月刊少年ジャンプ打ち切りから2年.....。
色々なところで漫画を描かせて頂いて来た。
その時感じたのは、月刊と言えどもジャンプ連載でコミックスもあると言う事実。
これは大変営業に役立った。
名刺代わりにコミックスを持って......まぁ、名刺ももちろん持って行きますが、
要するに話が早いのです。
どこの馬の骨とも解らない人間を信用して仕事を依頼する側は
コイツはちゃんと仕事をするのだろうかと言う不安がある。
それで、月刊ジャンプで連載してました、証拠のコミックスです。
と、見せる訳です。
この威力は中々のものでした。
最初は、打ち切り作家と言う事で、敬遠されるのではと思っていましたが、
厳しいジヤンプの中で連載まで持ち込むのだから、まず根性とやる気は
認めてもらえた様です。
腐らずに連載まで頑張ったご褒美だと思い、有り難くそのブランドを
使わせて頂きました。
そして、また..........。
持ち込み用のネームを描き上げました。
どこに持って行こうか思案している時、友人から電話が掛かって来ました。
エロ漫画誌を紹介してくれた友人です。
持ち込みをしようとしていると知ると、最近チャンピオンで描いたから
編集さんを紹介してやろうかと言う話になったのです。
ここでも横のつながり爆発です(笑)
渡りに船、早速会う事になりました。
秋田書店の向かいにある喫茶店でネームを観て頂ける事に。
ネームを持って持ち込みなんて、この時が初めてでした。
持ち込みと言えば当然完成原稿が当たり前ですから。
そこで、またコミックスの出番です。
ネームと一緒に渡しました。
40分から50分ほど話したでしょうか、ジャンプの時と違い、
ネームの批評を全くと言うほどしてもらえなかったのです。
で、何を話したのかと言えば、世間話(^ ^;
来週あたりにお返事しますと言われ、飯田橋を後にしました。
作品についてあまりしゃべっていないので、なんとも手応えも無く、
こりゃいいようにあしらわれて、帰されたのではないかと家路につきました。
週が明け電話が鳴りました。
帯「あっ、お世話になります」
編「この間のネームですが.............」
帯「は、はい...........ゴクッ」
編「タイトルはなんと言うんでしょうか?」
帯「はい、えーと、ミラクル・ランジェリーです」
編「ミラクル・ランジェリーですね」
編「それで〆切りなんですが、15日までにいただけますか?」
帯「へっ 〆切り? どういう事でしょうか............読み切り載せて頂けるんでしょうか」
編「いえ、連載をお願いします」
帯「えっ、え----------------------------っ!!」
編「すみません、急遽決まったもので予告カットも載せられないで}
帯「れ、連載なんですか.......?」
編「ダメですか?」
帯「いえ、ありがとう御座います、〆切り、大丈夫です、頑張ります!」
編「それじゃ、宜しくお願いします」ガチャ ツーツーツー
まるでキツネに摘まれているような1分にも満たない短い電話でした。
ネーム持ち込みから1回の直しも無く、いきなり連載スタート。
こうして「ミラクル・ランジェリー」は始まりました。
運も凄く良かった様です。
実は新連載を立て続けに5本起こしいてる最中で、その最後の1本にボクが
間に合ったのです。
タイミングが悪ければ、こんなにすんなり連載とは行かなかったでしょう。
そして、ジャンプ連載経験が無ければいきなり決まる事も........。

そんな分けで、今月11月18日に復刊される「ミラクル・ランジェリー」を
宜しくお願い致します。
宣伝落ちでした(笑)