過去の恋愛を振り切りたくて、新しい恋愛を始めたのに、うまくいかない時。
高塚早苗カウンセラー、真鍋純子カウンセラーはたのえりカウンセラー
と一緒に毎週日曜、『自分プロデュースのテーマ』
よろしくお願いします。
旦那との関係がうまくいかなくなって、
はじめた新しい恋愛。
「今度こそ上手くいく」
ってそう思えたのに、黄色信号が点滅し始める。
旦那（元カレ）とは全く違うタイプで、
彼こそは大丈夫と思っていたのに、
増えていくボタンの掛け違い。
新しいカレとの恋愛の相談を聞いていると、
元カレや旦那の話になっていく場合があります。
◇◇◇◇◇◇◇◇
良いか悪いかの判断は置いといて、
まだ離婚まで決着がついてないのに、
新しい恋をスタートするということは少なくないんですよね。
旦那との関係が、
悪くなっていったのは、
旦那の浮気かもしれないし、
仕事ばかりして家庭を省みないことかもしれないし、
ギャンブルやお酒にのめり込んでいく、
言葉や行動が乱暴になっていく。
など、いろいろあるかもしれません
そうやって旦那への熱が冷めてきて、
新しい恋に踏み出します。
ある意味何かに寄りかかるような、
救いを求めるような恋愛の始め方かもしれません。
しかし、
心機一転新しい気持ちで、恋愛を始めたのに、
上手くいかない。
『今度こそ！』と思っても、
しばらくして、
歯車が噛み合わない状態になってしまうことがあります。
新しいカレの男性心理を知りたくて、
攻略方法を知りたくて、
カウンセリングを利用されるのですが、
その新しい恋が旦那（元カレ）と向き合うことで、
解決されていく、いい兆しが見えてくることがあります。
旦那と向き合うことは、
やり直すということではありません。
新しい恋愛が上手くいかなくなってしまうその背景に、
旦那との関係が影響していることがあります。
旦那との関係性で傷付いた部分がまだあって、
その痛み止めのような恋愛になってしまっているのです。
痛み止めの恋愛では、
いくらか過去の傷や痛みは緩和されていきますが、
根本的な治療にはなってはいません。
根本的な治療をすることは、
傷口をしっかりと見なければいけませんよね。
そこには、旦那から傷つけられた部分も、
実は『自分が悪かった』という罪悪感もあったりします。
その両方を直視するのがしんどいので、
新しい恋で痛み止めをするのですが、
過去の傷が根本治療出来てないので、
その傷口としっかりと向き合うことを促してくるような
出来事が頻発していきます。
旦那との関係に向き合っていくことで、
その恋愛にも大きく変化が訪れることが多々あります。
過去の旦那との関係が現在の恋愛に影響しているというよりは、
旦那との関係が消化されていなくて、
未だに現在進行形であって、
それから目をそらすためのカモフラージュとなっているからです。
◇◇◇◇◇◇◇◇
あるクライアントさんで
旦那との関係がうまくいかなくなって、
新しい恋愛をスタートさせた方がいました。
旦那への怒りと、
新しい恋を始めてしまった罪悪感の狭間で、
それが強い刺激となって、
新しい彼とのつながりを強く求めていきます。
しかし、
うまくいきません。
頭では、
現実的に旦那との関係が終わってないのに、
このままで恋愛していてもうまくいかないよね、
と思ってはいますが、
旦那との関係も決着をつけることができずに、
新しい彼との恋愛も区切りをつけることが出来ません。
そこで、
『旦那さんとやり直すとか、離婚するとか、
現実的なことはまずは考えなくていいですから、
少しその関係を掘り下げていきましょう。
もし、旦那さんにしてあげれなかったことや、
感謝しきれないことがあるのならば、
その気持ちは癒していきませんか？』
とカウンセリングを進めさせてもらいました。
新しい恋愛への不安や、
旦那との間で抱えてきた痛み、
それらに振り回されないように、
ゆっくりと時間をかけて、
向き合っていきました。
初めの方は、
「あんな旦那のことなんてもういいんです。」
「あの人のことはもう大丈夫なんです。」
とその話に触れることさえ抵抗していましたが、
それでも、ゆっくりと時間をかけて向き合っていきました。
すると、
好きか？嫌い？オセロの白黒のように、
きっぱりと分けることができない感情たちが次第に湧き上がってきまし
もうあの頃のようにやり直せないけど、
それでも旦那さんを愛している気持ち。
もっと自分が旦那の気持ちを理解していれば、
旦那の気持ちに寄り添っていれば、、、という想い。
怒りや悲しみで蓋をしていた感情がたくさん出てきました。
「あの旦那じゃなかったら、もっとうまくいく」と思っていたのに、
実は、それだけではなかったようです。
◇◇◇◇◇◇◇◇
そこから旦那さんとやり直す方向に進んでいくのか？
それとも新しい恋愛へと進んでいくのか？
それは状況や本人の意思によりますが、
それを改めて自由な気持ちで選んでいけるようになると、
どちらを選んでも今までとは違った進み方をしていきます。
過去や過去にしてしまいたい現在進行形の想いと向き合うことは、
しんどい選択に思えて、
自由になりたくて、
新しい選択をしていると思っていても、
心が過去に縛られていたら、
本当の意味では自由になりきれてないことがあります。
自分を本当の意味で自由にするためには、
過去と向き合ってみるのもいいかもしれませんね。
来週は はたのえりカウンセラーです！
桑野量のブログ
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「この女性を手放したくない」と彼に思われるには
こんにちは。
カウンセリングサービス心理カウンセラーの中村陽子です。
土曜日は「イキイキハッピーライフ」をお届けします。
これまで獄きよみ、森本みすず、三好成子、中村陽子の４人が交替で担当していましたが、
彼の心を振り向かせたい。
私のことをもっと好きになってほしい――。
付き合っているけれど、ほんとに私のこと好きなのか不安だったり。
三角関係の中にいて、彼が私を選ぶかどうかでいつも心が動揺していたり。
結婚までしてるのに、ほんとは私と結婚したくなかったんじゃないの？と疑ってしまったり。
彼の心が私にちゃんと向いているかどうかで、やきもきすることはよくありますよね
俺にはこの女性しかいない。
彼女をぜったいに手放したくない。
そう思われたら、どんなにうれしいことか――。
だけど、彼の心をこちらに向かせようとするほど、不安になるものなんです。
ほんとうに私で大丈夫なの？
ほかにもっと魅力的な女性のほうが、いいんじゃないの。
私なんかじゃ、やっぱりだめなんじゃないの？
そんな気持ちが出てくるからです。
私なんかじゃ、だめなんじゃないの？
そう思ったときほど、次のキーワードを思い出してほしいんです。
◆彼の心をつかむためのキーワードとは
彼の心をつかむためのキーワード。
それは……
こんなにも俺のことをわかってくれる人はいない
です。
俺のこと
俺の価値観
俺が大切にしているもの
俺が言葉にしない思い
俺自身もわかっていない気持ち
などなど
俺のことをこんなにもわかってくれる人はいない
と彼に思わせることができたら、
彼はあなたを「ずっとそばにいてほしい女性」と思うようになるんですね。
女性が、彼に愛されたいと思っているのと同じように
男性も、彼女から理解されたい、わかってもらいたいと思っているのです。
こんなにも俺のことをわかってくれる人はいない
この人が一番、俺を理解してくれる
これほどまでに、俺のことを愛してくれる人はいない
彼にそう思わせることができたら
彼はあなたを「ずっと自分の横にいてほしい存在」と思うようになるんです。
彼を理解すること
彼を応援すること
彼を信じること
このあたりが、肝なんですね。
彼のことをわかろうとするために大切なのは
彼のことを見ることです。
・彼はいまどんな気分なんだろう。
・彼はいま、何がしたいと思ってるんだろう。
・彼のすばらしいところは、どこだろう。
・彼は何を大事にしているんだろう。
・彼が望んでいることは何だろう。
・彼がほんとうはわかってほしいことって何だろう。
・彼はどんなことに喜びを感じるんだろう。
彼のいいところを見て、「あなたのこういうところすごいと思う」と伝えれば
それが彼の自信になるかもしれません。
彼にとって大事なもの、大事な価値観を理解して、彼を応援すれば
それが彼の力になるかもしれません。
彼がほんとうはわかってほしいことを一緒になってわかろうとすれば
彼は味方を得たように感じるかもしれません。
これらは「彼を見ている」からできることなんですね。
だけど、彼の気持ちを振り向かせたいと思うとき
逆をやっていることが多いんです。
◆「私を見ている」と彼の気持ちがわからない
彼は私のこと、どう思ってるんだろう。
こんな私のことなんて、ほんとは愛してないんじゃないか。
どうしたら彼の気持ちを私に向かせることができるんだろう。
こう考えているとき。
実は、「彼を理解しようとすること」と逆をしています。
ポイントは、意識の方向（目線）です。
意識の方向に矢印があるとしますよね。
彼は私のこと、どう思っているんだろう。
彼は私のこと、ほんとに好きなの？
彼の気持ちを私に振り向かせたい。
こう思っているときは、意識の方向の矢印は「私」に向いています。
つまり「私の気持ち」や「私がどう思われるか」を見ているんですね。
意識の矢印が「私向き←（内向き）」なんです。
私を見ている＝相手を見ていない
ということになります。
相手を見ないで、私を見ていると……
どんどん自信がなくなっていくことが少なくありません。
・私に魅力なんてある？
・私はかわいい？ 私は女らしい？ 大丈夫？
・もっとかわいい女性のほうが、いいんじゃないの？
・もっと性格のいい女性のほうが、いいんじゃないの？
こんな気持ちに、なりますよね。
そして「私で大丈夫なの？」と思えば思うほど、彼に好かれているかが気になり、不安になるんですね。
これらの不安は「私のほう」を見ているからなんです。
「私がどう思われているか」が気になっているからなんです。
「私はどう思われているか」という発想でいるかぎり、不安はなくならないんですね。
彼の気持ちを見ることもできないため、心を通わせることもできなくなってしまうのです。
そして、自分の不安を解消するために
「私のこと、ほんとに好きなの！？」と試すようなことを、彼にしてしまったりします。
「どうしてわかってくれないの！」と不満や不安をぶつけてみたり、
「わかってくれないなら、いいっ」と怒り出してみたり
「どうしたら好きになってもらえるだろう」と彼に合わせてみたり。
だけどこれでは、彼の心が離れてしまいかねません。
この不安を超えるには
私ではなく、彼を見ることなんですね。
彼のことをちゃんと見る。
彼をわかろうとする。
彼がわかってほしいことをわかろうとする。
それを積み重ねていくんです。
私のこと、ほんとに好きなの？
と、相手から承認や安心をもらおうとするのではなく
こちらから、相手を理解しようとするんです。相手に与えようとしていくんです。
この人ほど、俺のことをわかってくれる人はいない。
この人ほど、俺のことを愛してくれる人はいない。
彼がそう思ったとき、あなたは彼にとってかけがえのない人になるのです。
「俺には、彼女しかいない」と、手放したくない相手になるのです。
そのときには、きっと自分のことも好きになっているでしょう。
いま、もしかしたら自分に自信がないかもしれません。
心の奥に「こんな私なんて、彼に愛されるわけがない」という気持ちがあるかもしれません。
その気持ち、超えられますよ。
彼を愛することができる自分になれれば
彼を理解することができる自分になれれば
彼を応援することができる自分になれれば
「こんな私なんて」と思わなくなりますから。
「俺には、彼女しかいない」と思われる女性になることは
ぜんぜん難しいことじゃないんです。
彼を愛する自分になる。
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心理カウンセラー 中村陽子（なかむらようこ）
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本来のその人の魅力を見つけ出しながら、一緒にビジョンを見つけていきます。
自分らしく生きられること、大人の女性として人を愛すること、そして愛されること。パートナーシップで、深い絆を感じられる関係性を築けるようにお手伝いします。
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心理カウンセラー中村陽子のブログ
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断れない、頼めない、意見が言えないココロにあげたいもの
こんにちは。 カウンセリングサービスの高梨弥生です。
毎週金曜日は“恋と仕事のライフプロデュース”をテーマに 佐藤まゆみ、櫻井朱実、蒲谷芳久と私・高梨の4人でお届けしています。
佐藤カウンセラーは現在お休みをいただいております。復帰まで、もうしばらくお待ちくださいませ。
☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆
人間関係や仕事のご相談で非常に多い
「断れない」「引き受けすぎてしまう」という問題についてのお話です。
こういうご相談をお聴きしていると
「〇〇ならできます」とか「〇〇でもいいですか」といった
自分の事情を相手に伝えることができなくて
相手の要望を丸ごと引き受けるハメになる方が多いように感じます。
自分の事情を伝えるのが苦手ということは
誤解を受けても説明ができなくて
誤解されたままになってしまうことなんかも多いかもしれません。
また、このタイプの方は
人にものを頼むということもとても苦手だったり
他愛のない雑談ですら
どう相槌を打てば良いのか、考えすぎてしまうような場合もあります。
断るのも、頼むのも、意見を言うのも
「言っても大丈夫だ」という安心感がなければすごくハードルが高いですよね。
「これを言ったらどうなるんだろう…」という不安があるとしたら
何も言えなくなってしまうのもムリもありません。
「言っても大丈夫だ」をもうちょっと細かく言うと
「私の言い分を受け止めてもらえる」「分かってもらえる」「否定されない」
と信じられる状態、でしょうか。
断っても「それがあなたの事情なら仕方ないね」と分かってくれる。
自分の意見と相手の意見が違っても「そっか、あなたはそう思うんだね」と受け止めてもらえる。
こんな反応が返ってくる保証でもあったら
自分の気持ちや事情を話すことは、そんなに難しくないのではないかと思います。
＊ ＊ ＊
裏返せば
自分の気持ちや事情を言えない、というときには
「私の言うことなんか分かってもらえない」というような前提があると言えます。
この前提ができたのにも
理由があったと思うのです。
たとえば、ですが
お母さんが忙しかったり、不機嫌だったり
口数の少ない家族だったり
あるいは決めつけられる体験が多かったりすると
「分かってもらえない」
「聞いてくれない」
という思いを強くしてしまう原因になります。
お母さんや家族たちだけではなく
成長して世界が広がっても、その前提を持ったまま
自動的に他の人にも適用してしまいます。
友人たちとの間でも
言えない・わかってもらえない体験を重ねて行ったかもしれません。
どうせ分かってもらえるはずがないなら
分かってもらおうと期待するのも努力するのもムダ、と
自分のことは話さなくなったのですが
そうすると
周りからは「本当のあなた（の心）」は見えなくなってしまっています。
本当はしんどいなぁと思いながら断り切れずに引き受けても
お願いした人は、あなたの負担になっていることがわかりませんよね。
人にものを頼むなんてできなくて一人で抱えていても
一人で大丈夫だから頼んで来ないんだろう、と思われてしまったりします。
あるいは
自分の事を話す習慣がないから、ただ普通に、自然に生活しているだけなのに
「何考えてるか分からない」「秘密主義」だなんて
心ないことを言われたりすることもあります。
＊ ＊ ＊
「言っても大丈夫」
という安心感を持てるようになるためには
過去に受け止めてもらえなくて傷ついたときにフリーズしてしまった悲しさや寂しさを
解放してあげると良いでしょう。
悲しかったよね、分かって欲しかったよね、と
現在のあなたが当時の感情を認めてあげることで、感情は解放されます。
次に、今の状況はあのときとは違うから
同じパターンを続けていなくてもいいんだ、ということを俯瞰してみましょう。
最初は「頭では分かるけど…」という状態からで構わないです。
今あなたのまわりにいる人は、冷たかったお母さんや怖かったお兄ちゃん（← 一例です）ではないし
今のあなたは、成長して、本当は表現できる力をすでに身に着けています。
まだうまく使えていないとしても。
まずこの二つから始めてみて下さい。
できないことは、できなくなった理由がわかるだけでも
少しはラクになった気がすると思います。
そういう理由だったらできないのもムリもなかったよね、と
できなかった自分を許してあげてくださいね。
☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆
来週１１月２９日(金）は、
櫻井朱実カウンセラーが担当いたします。
どうぞお楽しみに！
☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆.｡:･・.｡:*･☆
高梨弥生のブログ
高梨弥生のカウンセリングを受けるには
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この人はこういう人
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木曜日は「もっとラブラブに」。
服部希美、やなぎあこ、
森川陽介、帆南尚美、が交代でお届けします！
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カウンセリングサービスの帆南尚美です。
いつもありがとうございます。
私には７歳上の姉がいます。
先日、１０年ぶりに会って食事でもしようかということになりました。
緊張するなぁ。
私は思いました。
何を話そう。
子どもの頃から、姉はとても悩み多き美しい女性でした。
私はいつも、そんな姉に何もしてあげられない気がして、申し訳ない気がしていました。
「あなたが生まれてから私は親に可愛がられなくなった。」というようなことを姉に言われたこともあり、
きっと今も私のことを疎ましく思っているのだろうなと思うと、少し気が重くなりました。
その日、姉は私を車で迎えに来てくれました。
姉の車に乗り込み、さてさて何を話そうかな、と思ったとき、姉が言いました。
「きのうカレーを作ったんだけどねー。」
「え？あ、うん。」
私は、いきなりのカレーの話に何事かと思い、相槌を打っていましたが、カレーを作る頻度は月に一度では多いかどうか、という話でした。
１０年ぶりの会話がそれかい。私は心の中で、ツッコミを入れました。
姉の話題はどんどん変わっていきます。
職場の人たちとのやりとり。
息子たちとのやりとり。
娘夫婦とのやりとり。
自分の仕事のキャリアの話。
ふと気が付くと、姉が毎日色んな人に囲まれて、色々あるけど物事を重く受け止めず、軽やかに生きている姿がそこにあるようでした。興味の対象がたくさんあって、イキイキしている彼女は輝いてみえました。
なんだかあっけらかんとしていて素敵だけど、私の知っている悩み多き姉とは別人のようでした。
私は聞いてみました。
「あのさ、すごくあっけらかんとしているようだけど、それって前からだっけ？」
姉は言いました。
「そうよ、私は前からあっけらかんとしてるのよ。」
ようやく私は本格的にショックを受けました。ガーン。。。
私は自分の中で、姉とはこういう人、という像を作っていました。
それはとても繊細で、一つのことにこだわって、なかなか前向きになれなくて、誰かがサポートしてあげないと、生きづらい人、という像でした。
そう思ったのにはおそらく理由があったのでしょうが、私の考えていた姉と、目の前の姉があまりに違うので、とても驚きました。
そして、こう思いました。
この人はこういう人、と私たちは決めつけることがあるけれど、本当はそうではないかもしれない。
年月が経つにつれ相手が変わることもあるし、私たち自身の受け取り方が変わることもあります。
１０年ぶりに会った姉は、久しぶりだったので、私にとって見方を変えることは比較的容易でした。
でも、毎日顔を合わせている人はどうでしょうか。
この人は初めて会ったときから、ずっとこうだった、という不満があったとしても、それは相手の一面だけをクローズアップさせているかもしれません。
もう本当はそんな性格ではないのだけれど、私たちの中での相手の像が固定されているかもしれません。
もしかしたら、相手のとてもいいところも、そんな固定化した見方によって、見逃していることもあるかもしれません。
そして自分の中に不満を持ち続けているかもしれないのです。
この人はこういう人。
その見方を、たまにアップデートしてみようかなと思いました。
私は目の前でテレビにかじりついている夫を見ました。
この人は私と話をするより、テレビが好きな人。
結婚してから、ずっとそう思ってきました。
そして、恨めしそうに無言で夫を横目で見てきました。
私は禁断の、テレビを観ている夫に話しかける作戦をしようと、ニコニコしながら、夫に話しかけました。
「あのね、今日近くのスーパーに行ったんだけどねー。」
テレビから目を離さずに、「ふーん」とだけ言うだろうと思っていました。
ところが夫はリモコンでテレビの音を小さくして、私のほうに体を向けました。
あれっ、テレビより、私と話すことを選んでくれている！
私は少し照れながら、今日スーパーで起きた小さな出来事を夫に話しました。
以前なら、こんなつまらない話はしないでおこう、と思っていました。
夫は小さく笑いながら、聞いてくれました。
この人はテレビよりも私と話すことが好きな人。
かもしれない。
私の中で固定してしまっていた相手の見方は、いつでも変えることができるようです。
この人はこういう人。
見方を変えると、もう一度その人のいいところに、ドキっとときめくかもしれません。
以上、帆南尚美でした！
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愛し上手のメソッド：『 失敗しながら、深まっていくもの 』
カウンセリングサービス の
東条正貴 です。 
◆◇◆◇◆
水曜日は
「素敵な愛の育て方」 という共通テーマで
お届けしております。 
（ わたくし東条 ・ 中山塁 ・ 高見綾 、
３人が順番に交替で担当します☆ ）
◇◇◇◇
パートナーシップ、というのは
実に奥深いものですね。
「パートナー」といっても、
結婚ご夫婦に限らず、恋人でも
仕事の取引相手でも、趣味の仲間でも。
協力し合いながら何かを成すという時の
あらゆる関係性に、
パートナーシップは、発揮されるもの
ですね。
私たちが、誰かとのパートナーシップを
進めていく上では、
すべて全く順風満帆、ということは無く
失敗や挫折は、付き物ですよね。
意見が衝突してケンカになったり、
ふと気まずくなって隠し事をしたり、
良かれと思っても行き違いになったり。
自分はパートナーシップに失敗した！
と感じてご相談くださる方の中には
これはもう終わりですよね？と
大きく悲観されている場合もあるんですが、
現実生身のパートナーシップには
一回の挫折で即ゲームオーバー、
ということは無いんですよ
と、お伝えすることが多いですね。
もともと二人お互いに、仲良く
協力していきたい、という思いがあって
やりとりを重ねていけば、何かしら
うまくいかない事態も生じます。
これは、今を機会に、関係性を
より進化させるための、改善ポイント、
お互いが、また一歩、愛し上手になれる
チャンスなんだよ、と捉えられると
絶望感から脱け出せたりもします。
私たちは、ついつい、問題が生じると
なんでこんな目に遭うの？誰が悪いの？
などと、堂々巡りに入ってしまいがち
なんですが、
この状況は、一体何が起きているの？
自分は、何を学んで、どこを改善して、
どう行動したら、良くなるんだろう？
そんな風に、少しでも客観視できると
どんな行き詰まりにも、先の光明が
見い出せるものだな、と
これも、日々のカウンセリングを通して
私自身、教えてもらってきたことなんです。
パートナーとの関係でも、何か
問題が起こったら、それは
二人で、あらためて意識を共有して
相談して、乗り越えていけた分だけ
絆をより深めることができた
成功体験、にもなるんですよね。
【本日のメソッド】：
『 失敗は、改善のチャンス。 』
ではまた、
次回の 『 愛し上手のメソッド 』 も
おたのしみに！
来週の水曜日は、
中山塁 カウンセラー の登場です☆
カウンセリングサービス 
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東条正貴 のプロフィール＞＞＞
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