語彙不足が聴こえない原因ではないとすると、いったい何が原因なのでしょうか?

考えに行き詰ったので、フラリと本屋へ。
前から気になっていた本があったので、いくつか覗いてみましょう。
解決の糸口がつかめるかも。

まずは、英語学習の基礎固めに最適と力説する方が多い 「英語耳」

  うーん、私には不要な本かも……。
  
batとbutの違いぐらいは分かりますので。

中身は、学生の頃に見たことがあるような、発音の解説書でした。
英語の発音について勉強したことがない人にとっては良書なのでしょう。

でも、発音するときの口の動きを知りたいなら、

Phonetics: The Sounds of English and Spanish - The University of Iowa

で、動画を見た方が分かりやすいかも。無料だし。

この本で基礎固めをしたという人が多いということは、私の場合、発音の基礎はできていると言えそうですね。

英語の発音が分かっていなくて聴こえないという理由でもないとすると、何が理由なのでしょうか?

同じ疑問を投げかけていたのがこの本:

究極の英語学習法K/H System (入門編)

  なぜ「知っているはず」の英語が「聞き取れない」のか?

という悩みに対して、原因を分析していました。

この本で原因として挙げていたもののうち、代表的なものは、

  1. 発音やリズムの体系が習得されていないので、予期している音と違うので聞き取れない
  2. 単語単位で意味を捉えているために処理スピードが追いつかない。辞書的な意味で覚えていて、イメージとして頭に入ってこない
  3. 単語を頼りに聞き取る「サバイバル英語」に慣れて「英語の構文」を正確に掴もうとしなくなっている

というもの。

1. の発音は学生時代にかじっているし、リズムは「もっと えいご漬け」で身についてきた気がしています。
3. についても、単語を頼りしてはいますが、構文も頼りにしています。

でも、2. については、うなづけるものがあります。
ボキャブラリーがあるつもりでも、辞書的に英単語と日本語訳を紐付けしているだけなので、本当の意味での語彙力がないということなのでしょうね。

そして、

  この本で勉強すれば、原因が解消されて聴こえるようになります!

という内容でした。

同時通訳者として活躍する方が書いた本です。
CDも付いていて、みっちり勉強するための、しっかりした内容の本でした。
マジメに勉強するのが苦にならない方には、オススメかも。

私にはムリだけど。

私の英語学習のモットーは、

  「手軽に 楽しく デジタル機器を活用して」

この本は内容が重くて、パラパラと眺めているだけで挫折してしまいました。

挫折感に打ちひしがれたので、今度はWebで情報を探してみることに。

すると、素晴らしいページを見つけました。
1年2ヶ月でTOEIC820点になったという方のサイトです:

  語学館

この方の「英語脳をつくる 」という話。
ものすごく、納得させられました。

和訳癖がある限り、速いスピードの英語についていけないとの指摘。
そして、和訳癖を直すコツは、

  全て理解しようとするのをやめこと

理解するより、スピード感覚を養うことに注力するべきとの指南は、斬新ですが説得力があります。

それに、この方法なら私にも実践できそう。
ということで、新たな英語学習計画を立てて学習再開しました。

→詳細は次回