小笠原島暮らし・小笠原じかん

小笠原島暮らし・小笠原じかん

小笠原と初めて出会った1989年以来、訪れた回数は多分70〜80回。
一時期は母島住民。それだけ通ったからこその、内部と外部両方視点の小笠原をお伝えできたら〜〜。と始めました。
ホームページはこちらです。http://ogasawarajikan.jimdo.com

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HPの中にブログを移転しました。
http://ogasawarajikan.jimdo.com
ここから、左のバーにあるブログ更新情報をクリックしてくださいませ。

このブログは切り口を変えるか、跡地にするか考え中です……。
猫ブログにするか??
ブログを引っ越しする予定です。
そのため、少々更新が間遠になります。
再開したらお知らせします!
小笠原に旅行に行ったなら、当然写真は撮りますよね。撮るなら、現地そのままの「ボニンブルー」だったり、真っ青な空だったり、おいしい料理だったり、絶句するほどの絶景をカメラに収めたいと思うことでしょう。
小笠原では、ほとんどの人が「自分、こんなに写真うまかった?!」と思うような写真が撮れます。
強い太陽の光と、キラキラそれを反射する緑が手助けしてくれるからです。
そして、さらにほんのちょっとした装備があればなおさらです。

ということで、まずは、これあると小笠原が2倍(いやもっと?)美しく撮れる装備をご紹介。

ちなみに、フツーに風景を撮ったりするための、ワイドな写真を念頭に置いています。花のアップが撮りたいとか、露出の知識を駆使して物語性の高い写真を撮りたいとか、自分のテーマが決まっている方は専門書を読んでくだされ。

<オススメ!! 超広角レンズ>
私がデジタル一眼を買うときに、いくら高くても絶対これは買う!と決めていたレンズがこれです。
10-22mmのレンズ。
http://kakaku.com/item/10501011326/

小笠原はとにかく、広い絵が多い場所。水平線、広がる森、島を見下ろす展望台、あと海岸でも。このレンズがあれば「それなりに」絵になってしまうんです。

というか、広い絵はこれなしでは見たままどころか、見た半分の感動も写し取れない(私レベルでは)。レンズ焦点距離10mmといったらちょっとした魚眼ですが、これはデジカメなので、まあ35mmフィルム換算だと15mmとかそのぐらいではないでしょうか? 

何かを撮影しようと思って出かけたときには、たいていこのレンズと標準を持っていってました。望遠とかはほとんど使わなかったです。
それは私が撮りたいものが何かっていうことにも関係しているとは思いますが。

<オススメ!! 偏光フィルター>

俗にいうっていうか普通にいってPLフィルターと呼ばれているやつですが、小笠原のようにカキーッと日の光が強く当たり、海も山もその光をギラーっと反射しているところでは、もう最大に力を発揮します。

特に海。山の上の展望台から緑を入れながら海を撮るような時はこれに頼りっぱなし。
一説には、「PLフィルターを使って海を撮るなど、素人だ!!」という意見もあると聞いた気もしますが、私は素人ですんで、もう使いまくりでした。

あまりにギラッと青くさせるとちょっとわざとらしくなるのですが、そこはそれ、フィルターを回転させながらお好みの色味を探せば良い訳で。

ほかに細かいことはいっぱいあるんですが、とりあえず、いい感じの記念写真が撮れればいいやという人にはこの2つでOK!! というか、それ以上の知識はほとんど使っていない私です。

ということで、

同じ場所を撮ったものを見比べてみましょう。
場所は母島の南崎、小藤展望台から南崎を見下ろしたところです。

●普通のコンデジで、35mmフィルム換算 35mm  偏光フィルターなし


これは2005年に撮った写真で、canon PowershotS30というコンデジを使っています。

・一眼デジカメで、焦点距離13mm 35mmフィルム換算18mm 偏光フィルターなし(つけているけど使ってない感じ)


天気は相当ちがいますが、広さがずいぶんちがうのが分かるはずです。

機種はEOS KISS X2(ふるっ)です。

この場所は、マックス広角にすると余計なものが入り込むので、あまり広くしすぎるときれいになりません。次の写真は、偏光フィルターを使った例です。

・一眼デジカメ 焦点距離22mm 35mmフィルム換算33mm 偏光フィルターあり



画角は最初のコンデジとあまり変わらないですが、偏光フィルターによる青がいい感じです。
まあ、好き嫌いはあるかと思いますけど。

という訳で、次回はこの2つを装備して、どこで絶景を撮る?

オススメ絶景ポイント!のご紹介です~~~。

※私のホームページはこちら。過去に雑誌に書いた記事も読めます。
島とか 旅とか 小笠原とか。
多分、初めて訪れる人は、3泊4日の少しも無駄にするまい!と、計画をパンパンに入れてしまうことと思います。が、小笠原を感じるにはそれだと逆に印象が薄くなってしまうのではないだろうかと、老婆心ながら思います。

じゃあどうすれば良いのよ?
100%の正解は、多分ない。また、ここで一方的に「こう過ごすべきだ」という気もありません。訪れたひと本人が楽しいなら、どういう過ごし方だってアリなんですから(人に迷惑をかけない限り)。

なので、ここではちょっとイレギュラーな過ごし方をご紹介します。

★掲示板を見逃すな!

これは、事前予約などができない方法なんですが……。父島でも母島でも、町中に「掲示板」があります。
いくつかありますが、父島だと海岸通りの生協の横あたりに1つあったはず。(島の方、違ってたらご指摘ください)
母島だと、村役場母島支所の横の道路沿いにあったと思います。
こんなの



掲示板は主に島の人に向けて、イベント情報や生活情報、防犯、お知らせなどを掲示しています。そのイベント情報は、観光客も行けるものだったりするのです。

中でも、講演会のお知らせがあったら内容を良くチェック。父島ではビジターセンターや福祉センター、母島では村民会館などで、講演会が開かれることがあります。

特に多いのが、小笠原の自然や歴史などを研究している研究者の講演会。虫や鳥、天文、植物などなど、専門的な分野の専門家が、小笠原で行っている研究から分かったことを講演してくれます。

多くは日本、時には世界でもトップクラスの研究者たちばかりですが、みんな非常に気さくですし、話が面白い人が多いのです。

質問などにも気さくに答えてくれますし、本にもネットにも載っていない、最新の情報を聞くことができる時もあります。
講演会は無料です。小笠原はだいたいのイベントが無料です。伝統的に。

宿や飲み屋でアルコールにまみれるのもいいですが、こうした講演会に行くと知らなかった小笠原を知ることができますよ!

★ライブ情報は要チェック!

また、もし「島の人のライブ」情報が載っていたら、ぜひ行ってみるといいでしょう。小笠原は父島も母島も音楽好きが多く、いろんなジャンルの音楽を演奏し楽しんでいる人たちがたくさんいます。

8月のサマーフェスティバルではそうした島民バンドが次々出演する「小笠原
AMMIN(ジャミン)」
というイベントがあります。けっこうプロ顔負けなバンドも多くて、楽しいです!

で、ジャミン以外でもときどきライブを行っていることがあって、これはどこかのバーや飲み屋で行われたり、船客待合所で行われたり場所はいろいろですが、もしあなたも音楽が好きで演奏する人だったりしたら、絶対楽しめるはず。飛び入りできる可能性も高いです。音楽の話で盛り上がり、島の友達が一気にできるでしょう。

おが丸出港中に行われることが多いのですが、もし1便以上滞在しているなら、チャンスがあるかもしれません!

★フリースペースのある宿がおすすめ!

沖縄ならこの半額で行かれるのに、あえて小笠原に来たあなたへ……。ふつうにアクティビティを楽しみ、ちょっとだけのんびりし、一人だけあるいは同行者とだけ楽しんで帰る……それはもったいないと、思うのです。

小笠原の旅の特徴は、行きも帰りも25時間半の船旅を避けられないところ。行きはひとりでも、帰りは仲間がいて、再会を約束する。そうすると旅の楽しさはずっと続きます。

新婚旅行とかなら別ですが、普通の旅行だったらぜひ、「知り合いを作る」ことをお勧めします。一番いいのは島に住んでるひと友達になることですが、まあ、時間的にもタイミング的にもそうはいかない場合、同じスケジュールで来ている人、特に同宿者と仲良くなると旅の楽しさは倍増です。

昼間は別々に過ごしていても、夕食後にみんななんとなく時間を持て余して、もうちょっと飲みたいな……あるいは今日あったことを話したいな……というときに、同宿の人が集れるスペースがあると、一気に仲良くなれます。
どこがそういう宿かは、ちょっと面倒でも1つ1つの宿のHPを細かくチェックしましょう!

中庭にテーブルがあったり、宿の中に自由に使えるスペースがあったりすると、自然に人が集ってきます。そして、飲みながら、食べながら話します。

「今日は何してたの?」

長い滞在だと、「じゃあ明日は一緒に××に行こうか」ということにも良くなります。
私も未だに、最初に島に行った20年前に知り合った人と今も交流が続いています。

やっぱり、めったに行かれないところですからね。
そのあと、続けていく人でも、1回限りで行けなくなってしまった人でも、特別な時間を一緒に過ごしたという気持ちはいつまでも変わらない。

しょっちゅうつるんで行動しなくても、時々集って語れる仲間、しかも年齢や職業がバラバラな仲間ができるのはなかなかないことだと思います。

あ、タイトル見た人は「ぜひドルフィンスイムを!」とか、「ダイビングはこのスポットがおすすめ」みたいな情報を期待してましたか?

でもね、結局、ただ遊んで食べて、帰ってくるだけだとほかのところとかわらないんですよ。
船でしか行かれないところ(強制的に25時間半、同行者がいる)、めったにいかれないところであるからこその楽しさをぜひつかんでほしいなと思います。

さて、次はどうしようかな。
何か聞きたいことある人はコメントよろしく!!

有川美紀子のHPはこちら~~
http://ogasawarajikan.jimdo.com

※追加情報
観光協会の方から、「大村から歩くウォーキングマップ」「自分で行けるマップ」を配布しているとの情報をいただきました。
ガイドさんと歩くのももちろん素敵だけど、そのあとに一人で確認しながら歩くのもいいと思います。
船客待合所とBしっぷ(観光協会やホエールウオッチング協会がある建物)にあるそうです!

追加情報2
コメントにあるように、父島の海岸通にある掲示板は農協(Aコープ)の前だそうです。ありがとうございます。
教えます、自分にあったお店や宿を探すコツ。

小笠原に行くことは決めた。船のチケットも取った。ここで安心する人が多いですが、より素敵な時間を過ごしたいなら、宿とアクティビティも予約しておくに限ります。でも、今は情報がありすぎるし、お店も宿もけっこうあるし、どこがいいのかわからないー!
そこで教えます。ネットを使っての、自分に合う宿やガイドの探し方。

Step1. ネット上でリストを見る
 まずは、宿やお店の名前を知らなければなりませんので、まず小笠原村観光協会のHPにアクセスしましょう。
母島は、母島観光協会へ。

ここに、「泊まる」「遊ぶ」という項目がありますので、クリック。
小笠原村観光協会だと、「泊まる」をクリックすると、こういう画面になります。


ここからも、検索条件がいろいろありますので、どうしても譲れない条件がある場合はここで検索しておいて出てきたリストを活用します。

まずは、出てきた宿の名前をクリックして、一般的な、オフィシャルインフォメーションに目を通します。宿のHPがあれば、合わせて見ておきます。

Step2. Googleなどで、宿の名前で利用者のブログを検索する

だいたいここがよさげかな? と思った宿をメモっておきます。ですが、まあこういう公的なインフォメーションというのは表向きな情報しか拾えません。宿もそれぞれHPを持っていたり、ブログを持っていたりしますが、それはあくまで運営する側の目線であって、利用者の感想ではありません。
予約する側に取って知りたいのはどっちかというと利用者の感想。なので、見るべきなのはその宿に泊まった人や店を利用した人のブログなのです。

 今の世の中、たいていの人がブログかTwitterをやってます。(Facebookは友達ではないと発言が見られなかったりします)。そこに、その宿と自分が会うかどうか?という情報がはいっていることが多いのです。
でもどうやって探すか?

・初級編
フォートラベルなど、旅の感想を書くサイトで「小笠原」と検索
http://4travel.jp

これは、宿や店そのものがヒットすることもありますが、「旅行記」のところをみて、自分と同じような嗜好の旅行者のブログを見ると参考になります。

数回にわたり、微に入り細に入り書いている方もけっこういますので、かなりの予習ができます。そこで宿やガイドの感想も書いてあるはずですから、それを見れば自分と合っているかどうかが分かるはずです。

・中級編
さらに情報を拾いたいとなったら、こういう検索も試す価値ありです。

「宿の名前」+「お世話に」

「宿の名前」+「予約」

「店名」+「予約」


で検索すると情報が拾えます。というのは、ブログの場合

「今回は父島の●×△という宿にお世話になった」とか、「母島の△○□を予約した」と書くことが多いですから、利用者のブログにヒットする確率が高くなる訳です。

また、ネイチャーガイド(陸の自然ガイド)を探している時は、
「代表的なスポットの名前」+「ガイド」

で検索すると、そこへ連れて行ってもらった人のブログにヒットしやすいです。
たとえば
「父島」「サンクチュアリ」「ガイド」 で検索すれば、そういうブログがゾロっと出ます。

・上級編
もっと深く調べたい場合、ガイドや宿の経営者の個人名で検索すると、意外な情報が出てくることもあります。

ハードな無人島の自然調査に参加したメンバーにはいっていたり、テレビに取材されていたり、何かの問題について発言した記録が出てきたり。論文に名前が出ていることもあります。こうした情報から、自分の興味と合うかどうかが分かるでしょう。

また、名前が日本にいっぱいいる人だったり、同姓同名の著名人だったりすると関係ないページがいっぱいヒットします。その場合は「父島」「母島」という島名を掛け合わせるとしぼられます。このとき、お店の名前は掛け合わせない方がいいです。

そうすると、本人が書いた店のブログなどがヒットすることが多くなります。それも情報の一つですが、そこで得られる情報は、Step1.で調べたものとあまり変わらない、オフィシャルな情報が多いんですよね。

※ 参考にしないほうがいいもの
2chです。なぜか、悪い方の情報ばかり載るし、本当か嘘かの見分けがつかない。2ちゃんを見て、どこかの店や宿の評価をしようとしても無駄です。そこにあなたの求めているものはありません。

さて、次は……島でのとっておきの過ごし方!!(ホントか?)

私のHPはこちら!小笠原について書いた過去の記事もあります。
http://ogasawarajikan.jimdo.com