クレアが亡くなって、私は自分を責めていました。
クレアが逝ってしまったのは、私のせいだと・・・。
いつも一緒だよ。って言っていたのに、
46日間も長期入院、出産でクレアに寂しいおもいをさせてしまった事。
クレアは、ずいぶん前から身体の具合が悪かったかもしれないのに、
それに気付いてあげられなかった事・・・。
私のせい・・・。
悲しくて、辛くて、苦しくて、
赤ちゃんを抱きながら、部屋中にクレアの面影を探し、泣いていました。
こんな事では、悲しみが赤ちゃんに移ってしまう。 ・・・泣いちゃダメ!
・・・でも、クーちゃん。
そんな時、クレアを保護し、
私達夫婦にクレアを譲渡していただいたnonoさん
から、
お便りが届きました。
中を開けてみると、
お手紙と、nonoさん手作りの可愛いリボンでとじてある冊子でした。
クレアからのメッセージだというその冊子には、
保護当時の可愛い赤ちゃんクレアの写真と、
まるでクレアが本当にお話しているかのような、メッセージが書かれてありました。
クレアが私に伝えたかったこと、そして深いおもい・・・。
すべてがこの中に、書かれているようでした。
nonoさん、お手紙とクレアからのメッセージ・・・転載させていただきます。
nonoさんからのお手紙、クレアからのメッセージ
まるで新しい家族の誕生と引きかえの様に逝ってしまったクレアちゃん・・
そのことで、クレアママさんが今どれほど苦しみ悲しんでおられるか、
私には計り知れないものがあります。
ただ、私にはクレアちゃんの気持ちが痛いほどわかるのです。
これは、天国のクレアちゃんから託されたママへの大切なメッセージです。
どうか、クレアママさんの元へ無事に届きますように・・。
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ママ・・・
ママ、泣いているの?
ママ、突然のお別れ、本当にごめんなさい。
ママを悲しませてごめんなさい。
でもね、お別れは神様との約束だったの・・
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本当はもっと早くお別れが訪れる筈だったの。
でも、クレアが神様にお願いしたの・・
神様、どうかママが戻るまでは 私を連れてゆかないで。
もう一度だけ、クレアとママを会わせて下さい。
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もしも、今わたしが居なくなってしまったら
ママは、きっと自分を責めて苦しみます。
だから、ママが元気な赤ちゃんを産んで帰ってくるまで
もう少しだけ、クレアをここに置いて下さい。
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そして、ママはクレアのもとに帰ってきたよ。
赤ちゃんが産まれる前と変わらず、いっぱいクレアの名前を
呼んでくれたね。
ママが赤ちゃんを抱く姿って不思議だね。
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クレアは、いつも優しくて気丈なママが大好きでした。
ママ、今まで本当にありがとう。
あんなにクレアを愛してくれたのに、たくさん悲しみを
与えてしまってごめんなさい。
でも、神様がお迎えにきてくれたの。
優しく クレアの手をひいて。
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そして、クレアのことを褒めてくれたよ。
クレアはよく頑張ったねって。
ママ、クレアは寂しくなかったよ。
神様の手は、ママみたいに温かかったから。
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ママ、いつか気付いてくれたら嬉しいな。
クレアは幸せだったよ。
たくさんの愛をありがとう。
これからも、クレアはずっとママの子だよ。
ママに、クレアのたくさんの愛をあげる。
だから、元気になってね。
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