介護実調、「プラス改定必要ないと読める」- 大森・介護給付費分科会長
http://www.cabrain.net/news/
今回のシンポジウムの参加講師は
介護給付費分科会会長 東京大学名誉教授 大森彌氏
日本慢性期医療協会会長 (医)平成博愛会理事長 武久洋三氏
社会福祉法人こうほうえん理事長 廣江研氏
東北大学臨床教授 仙台往診クリニック院長 川島孝一郎氏
立教大学教授 服部メディカル研究所所長 服部万里子氏
そして、小濱
と、業界内でのリーダであり、著書も多数執筆されている方々です。
このシンポジウムでは、記事にならなかった多数の貴重なお話をお聞きすることが出来ました。
記事にも掲載されています立教大学教授 服部メディカル研究所所長 服部万里子先生は、ケアマネージャーという仕事に誇りを持って取り組み、その未来にご尽力されている、本当に心から尊敬出来る先生でした。素晴らしい出会いに感謝です。
今回のシンポジウムで感じたことは、医療サイドと福祉サイドの認識ギャップです。突き詰めていくと、ケアマネの能力不足、医療知識不足という認識が起因し ています。これから在宅医療と介護との連携が不可欠な時代に突入します。そのとき、生活支援しかプランに組み込まない御用聞きケアマネでは役不足というこ とで、ケアマネ不要論まで出ているこの問題はこれから尾を引きそうです。
もっとも強く感じたことは池田省三先生の「介護保険論」という著書の影響力です。この日の講師の言葉の端はしに池田先生の著書の影響が伺えました。この著 書は心から素晴らしいと言える名書です。何かと批判の多い池田先生ですが、ここまで読みやすく優しい文章で介護保険制度を論じる事ができる池田省三先生の 凄さ、力量そして介護保険制度に掛けた生き様に賞賛の言葉しか有りません。
しかし、ここに留まっていては発展はありません。これを超えないといけない。しかし、今の段階で誰も超えていないという現実を垣間見た時間でした。
この名書、現在の日本における最高峰に正面から論破し、超えることが出来た時、新しい時代が来ると思います。