　よみうりカルチャー八王子で公開講座をやらせていただいた。ピアニストはお馴染み、ロシアの妖精イリーナ・メジューエワさん。テーマは、今年ともに生誕200年を迎えたショパンとシューマン、そして来年生誕200年を迎えるリストである。

　いつ聴いてもイリーナさんの演奏は充実しているが、この日はショパン「ノクターン遺作嬰ハ短調レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」、「華麗なる大円舞曲Op.18」、「プレリュード《雨だれ》」、「舟歌」、シューマンの「ピアノ・ソナタ第2番」、そしてリストの「愛の夢第3番」、「コンソレーション第3番」、「ラ・カンパネッラ」と多彩なプログラム。

　もとより「クラシックを楽しもう」という講座だったので、作曲家の方向性の対比とかではなく、いらしてくださっている方々にまず楽しんでいただける講座を目指した。つまり何とか笑いを取ろうと…（笑）。またよみうりカルチャー八王子ではあるが、ピアノや会場の都合で、この日は立川での開催。久々に立川の街へおりたが、その人の多さにびっくり。最近、中央本線の特急すべてが立川にも停車するようになり、それは乗降客数によると聞いたことがあるが、なるほど実感。

　この日はそれからサントリーのポリーニの演奏会へ行って、ベートーヴェンの最後のソナタ３曲を聴いたが、実に充実した一日だった。

イリーナ・メジューエワさん in よみうりカルチャー八王子