やる気が出ないのは何故? やる気をコントロールする3つのヒント
今日もありがとうございます。嶽きよみ です。
松永浩一、三好成子 、岡田郁美と私の4人で土曜日の「イキイキハッピーライフ」をお届けしています。 よろしくお願いいたします。
「やらなきゃいけないのはわかっているんですが、どうしても やる気が出なくて出来ないんです…」という問題も、実はかなり多いご相談のひとつです。
日常的な、部屋の片付けや生活習慣の改善などから始まり、試験勉強やメールの返事、次の仕事の準備などなど、多くの人が「やる気」が出ない、続かない、という問題を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
かと思えば、仕事をしなきゃいけない時なのに掃除のやる気が満々になったり、勉強しなきゃと思っている時なのにアクセサリーを磨く気が満々になったり、「やる気」をコントロールするのは結構難しいものですよね。
やる気がある状態とは「不足」を感じている時
では、そもそも「やる気」とは何でしょうか?
例えば、それは何かをものすごく「欲している」状態ではないでしょうか。
寝る間も惜しんで何かを調べたり、恋人のことが頭から離れなかったりするのは、お腹がすいた時に食べ物でお腹を満たしたくなるのと同じように、心に「不足」を感じて、とにかく何かで埋めたい、という強い衝動のようなものかもしれません。
何かの習い事を始めた時、私たちは知らないことがいっぱいなので、やる気に満ちていたりします。
ところがしばらくすると、他の用事を優先させたりして、最初のころの「やる気」が減退してきたように見えることがあります。
それは、ある程度の知識や経験が出来たことによって「知りたい」という「欲」が満たされてきたからです。
「足りない」ものが多いほど、「欲しい」衝動は強くなりますから、つまり「やる気満々」という状態になるのです。
ただ、注意しなければいけないこともあります。
それは、「足りない」ということを自分を責める材料に使わないこと。
それをしてしまうと、「嫉妬」の感情があらたに生まれることになってしまうからです。
嫉妬は、「足りない私=価値がない→手に入れられない」というところから生まれます。
「足りない→欲しい」というシンプルな流れにすることで、不足をやる気に変えることが出来るようになります。
やる気が出ない時とは心がいっぱいいっぱいになっている時
やる気が出ない時、というのは、つまり「ハングリーではない」時です。
「と言っても、まだ成功していないのだからハングリーな状態のはずだ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、心の中が何かでいっぱいになっている時・・・つまりその内容が、 ”やらなきゃ”という自分への「プレッシャー」や、未だ出来ていない「罪悪感」のように、幸せ感を伴わないものだったとしても、心が何かで満ちている以上は、ハングリーではないという状態になるんですね。
また、「飽きる」という状態は、それに関しての情報がある程度増えたことで、停滞してしまっているということです。
やる気をコントロールする3つのヒント
つまり「やる気」を出すには、心に「不足」を感じさせてあげればいいということなんです。
1 ”すごい!”と思える人や物に出会ったりする。
感動は、大きなきっかけになります。
それは、その対象との「差」が不足分になるため、「やる気」が持ち上がるからです。
失敗した時や何かを無くしたときなども同じです。
期待していたものとの差が不足分となり、文字通りハングリーになります。
2 スペースを作る。
刺激の強くない方法としては、瞑想で心を空っぽにすることや、目に見える形で不用品を捨てることなども効果があります。
3「やらなきゃ」「やるべき」という思考を手放す。
大抵の人は、人から何かをやらされるのが好きではありませんから、最初の数回は自分でお尻を叩くことも出来るかもしれませんが、それでも出来ないと、今度は罪悪感といういらないオマケがついてきてしまいます。
そして、それらの不要な思考で心がいっぱいになってしまいます。
どうしても「やらなきゃ」が出てきたときには、少なくとも意図的に「やりたい」と言葉をに変えてみましょう。
*まとめ
やる気をコントロールすることは、難しそうでいて、あえて「不足」を感じるきっかけを作ったり、向き合ったりすることで、自分で日常的に出来るようになります。
最も大事なのは「足りない」ということに、ネガティブな観念を持たないことです。
「足りない」ことは、次のステップへの大事なきっかけですし、自分を知ったり磨いたりできる、恵みのようなものだからです。
「やる気」が、たまたまや偶然だけではなく、自分でもスイッチオン出来るようになるといいですよね。
いい週末になりますように。
ありがとう
嶽きよみ