農作業小屋をカフェに改装してみよう! -4ページ目

枯れていくもの、腐っていくもの

今年も
数個のレモンとライムが実りました。





栽培している畑は
10年近く放置されていて
ジャングル化した状態を開拓した畑。

農薬や化学肥料を持ち込まずに
自然の摂理にまかせています。

自然界を観察していると
産み出されたものは
やがて役目を終えて
枯れていきます。

腐って悪臭を放つ光景を
ほとんど見かけません。


甘夏。
昨年の実りと今年の実りが共存することもあります。





レストランで野菜の切りかすを
コンポストに戻して堆肥にしています。

沢山の切りかすをコンポストに加え過ぎると
適正な発酵の容量を越えてしまい
ウジ虫がわき悪臭を放ちます。

人的作為を加え過ぎると
自然の調和が乱れてしまいます。
(たとえ乱れても、自然界は時間を経て
 平常な均衡に戻してくれますが)

コンポストのカブト虫の幼虫。





山中湖は
湿度が高くて部屋にカビがはえやすい土地柄です。

昨年収穫したレモンを
部屋に放置して
どうなるか試しています。

1年近く経っても
腐らずに枯れていきます。





人も

心体に負担をかけ過ぎずに

自然に寄り添い

暮らしてゆきたいですね。







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秋グミで木の実ソースを作りました。

前日、コテージに朝食をお届けに入ったら
コテージ周りの木に赤い実が鈴なりに実っていました。




一粒食べてみると
渋くて美味しくない。

ガーデンのブルーベリーやジューンベリーは
鳥に食べられてしまうのに
この木の実は食べられていない。
実は食べるとキケンなのかなと思いつつ
敷地の植栽計画で
キケンな木は植えるはずはないと推測。

ネットで[木の実 食用]で検索したら
木の実は[秋グミ]とわかり
加熱すると渋みが抜けるとある。


早速収穫してソース作り。



小鍋に水と一緒に煮詰めて
砂糖とレモン汁を加えます。




裏ごしして
種と皮を取り除きます。




秋グミのソースの出来上がり♪
口に含むと
アセロラのような酸味が味わいで
後からラズベリーのような風味が追いかけてくる印象。




ジェラートにかけても美味!





ショコラにかけたら絶品の仕上がりになる。

今年は秋グミを発見するのが遅くて
実が凍結を繰り返して水分が抜けてしまい
イマイチの仕上がり。
来年のこの時期の楽しみがふえました。

裏ごしした種と皮がもったいなかったので
布を染められるかなあと思って
染めに挑戦しましたが失敗しました。

てへっ、、。









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母の弁当と富士山と

昨年の今頃は
オンシーズンの忙しさが過ぎ去るとともに
心も身体も
燃え尽きてしまい
休日は体力回復のため
漢方クリニックに通い
ボーッとしていたように思える。

昨日の休日は
数年ぶりに
両親のミカンの収穫を手伝いました。


父親の指示とおりに作業していて
ちょっと違和感を覚えた。

その違和感とは
数年前よりも
小粒ばかりで青っぽく
品質が落ちてるような気がして、、。




作物は
その年の天候により
出来映えが左右されますが
ミカンの大きさは
摘果して間引けば
ある程度調整できます。
果実の青っぽさは
数日待てば色合いが映えてきます。


どうして
間引いたり
色ノリしてから収穫しないのかなあと
しばらく悶々として作業していました。


ふと
朝の父親の会話を思い出し
理由がわかりました。


「昨日は雨上がりで寒くて中止にしたんだ。
  今日は暖かいんで収穫することにした。」


父80歳
母79歳


この数年で目に見えて
老いを感じるようになりました。


そう
二人は果実の収穫適期よりも
自分達の体調に合わせて
日々をやりくりしていたんだ。

父はミカンを栽培して50年以上のベテラン。
ミカンを美味しく栽培する手間なんて
僕がどうこう言うよりも
わかりきっている。

思うように動かなくなった身体を
やりくりしながら
今やれることを
二人はやっている。

母にいたっては
足場の悪いミカン畑の斜面を
何度もコケながら、、。

お昼にお弁当を持ってきてくれた
転んで汚れた野良着の母の姿が
心に染みた。


母が作ったお弁当を
10数年ぶりに食べた。

何故だか複雑な思いが交錯して
味わえなかった。





来年も
両親とミカンを収穫できるのかなあと
山中湖への帰りの道中
頭の端っこで
思ってしまった、、。




次の休みも
収穫を手伝おうと決めた。








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奇跡のりんご

もう2~3カ月ぐらい前になってしまうのかな
[奇跡のりんご]の映画が上映してた頃。

職場の6本あるりんごの木の中の1本が
苗木を植えて5年経って
ようやく2個実りました。
(洋梨も2個実りました。)

職場のスタッフは
果樹の枝の剪定方法・管理の経験がなく
4年間放置していたので
枝が四方八方に伸びて
枝が密集していました。
無論、無農薬・無肥料でした。

昨年のオフシーズンに
風通し良く
日当たり良くと
枝を剪定したら
2個実ってくれました。

植物は愛情を注いであげると
必ず答えてくれます。

形・見映え
ともに悪いですが
甘味の後に酸味が追いかけてくる
香り豊かな味わいでした。
(洋梨はまだ熟してませんでした。)





今年も
ちゃんと剪定し
コンポストの堆肥でお礼堆肥して
来年は6本の木の
すべてが実るように手入れします。



一昨日
長野の観光地のお土産さんエリアでのこと。
お土産さんの片隅で
路上販売していた若いりんご農家さんがいました。

12個入って500円



 
観光客は
安いと喜んで購入している。

一見すると
生産者は売上になるし
消費者も喜んでいる。

僕は
そんな単純ではないのだろうと感じた。
スーパーで1個80円で売ってるりんごの
卸値っていくらなのだろうと
農家さんの背景を想像してしまう。

若い新規就農者が
夢を具体的に描きやすいような
適正価格って
生産物全体的に
もっと高いんじゃないのかなあと思う。
偽装問題をきっかけに
消費者も生産物・生産者の背景を
想像するきっかけになればいいなあ。



そんなこと考えながら
複数な思いで
りんごを2袋購入しました。



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山中湖→小布施→小田原→山中湖の2日間

オフシーズンになり
連休がとれるようになったので
ここぞとばかりに楽しんでいる。

1日目は新蕎麦を食べに長野の小布施へ
思いつきで行ったので
目的のお店はお休み。。
仕方なく観光客相手のお店に入店。
「新蕎麦始めました」の表記がなかったので
まあ、どこかの蕎麦粉を使っているのでしょう。
こだわらなくても
ひっきりなしに
お客様が来店されるので
ビジネスライクに営業するには
観光地は得策でしょう。


2日目は地元の小田原に戻り
ミカン畑の手入れをしました。

長芋の蔓があちらこちらにからまり
むかごを実らせています。
収穫して酒のつまみにします。



この畑は無農薬・無肥料で
あまり手をかけずに
自然の摂理にゆだねる方針で
果樹を育てています。

今年はライムが7個・レモン1個が
収穫できそうです。



甘夏は収穫しないで
放置していても
腐ったりしないで落下せずに
辛抱強く収穫するのを待っていてくれます。
収穫して倉庫保管しなくても
長期に収穫できます。
(果樹泥棒がいるので油断できませんが、、)

木に負担がかかってしまいますが
昨年実った実と今年の実が同居できます。



農作業の合間に
乾いた喉を潤してくれます。
中味はスカスカにならないでジューシーです。



山中湖に戻って晩酌。
長野で購入した純米酒と
むかごで一杯。



どの日本酒も美味いが
原材料を見比べると
長野県産米100パーセント使用の酒蔵が一本
国産米使用の酒蔵が二本。
これらの純米酒の価格は同じなので
酒蔵の心意気を汲んで
長野県産米使用の酒蔵をひいきしたくなる。



食材偽装なんてしなくても
消費者は賢いから
志のある生産者には
理解のある消費者(サポーター)の繋がりが
自然とできる。

そうあって欲しいと願う。 



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