藤棚


ゴールデンウィーク気分を味わいたくなったので、思いつきで鎌倉まで足を運んでみた。

写真は長谷寺で見頃を迎えていた藤の花。辺りには上品な藤の薫りがただよっていて

それだけでも気分がよくなってくる。


人がもっと少なければだが…(笑)


鎌倉駅前から鶴岡八幡宮へ続く参道と脇道の小町通りは、週末の原宿のようであったし、

江ノ電に至っては、切符を買う行列の最後尾がまったく見えないような状態となっていて、

自分の事は棚に上げて、何故こんなに人が多いのだろうか?と疑問に感じていた(笑)

結局江ノ電は諦め、鎌倉駅から長谷寺までは徒歩で行ったのだが、

小さなパン屋で焼きたての菓子パンを買い、行儀は悪いがそれを頬張りながら歩くのも楽しかった。


長谷寺からの帰りは江ノ電に乗ろうと思っていたのだが、

やはり駅はものすごく混雑していたため、次の駅(極楽寺駅)まで歩くことにした。

途中にある切り通しのような道を歩いていると、目の前に緑色の鳥の雛が落ちてきた。

多分ウグイスであろう。

落ちても死んではいなかったが、そのままだといずれ車か人に踏まれてしまうだろうと思い、拾い上げて

頭上を見上げてみたが、かなり上の方で木の枝が道路に突き出ていたものの、

残念ながら巣の場所まではわからなかった。まあ、わかったとしても戻す手段もないのだが。

脇道に地蔵尊があったので、そこに雛を置き、手を合わせてその場を離れた。

踏みつぶされるよりはいいだろうと思ったが、拾ったのなら、責任を取るべきだったのだろうか?