4/6(月)うねる奇跡の渦!! | 白石晃士の映画制作中日記

本日は暗黒上映会の前に、さらなる暗黒エネルギーの増殖を祈って暗黒花見儀式を開催。
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宇野祥平氏、東美伽女史、栗林忍女史、野村たかし氏、中川究矢氏、後輩福嶋が集った。
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狂気の桜が満開の代々木公園。
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右端の福嶋の話によると、昨晩俺が彼にメールした頃、福岡から東京に戻る飛行機の中であり、隣に座っていた年配の女性から「目をラクにしてあげよう」と気を送られ、その後若干、某宗教に勧誘され気味になったという。これも、『オカルト』の暗黒エネルギーの成せる奇跡であろう。こちらが求める求めざるに関わらず、異世界との接触を求める者を近くに呼んでしまう。
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思った以上に寒いので皆、しっかり防寒状態のまま。
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中川氏(左)と東女史(右)が桜の木へ登り、東女史は降りるときに樹から落ちかかり、樹の根元にいた婦人を驚かす。東女史は手に擦り傷、膝と腰にアザをこしらえる。おそらく、神様がくれたサインであろう。
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ホリケン。氏も合流。やがて
野村氏、栗林女史、宇野氏、中川氏、が離脱。かわってしまだP、那須女史が合流。すっかり暗く寒くなったが、粘って暗黒猥談など続け、暗黒エネルギーの膨張に努めた。

耐え難い寒さになってきて、ボチボチ上映時間が迫ってきたので花見儀式は解散、しまだPは自転車で走り去った。残ったホリケン。氏、福嶋、東女史、那須女史と共にユーロスペースへ移動。


その途中!俺の監督作『テケテケ』主演のAKB48大島優子女史とばったり会う!同じくAKB48の前田敦子女史も一緒。AKBファンが見たらえらいことになりそうな二人が無防備に歩いていて、大島女史が「あっ監督!」と思いきり俺を指差した。二人で『20世紀少年』を見た帰りとのこと。

奇跡の遭遇だ!!どうやら大島優子女史の存在に何かあるようだ…この神の啓示の意図を把握せねばなるまい…にわかには信じがたいが、あの新企画に彼女をオファーせよということだろうか…。断られるのがオチかもしれないが、神の啓示であれば受けてもらえるのかもしれない。とはいえ他の意味も考えてみるべきだろう。

ホリケン。氏がすかさず二人に名刺を渡していた…。


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今宵のQ-AXビルは、
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暗黒エネルギー大膨張中!!!


3階ユーロスペースへ辿り着き、

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ホリケン。氏が凄い勢いで『オカルト』ポスターにサイン。
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天へと延びるこの禍々しいサイン。
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を書いた人、ホリケン。氏。暗黒酔っ払い。まだ『オカルト』を見ていないので劇場の中へ。

隣の『バサラ人間』で連日こちらへ足を運んでいる飯島氏も今日は『オカルト』を見ていただけるとのこと。ありがとうございます。

冒頭に出演している青野女史も「まだ見てないんです」と劇場の中へ。

宇野氏が再合流。


21:05。今日は「上映後に前田弘ニ監督とトークします」とだけ告げ、すぐに劇場から退散。ロビーに来た直井氏と合流しフレッシュネスバーガーへ。俺と直井氏は名古屋での『オカルト』上映の話などする。
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東美伽氏、最近新たに分かった『オカルト』にまつわる不気味なほどの奇跡を告白。しかし内容的に残念ながら公表不可。
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宇野氏、
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やはり目はうつろ。

と、そこへ今回のトークゲスト、前田弘二監督が現れる。しかし誰と示し合わせたわけでもなく、偶然ここに来たのだという。またしてもまたしても奇跡。今日は奇跡がうねって渦を巻いている。


終映時間が近づいたので再びユーロスペースへ。上映終了。前田監督と俺が前に出てトーク。お題は「異色俳優・宇野祥平」。ちなみに「宇野祥平」は「宇宙の招聘」の意だと俺は解釈している。前田監督からは宇野氏の言葉によって自分が監督を始めたことから、現在11本を数える宇野祥平出演作品への連続出演オファーの理由など聞く。前田監督にとって宇野くんの魅力は「役にストイックに取り組み、素直で、素直だからこそコワく、そこがセクシーでもある」という点だという。また、俺にとって宇野氏キャスティングの決定打となった宇野祥平主演・前田弘二監督『鵜野』の邪悪なキャラクターの造形過程についてなど語っていただいた。

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暗黒イケメン監督・前田弘二氏。サッパリした外見とは裏腹に、作品では長回しの世界で丹念かつ執拗な演出を見せる。


上映終了後、かつてない暗黒エネルギーの渦が扉の間から飛び出して、うねり暴れまくった。やはり尋常でない今日のこの暗黒テンション。

年配の男性のかたに悪魔のサインを書いた。映画評論家のかた、漫画家さんなどからは賛辞をいただいた。

最も嬉しかったのは、駅への帰り道、『鵜野』の出演者である女優さんが終盤のシーンで非常に感動したと言ってくれたこと。最近見た映画では最も感動したそうで、「すごく純粋だなと思って感動した」という言葉を聞けたのは、今日の奇跡のひとつとしたい。否、奇跡だ!

奇跡はうねり、渦を巻いて、『オカルト』周辺を漆黒に染め上げていく。


4/7(火)は、上映終了後に松江哲明監督(『童貞。をプロデュース』)と「フェイクドキュメントの未来」について語る、奇跡の暗黒トーク儀式!


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《追記》

書き忘れた奇跡があった。この日の昼に某社へ打合せに向かっていると、その会社の社長とすれ違った。俺は会釈したが、携帯電話に向かって話していた社長は気づかぬようだった。

上映が終了して満員気味の電車に乗って帰っていると、ある駅で降りていく、酒で赤ら顔の男性が、昼間すれ違った社長である事に気づいた。朝すれ違った人と同じ時間に同じ車両で一緒になるとは…奇跡だ。この社長の会社の仕事をやり遂げよという啓示なのか。