僕の知人に若くして上手に事業経営(賃貸業)をされている方がいます。
その方は全く不動産界隈の表に出てはいないですが、容姿端麗であり言葉使いも綺麗で気遣いレベルも相当高い女性です。
こう書くとバリバリの経営者気質の強い女性を想像されると思いますが、全然そんなことはなくむしろ経済に疎くブランド志向も高くなく、ファッションもしまむら系でとても親しみやすい感じです。
そんな彼女は結構な数の物件を所有しているのですが、そのどれもスペックが良く負けない不動産投資を実践中です。ものすごい努力して物件仕入れをしていると思いきや、どうやらそんなことはないようです。普通に紹介を受けた物件を買っているだけとのこと。
僕はそんな普通な感じの彼女がどうしてこんなに優良な物件をゲットしているか不思議でしょうがなかったのですが、ある日彼女がリフォーム屋と現場でやりとりしているシーンを目にした時にその理由が伺えました。
差し入れしたりなどの気遣いはいつも通りなんでしょうが、話をする距離が通常より近いのです。リフォーム屋のおっさんが鼻の下伸び伸びで上半身を引きながら話をしているのがとても印象的でした。
話している彼女の姿勢は変にへり下ったりもせず普通に話をしていました。また内容的にも何かをお願いするようなシーンでもなく、普通のリフォーム内容の会話でした。上手く表現できないのですが、媚を売らずに相手(おっさん)を引き寄せている感じでした。おそらく不動産業者にも同じなのだと思います。
彼女にとって不動産投資はイージーモードでプレイしているような感じなのだと思います。理由はこの業界は圧倒的におっさんが多いからではないでしょうか。半歩前に出て話すだけで相手が気持ちよくなる世界です。逆に我々男(おっさん)が半歩前に出て話をしたらどうなるか。それは磁石の同極のように反発すると思います。この違いはゲームでいうイージーモードとハードモード位大きな差だと感じます。
業者がいい物件を紹介してくれない、リフォーム屋の見積もりが高い、などの相談をこれまで沢山受けてきましたが、それは単にハードモードでプレイしているだけだから、という仮説が成り立ちます。
なのでハードモードでプレイしてクリアし続けるにはどうすればいいのだろうか、同極の者をどのように引き寄せるかという視点で自分の立ち回りを考えてみることも重要ですね。