すずきさちがキューバにいない時にしていること  -13ページ目
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撮られることと撮ること

やはり撮られるのもそれをあとで見るのもちょっと苦手だなぁ。


カメラを回されるのは別に初めてじゃないけど。

大学生していた時分にちょいと文章をかいていて、そこの版元のイベントで流すための

映像の一部として撮られたこと、(楠かつのりさんという方が撮っておられた)

キューバの友人、ドキュメンタリストにくっついて北スペインにドキュメンタリーのお仕事を

無料宿と飯目当てに手伝いにいってみたり。

このときはひまにまかせて日本語のナレーションまでスタジオで録ったような。


TVの撮影というのは、これまでの経験のどれとも違うもの。

でも、写真(静物)を撮るスタジオ作りと似ているところもあって、

そこに動きや音が加わっているようでもある。


撮影を終えたあとのあの感じは、小学校や中学校の文化祭発表が終わったときみたい。

ああいうカンカクは、一種麻薬だな。


もちろん中南米マガジンを作っていても、似たようなカタルシスは得ることができる。

ぜんぶ見たもの感じたものを出し切ってるわけじゃないけどね。

ふ、まだまだだぜ。


話がとんだけれど、やっぱり撮られるより撮るほうが気楽だす。

そしてどんな反応があったでしょう。

「タモリ倶楽部」に中南米マガジン関係者としてうっかり出てしまってから、初めての月曜日。


会社に行き午前中どたばた働き、さてと神保町ボーイスカレーに行くもんね、と専大交差点前を

ぶらぶらあるいていると。

どっか背後から「スズキさん、スズキさん!!」という声がするじゃない。

(まあね、スズキはたくさんいるからね、あたしじゃないだろうね)とそのまま歩いていたらなおも声がする。

「スズキさん、見たよ、タモリ倶楽部!!!」

(うげ~、あたしだったのか。で、この位置でそんなことをいうやつはあいつにちげぇねぇ。)

そのビルの三階からは見覚えのあるおやじ、ジャズのヴィンテージ盤を売るAという店の店主が。


「え~い、はいはい、今そっちに行きますってば」

ボーイズカレーが20分ほど遠のく。


実際、彼にあったのは久しぶりだ。

ヴィンテージ盤よりもそれを収めるおうちを買うほうに去年は目が向いてたからね。

「で、まさかレコードは処分しちゃったとか。は、ないよね」

「安心してください。いまだにバリバリ部屋で鳴らしてますから」

「え、マジ?!」

「夫のまともなアナログプレイヤーもありますし、レコードは全部運んできちゃったし」

ひととおり、あいかわらずであったことを確認して安心させて、話は続く。


たまたまテレビつけて見てたら見覚えのあるやつが出ていて・・・!

たしかにそういう興奮て、あるよね。

あたしがAのおやじをテレビで見ても、おなじように反応しただろう。

(三階からでっかい声で呼ぶかどうかは別として)

面白いなあ、ひとのそういう興奮を受け止めるときのココロモチというものも。


自分のなかでは、もう時間が経過したことだから少し温度は下がっているのだ。

放映されるまでのちょっと前までは、どんなんかしらんドキドキ、ていう気分もあった。

だから、たまたまテレビつけて「発見」したひとのテンションは同時に共有することは、

できないのだけれどその温度差もなかなか興味深い。


まーね、そりゃね。

絶対テレビの画面に出そうもないやつがそこにいて、ガハハ大爆笑していたらナンか思うところあるって

もんだわ。


しばし数分間、久しぶりの彼のテンションを受け止め、ちょっとだけ広告掲載用の営業をして、

(いくらギャラは無いとはいえ、こういう努力は欠かさないのだ。ここでまた、一号多く出せるかもしれないし)

ボーイスカレーで「チキンカレー中辛」たべて昼休みは終了。


神保町らしい展開、でした。


「5大ニュース」あの画像について。

ごみんなさい、こちらはすっかりごぶさたしておりました。

「タモリ倶楽部」の反響は結構あったみたいですね、よかったよかった。


「5大ニュース」の「大人気!」画像は、いつか中南米マガジンの広告用ポスターに

使おうかしらん、というつもりで撮っておりました。

おばちゃんが持っているのは「幻の5号」と我々が勝手に呼んでおるすでに在庫切れのもの。

そこには、あの写真の中に集まってる人々の住む界隈の”BARRIO CHINO"の特集が

掲載されていたんでした。


”BARRIO CHINO"、ハバナの中華街は金安オーナー(だってこう呼べっていうもんですから。)と

わたしが初めて会ったときに、「あそこは面白かったね」と話題が一致した場所。

で、いつかあの小さな界隈の特集をやろう。と前世紀のある日、軽く盛り上がったのでした。


そしてできた雑誌を持って”BARRIO CHINO"を訪れたらまあ座れ、ワンタン食えよ、マンゴーも

あるぞ、うちでジュースを絞ってきたから飲めや、と界隈の人々にいろいろ(特に胃袋方面ね)と

お世話になり。

こちらこそ、楽しい取材をさせてもらって(自腹でだがな)その上こんなにめしを食わせてもらえる

なんて(うるうる)、あぁ記事作ってよかったなぁと一人で安宿に帰って泣いたりして・・・。


キューバ旅はいつも一人ですんで、ナンカあっても全部自分だけで受け止めなきゃいけないんです。

いいことばかりじゃないです。犬のうんこ踏んで気づかないまま宿に帰ってきちゃったとか、転んで怪我

した腕から黄色い膿がどぶどぶ出て止まらなくなったとか。(これは怖かったす)

この場合は、うれしい出来事なんですけどね。


で、そんならこの”界隈の盛り上がりの気分”は撮ってもって帰らねば。

金安オーナーにも見せてあげよっと。ついでに販促ポスターでも作るかな。

発行部数わずか1000部(当時はまだこれだけでした)でも、書いてある日本語わかんなくても、

楽しんでくれる人はいるんだよ、という報告はしておきたいし。


ハバナ滞在最後の夕方、夕涼みと世間話に精を出すみなさんのとこに行って「ちょっとまぁ、こんな

カンジで撮りたいっすよ」とお話してあれを撮影したのでした。


正直いって、そのときはそれが地上波で世間のお茶の間にまで流れていく事があるなんて、

思ってませんでした。(当然ですが)

「タモリ倶楽部」出演のお話が来たとき、じゃああの写真は連れて行かなくちゃ!と即座に

「中村パテー商会」でボジフィルムを引き伸ばしてもらい持参したのでした。


またまたBARRIO CHINOの人々のお世話になっちゃってます。

そのうち報告にいかなくちゃ。今度はDVDでもってくかぁ。

しかし、一体どこで再生できるか?









郷土愛刺激パン

この産地名でおぅ、と感じて買うのはやはり県の人。さくさくした煮過ぎないりんごが入ってました。
ただ、裏の奥付けみたらなんかヤマザキっぽいのだ。
何なんだと思いちょいと調べると
かなり前から山崎の傘下でパン作
っているのだとか。
パンの地元レーベルてのもあるんすね。
地元ではかなり「秋田っていえばたけや製パン」
という位メジャーです。
で、郷土愛を刺激するネーミングもかなり効いてる。
流通面でも傘下にいたほうが良いのでしょうか。
パンの世界でもミニコミの世界でも同じようなことが起こってるのね。ちなみに東北なら「白石パン」もメジャーですね。


秋田内陸縦貫鉄道のおやつ

阿仁合駅で採集。
この駅のそばやさんはお客さんがいつもいた。
メニュウに馬肉の煮込みなどもありいきなり飲酒をいざなう様子だ。

おやつは「またぎせんべい」できまり!手焼きだぜ。

北へ逃げながらたべるもの

北へ逃亡中。
昨日盛岡で試した「パイカル」の餃子と冷麺、
どちらもちゅるちゅるでコシのある食感。
さすが冷麺層の厚い場所だけある、太ちゅる半透明コシ充分麺。
櫻山神社参道途中にあり。

八戸まで来て少し倹約。
ヤサの近くにあるスーパーで生寿司、ついでに銀河高原ビール。

いやこれが、おいしい魚と米でね。ひとりでウヒョウヒョいいました、とさ

ひよこまめ

夕べ寝る前にひよこまめを水にひたしておいた。
翌朝、いい感じにふやけてる。これをあと30分ほどぐつぐつさせて昨日のカレー鍋に投入、さらに煮る。
秋葉原のイスラム食品店で買ったひよこまめ、甘味があり旨い。
またしても食がすすむ~。
暫くしてから家人に「サーモンとほたて貝、春キャベツのクリームソース味」パスタを作って半分わたしが食べる。ソースはバーゲン品の買い置き。ウチにあった残りものを加えただけ。鮭とキャベツが美しい色あいを出した。
うむ、満足。
隠し味は日本酒「蔵の素」、福島のお酒。

激安街道爆歩

今日というか、5月1日に食したもの。
朝と昼兼用にて
昨日カルディコーヒーファームで買ったレトルトのタイカレー(グリーン)と夕べの「うちのカレー」。ご飯を半々にしてちょっとずつ。
タイカレーは特売でひとつ150円。自作するともっと費用がかさむ上にうまく作る自信いまいち。インド風のはかなりのキャリアなんだが。
食後冬もの衣料を完全に封印する作業。樟脳もばっちり投入。
その後外出。
自宅からちょっと離れた場所にある爆安な洋品店へ。ここで買いものすると日本にいることを忘れそうだ。うう、今日も安い~。洋ものアパレルのライセンス生産品などはさすがに縫製がまともだ。きちんと「折り伏せ縫い」してある。
洋裁の腕に覚え有り、なもんでこういう事にはうるさいのだ。
大体洋裁始めたのも仕事用のスーツ代をキューバ行きの旅費に回したかったからだし。
1m180円の生地を5m買いジャケットとパンツ上下を作る。裏地のほうが高い時もあった。
この趣味は集中するし達成感もあり経済効果もなかなかだ。もっとも、キューバ行きが大目的だからできるのよね。

さて、家に帰るのはいいがバス来ない。
えい、歩いてしまへ!
てなわけで私鉄3駅分とバス270円分歩いて帰宅。
途中から雨。
アウトドア用品の店wild-1で防水スプレーも補充。
無謀な外歩き用には必要なもののひとつ。
山越え含む行程を経て自宅。
晩は冷麺、えだまめ、キムチ、なぜかベーコン、山のようなもやし。
缶ビールもとい発泡酒淡麗500mlを空けてしまふ。
ま、昨日は飲まなかったし~。

あめーばなんだから

とりあえず増殖いたします。
今日はまだ一食もとってないから昨日のごはんの話を。
「からじお」表示の塩鮭を焼いた残りもんのしっぽと白飯を茶碗一杯分。
む~、どこが「からじお」じゃい。迫力不足なり。
北方系食習慣をひきずるウチには、鮭はちょいとからめがいいのでした。
これプラス近所のぱん屋の「豆ぱん」オーヴンで焼いて食べる。豆は白いんげん。「てぼ」と呼ばれるやつ。
もう休日だと適当にあるもん食べる生活になる。
変化のある日記になるのは来週以降かしらん。

お、忘れちゃいかん!
そのあと、夜に大洗から船で北海道へバイクとともに出かけてしまふ男と国分寺で早めの晩飯のようなパスタ。
「メランツァーネ」という店。ランチやらティータイムでもって昼間も休憩とらずにやってる。日替わりのボロネーゼ、こういう味ひさしぶりに食べた気がする。ちょっとローズマリーのハーブ入り。
ここではおやつを我慢して今度は西部線側の「georgeV」へ。
途中のパチンコ換金所に人がずらっと並んでる。こういう休日もあるもんだ。
件の店はお茶もお菓子も秀逸。いつ行ってもスバラシイ。
客層がおとななのも良いところ。
ちなみに選んだのはガトゥショコラ。
これが美味な店なら個人的に「よい店」認定しちゃう。まだあるけどね。認定済の店。
それはまた、今度。

夜中、大洗からメール。こんなのあったぜ、と「月の井」という銘柄の酒の自販機の画像。
こちらでも調べる。大洗の地酒で入舟と出舟のときに飲まれる酒だそうな。ふーん。
魔よけの意味もあるんだろうね、きっと。
更に酔いそな感じもあるけど。
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