入が憂鬱だなー、なんて思いながらお店に到着。
おお、いい香りがしてきます。
「まあ、一休みして珈琲でも。」
到着早々にマスターが珈琲を淹れてくれました。
いやー珈琲って本当に憂鬱も吹っ飛びます。
コーヒールンバの歌詞、あれちょっとオーバーかななんて思ったけど、意外と真実ですね。
元気が出たところで、機材と楽器の搬入です。
この時だけ雨が小降りに。
ありがたい。
搬入が終わった瞬間に携帯に電話。
「ぷう吉です～。宇都宮駅に着きましたぁー。」
って、なんだか見ていたかのようにいいタイミング。
それになんか、あれ、あの、「もう中学生」みたいな口調でした。
そういえば声を聞くの初めてだったなー。
そして、車でJR宇都宮駅に迎えに。
ロータリーを探すと、ギターを背負った姿発見！
会ったことなくてもギターを持ってるから判りやすいですね。
はい、ぷう吉氏です。
なんか眠そう。
以前の西村歩くんもライブの当日が初対面だったけど、
もう何回かあってるような錯覚がするんです。それ、なんか不思議もんですね。
しかし、この姿がぷう吉氏のファーストインプレッションになりました。。（笑）
2treeに着くとすぐに機材を下ろし、リハーサル。
ギターはアンフィニのカスタム。初めて見ましたね。
機材がラック！
「これツアーで持ち歩いてます。」
これは重いよねー。
さて、オープン時間。
辺りも暗くなってきていい感じ。
雨も小降りに。
雨にもかかわらず、お客さんが続々と・・・。
大盛況！！！
いや～、ありがたいです！！
感謝の雨あられです。
ファーストセットはオガワです。
あ、ちょっと写真を撮り忘れたけど、この日は新しいシステムでの初ライブでした。
今まで使っていたカスタムの真空管プリアンプ＆t.c.のm300にかわり、
AERのDual MIXに、リバーブがt.c.のhall of fame。
レコ発ツアーに向けて小型軽量化を図ってみました。
なかなかいい手ごたえ！
案外いい。
というか、かなり。
新曲と古い曲を半分半分って感じのセットリスト。
一番新らしい曲は「西風の翼」。
ライブに来て頂いた方以外は未発表ですね。
歌も歌いました。
ライブでは時々歌も歌っていたけど、ここのとこ歌ってなかったのか、
「小川さんのうたうの初めて聴きましたー。」
とか、
「え、ギターよりウマイ。」
とか、恐ろしいことを言う人もいました。
あれー、ちょっとー、ちょっとー。
でも嬉しいですよ。
調子付いてしまって、歌のＣＤ出そうかな。
なんて若干本気で思っています。
そして、じゃーん。
僕のセットも佳境に入った頃、登場ー！！
１２弦ギター。
おそらくライブで弾くの生涯で２度目です。
音は好きなんだけど、もう弦を張るのが嫌なので、ずっと敬遠してました。
今度出る、オキャロランのＣＤに入る予定の曲を弾きました。
かなり怪しく重い感じの悲歌のメドレー。
リバーブたっぷりめで弾いてみたら、
かなーり不思議世界にトリップ。
途中からロビー・バショー奏法が出てきて怪しさ最高潮に！
なんか凄くウケマシタ。
ヤバい。
これは次回から１２弦毎回もっていくことになりそう。
そしてセカンドステージ、ゲストのぷう吉氏
「長いライブ嫌いなので、サクットやりますね。」
とか言ってました。
けど・・・。
けどですよ。。。
演奏がのってきたら。
ＭＣものってきた。
曲の生い立ち辺りから体験談に、なぜ東大で物理を勉強してたのにギター弾きになったかとか。
で、気づいたら物理の質問コーナーになってました。
「ニュートリノが光より速いって本当ですかぁ？」
とか
「宇宙人はいるんですかぁ？」
・・・なんてお客さんから質問。
それにすごく真面目に答えるぷう吉氏。
しかし僕にはあまりにも難しすぎて。
？？？？？
その難解さ加減が凄く面白くて場内大爆笑の嵐。
いやー、長かった（笑）。
そして人気者に。
ホント楽しいライブでしたよ。
マニアックの極みの物理の話から物凄いロマンチストな楽曲。
このギャップがすごいいい！
人柄、滲み出まくりでした。
最後にオーナご夫妻とお客さんとで記念写真。
結構時間が押したのでファミレスにて、2treeマスターの倉本さんと3人でプチ打ち上げ。
ホッとしたのか気が付くと午前１時半。
ぷう吉氏の予約したビジネスホテルの門限が２時！
わわわー。
僕が車を飛ばしなんとか間に合いました。
真夜中のビジネスホテルを感慨深く見上げるぷう吉氏。
再会を約束し、僕は一人で車を運転し家路に。
運転中ずっと、ぷう吉氏の云ったある言葉が頭の中を駆け巡っていました。
「宇宙人は間違いなくいます！」