手術。 | いつも心に太陽を!

手術。

私は、かなりの小心者である。でも、小心者であることを隠すために、人前では強気でいたりする。


だから、ガンという病気を知るのが怖くて、本屋に行ってガンに関する本を読むこともなく、インターネットで調べることもせず、毎日、以前と変わらない生活を続けていた。


でも、入院の前日は心細くて友人と夜遅くまで飲んでいた。でも友人には「手術して腫瘍をとってしまえば治るから大丈夫だよー。転移、再発なんて、ないないバイバイ」となんの根拠もなく話してた。


入院当日。入院手続きをして、いざ病棟へ。病棟が綺麗で広い。面会コーナーも、スタバにあるようなソファーがあって雑誌や漫画まで置いてある。大きな窓もあって東京が一望できる。おまけに12月だったので、病院のいたるところにクリスマスツリーのデコレーションがされていた。病院全体が、患者さんにガンバレー旗振・赤と応援してくれているみたいで、この病院にして良かった!と思った。


大部屋に入ったのだが、ベットの周りにかなりのゆとりがあって快適。入院期間が1週間から10日と聞いていたが、これなら快適な入院生活ができそうと喜んでいた。


でも食事はイマイチ泣き顔


手術日まで数日あって、いったい何をするんだろうと思っていたら、結構、忙しかった。CT、MRI、麻酔科へ出かけたり、下剤を飲んで、深夜トイレで苦しんだ時もあった。


手術前日、主治医から手術の説明があった。S字結腸に腫瘍があるので、そこを切ります。手術時間は・・・。合併症としては・・・。術後は・・・。


説明を聞き終わった私は、なるほどー腸はチューブみたいなものだから切って縫い合わせればいいんだ!と感心した。


夜、看護師さんが「眠れないようなら睡眠導入剤出しますから言ってくださいね。」と声をかけてくれたが、そんな心配もなく、ベットに入ったら熟睡だった。


さて、いよいよ手術。