アメブロも久しぶりです。
6月~7月にかけてOHSSで入院したことはこちらにも書きました。
その後先生からずっと聞かれていた「生理みたいな出血」が7月中にあり、
8月中旬には「OHSSに関しては完治しました」と診断を受けました。
その後、入院した総合病院から、不妊治療専門クリニックを紹介してもらい
そちらで治療した結果、運よく1サイクル目で妊娠成立し、年始に妊娠5ヶ月になりました。
そちらの先生からは「ラッキーだったね」と言われたこの妊娠ですが、
OHSSになった後の治療は選択肢が少なくなり難しい、といろいろなところで読んだので
私の場合はこうだったと記しておきたいと思います。
「生理みたいな出血」はあったものの、
次の生理が起きそうにない状況だったようでまず
E.P.ホルモンデポー筋注1ml×1管
で生理を起こしました。
生理3日目から5日間(D3~D7)、
セロフェン50mg:1日2錠服用
それから6日間(D8~D13)、
ゴナールF75(FSH製剤):1日1回×6回注射
D14に
ブセレキュア点鼻薬(GnRHアゴニスト)一度点鼻
D15にタイミング指導があり、D30には妊娠成立を確認しました。
重度のOHSS経験者ということで、
今回の治療を始めるにあたって卵巣が腫れていないかこれでもかと行くたびに確認され、
ことあるごとに「体外受精も視野に入れてください」と言われて正直だいぶうんざりしていました。
もちろん、体外受精を頑張っているベビ待ちさんからしたら欲張りな願望なんですが、
うちは経済的にも体外受精はトライできる余地はなかったし、
夫婦間でも人工授精以降のステップアップはしないと話し合っていたので、
私たちの希望通りの治療が受けられるのか不安はありました。
やっぱりあれだけOHSSになってしまったからもう体外受精しか道は残されてないのかなとずいぶん悩みましたが、
とりあえず3サイクルは同じ治療を続けてみようと気持ちを切り替えた後、
運よくいい結果が出ました。
FSH製剤のゴナールF75というのは一日一本ずつ注射を打ったわけではありません。
少量ずつペン型の注射で自分のおなかに自己注射しました。
多嚢胞性卵巣症候群という、
卵を育てる薬を使うとたくさん卵が大きくなってしまう病気がある私ですが、
今回のこの治療でもいくつかの卵はやはり大きくなっていました。
FSH=卵胞刺激ホルモンで、卵胞を育てるホルモンです。
卵巣刺激にはhMG製剤がよく使われ、私がOHSSになった原因もこのhMG製剤ですが、
もともとLH(黄体化ホルモン:排卵を促すホルモン)が高い多のう胞性卵巣(PCO)の人には、
LHをほとんど使わないFSH製剤を使った方がよりいいそうです。
前回OHSSになったときとは違う薬を使ってはいますが、
違う薬を使ったからひどいことにならなかったのか、
違う薬を使ったけれど重症にならなかったのはラッキーだったのかは残念ながら判断できません。
OHSSで入院してもこういう症例もあるという一例です。
前回の流産と中絶のこともあって
今回の妊娠報告は5ヶ月になるまでほとんど報告もできず、
初期は毎日毎日ほんとに不安でした。
妊娠4ヶ月をすぎて体は楽になっても逆に胎動もない時期なのでまたまた不安ばっかりでしたが、
おなかの子はそんな母親の不安をよそに検診では上の子でも見たことないくらいグリングリン動いていたり…。
妊娠5ヶ月に入ったくらいからは胎動も少しずつ感じられ、
情けないですがやっと出産へ向かう「覚悟」みたいな気持ちも出てきました。
妊娠報告をすると前回のことがあるのでみんな「ほんとにおめでとう」って言ってくれて…
産まれる前からおめでとうおめでとう言ってもらえて、この子は幸せ者です。
ここでこういう報告ができてよかったと思っています。
予定日は6月中旬です。
元気な赤ちゃん産みます!!